#69:「春を探しに・・・岐阜ポタ!」(05/02/23)


去年からずっと続いていた仕事が一段落したので、息抜きに休みを取りまして。
もちろん天気の良いのを狙ってです。
そうなら自転車しに出かけなきゃ!と言う事で行って来ました「梅林公園」。
tamoさんのブログでも紹介されてますね。
「ちゃりき!」春のイベントはまずここだったのですが、人数が多いと市街地走行は
信号で分断されたりとかで、今年は変更したのですが気になってまして・・・。

その後は、長良川沿いを「墨俣」までポタしましたが、
小春日和と言うのでしょうか、暖かな一日でした。
風は吹いていましたが「フレンドリー」で、春はすぐそこ!って感じです。


まずは、木曽川町に有る公園。

ここは去年、梅の開花状況を定点観測してた公園です。
今年は「安八百梅園」に定点観測地を変更しましたので、今年は初めてです。
去年の同時期と比較するとちょっと早いのかな。


旧国道の橋から見る「笠松港公園」。

ですが、あれ?なんか感じが違うぞ!
って事で、急遽寄り道する事にしました。

何が違うか?
公園じゃなくて回りの景色なんですよ!

取りあえずは、渡らなきゃ!!


「あっ、そんな道路の真ん中に自転車止めて写真撮ってたら迷惑だし危ないでしょ!」
って、怒らないでね。実は道路の付け替え工事が完了してたのです。
いつも橋の上から、この道路の渋滞具合を見て、ルートをどうするか考えていたので、
クルマが見えなかったから変に感じたんですね。

ここの道路って、前から歩道も無くて危なかったんですが、これで快適に走れそうです。
でも、この古い道路の行方は不明です。西行き、東行きの別走行路にならなければ良いのですが。


「鮎鮓街道」の碑の前にて。

「鮎鮓街道」の名前の由来は、江戸時代に
長良川の鮎を将軍に献上する為、鮓にして
岐阜から江戸の運んだ道だからだそうです。

ここからはいつもの「笠松街道」で
岐阜を目指します。


「笠松」の集落の端に「秋葉神社」に
大銀杏の木を見つけました。

いつも通っている所なのですが、
今日までぜんぜん気が付きませんでした。
近くに、計り売りの醤油屋さんがある
ので、そっちに意識が行っていたのかも。

写真に入りきらないので、
実際に見に行ってみてください!


「境川」の川湊跡です。

かつての河川交通の遺跡です。右の写真の家は大きな構えのお宅で、
立派な蔵や川にすぐ下りれる階段などが見られます。

しかし、この「境川」の護岸工事が、すぐ南まで迫っているので、近い将来見られなくなるかも。
残念ですが、地域の方の安全の為には仕方無いですね。

興味の有る方は、早めに見に行かれた方が良いですよ!


左は「往還南地蔵」、右は岐阜と谷汲を示す道標です。

「往還南地蔵」は「細畑一里塚」から来た「往還道」と「鮎鮓街道」の合流地点にあります。
今日は岐阜を目指すので左に進路を取ります。岐阜の街まで後少し。

「往還南地蔵」を左手に進んで行くと、街並の中にひっそりと道ばたにあるのが、
この道標です。
すぐそばは駐車場になっているので、クルマにぶつけられないかと心配になります。
表示は、右が岐阜・谷汲で左が西京(京都)になってます。向こうの踏切は「名鉄本線」です。


「梅林公園」到着です。

さすがに本数、規模共に、圧倒的です。今年もここにすれば良かったかな?

しかし、毎年感じた「梅の花の香り」があまり感じないのです!
自分が鈍感になってしまったのか、時期が早いのか・・・・。

園内には庭園風の場所や、小さいですが寺院も有ります。ここも梅の花で満ちています。

この後は、「旧名鉄鏡島線」跡にそって、長良川を目指します。


「旧名鉄鏡島線」は「千手堂町」から「鏡島弘法」のある「森屋」を通り、河渡橋のたもとまで
営業されてましたが、昭和30年にバスへと転換されました。
今の「河渡橋」の取り付け道路の高架下が「西鏡島」の駅だったそうです。
廃線から年数が経っているので、ちょっと走っただけで「鉄道遺跡」を目にするのは無理でした。

写真は沿線の「金公園(こがねこうえん)」と「金神社(こがねじんじゃ)」です。


「河渡橋」です。

ここを渡って来ました。
ここからは「長良川サイクリングロード」で
南下します。ここの区間は路面状況も良く、
堤防の上なので、景色も良いのでお薦め。

今日は、風は吹いていますが、
攻撃的な感じがしません。
もうすぐ、春の到来なんですよね!


