#93:「長浜ミーティング+ぶらりポタ!」(05/08/27)


正式イベントの公募を中止してから、「ちゃりき!」らしさを維持して行く
新方式を考えていました。
今回、その試行と言う事で『現地ミーティング形式』にて、実施してみました。

今回の集合場所は「長浜 豊公園そば、観光船乗り場」。
その後は、元町界隈で食事、後は各自のプランでポタを楽しむと言う物です。
さて、試行第1回目、如何な具合となったでしょうか?

今回、名古屋からakahoriさん、kakoさんご夫婦、大津市からekさんが、
新たに参加されました。


朝、通勤時間帯を避けて、9時過ぎの「米原」行きに乗車します。
もっと早く出掛けても良いのですが、ゆっくり優雅に楽しむスタイルで行きます(^^)。

途中の「関ヶ原駅」のホームには、関ヶ原合戦の東西両軍の主立った武将と
その勢力を示す看板が有ります。


「醒ケ井駅」到着。主要幹線鉄道の東海道本線の駅ですが、ローカルな感じが良いです。
ドロップ化したヘリオスの輪行スタイルはこんな感じ。ちょっと、怪しい感じですか?

「醒ケ井駅」には、hideさん、tkさんが、それぞれのプランで到着されてました。
駅前で早速、ヘリオスを組上げます。その時、