「只越城跡」を示す看板。

「JR東海道本線」のガードの所に有ります。
「長良川」とその支流の「糸貫川」が合流する、当時の軍事的要衝の地にあったそうです。
が、残念ながら、遺跡としては見れる物は無いそうです。


「前野渡船場跡」

「長良川」を渡す「渡船」の跡です。現在、岐阜市内で残っているのは「小紅の渡し」が有ります。
ここも昭和40年に「穂積大橋」ができるまでは現役でした。


ここから「長良川サイクリングロード」を離れ、田舎道を進みます。

この先しばらくは堤防の下の位置になるのですが、クルマの事故の時のガラス片やゴミが多く、
路面も雑草が生えてたりと良く無いですし、なんと言っても見晴らしが・・・。

前々から、「長良川サイクリングロード」から見えるこの道が、気になってたんですよ。


気持ち良く景色を眺めながら走って
ましたら、こんな大銀杏を発見です!
笠松の大銀杏に劣らない大きさです。

あれ?ここも「秋葉神社」だ。

太い枝の根元から、垂れ下がっている
のは「乳根」と呼ばれる、古木に見ら
れる物だそうです。

初めて見ました!

さぁ、「墨俣」目指して、進みます!!


先週も来ましたが「墨俣一夜城」。(今日は平日なので、ちょっと我がままに写真撮影)

でも史実の通りの物で無いのは、周知の事実。
ま、地域のモニュメントや象徴としては良いではないですか。
春には桜も奇麗ですし、公園として、ゆったりベンチで楽しみましょう!

川辺にはガチョウがいるんですが、近づくと襲ってくるとの情報も有ります。(ホント?)


「墨俣」から先も田舎道を行きます。

写真の場所から、サイクリングロードの
モニュメント橋まで、ずっと桜並木です。

ただし、しばらく進むと舗装が荒れて
ひどい道になってます。
サス無し、ロードの様な細いタイヤの方は
要注意!(かなりきますよっ!)
それから、「長良大橋」の信号待ちを避ける
クルマが通りますので、これも要注意!!

私はこの先で「寺町」に下りて田舎道です。


「源平墨俣川の合戦」

ここ「墨俣」は歴史上、重要な地だったのでしょうか?こんな昔にも大きな合戦があったんですね。


道沿いにも、梅の木が花をつけています。

道ばたに道標が有りました。これによれば、「左、墨俣、右、竹鼻」と有りました。
この道は「竹鼻街道」と呼んで良いのかな(^^)。

遠くに「長良川サイクリングロード」のモニュメント橋が見えてますね。


「羽島大橋」近くの「名木林神社」

境内に向かう参道がご覧の通り、
桜のトンネルです。
開花の時期に来た事がありますが、
なかなかですぞ!

この後は、「一宮〜大垣線」を
メインに帰りました。


「一宮〜大垣線」は歩道も広くて走りにくくは無いのですが、交通量が多いので、
どうしても排気ガスが気になるのと、見る物が無くて退屈なんです。
ですので、ついつい寄り道、回り道を・・・。

名鉄「竹鼻線」の「江吉良駅」です。

電車が右方向に曲がって「新羽島駅」に行きます。
この曲がっている所がポイント切り替えの場所で、今は廃線区間になってますが、
「お千代保稲荷」に行く時よく寄る「大須観音」の「大須駅」に向かってたんですよ。

右の写真は「駒塚神社」。

なんでこの神社を載せてるかと言うと、実は前々から気になってた事が有りまして。
「田中珈琲店」さんから北に走って行くと「駒塚街道」の道標が有るんですよ。
しかし、どこへ行くのか、何度も挑戦してみたのですが住宅街で解らなくなってたんです。
想像はしていたのですが、やっと、行き先を見つけられました。

なら、渡船場の跡もあるのでは・・・・と、探してみました。


やはり有りました!「駒塚渡しの跡」!!
いやぁ、スッキリです!これで長年の念願が叶いましたよ!!

昼から、ブラブラと出かけましたが、春を思わせる日でした。
もうすぐ、春が来ますね!たくさん走りに出かけましょう!楽しみですね〜。

本日の走行 約48km。


今回のパンフ、地図はありません。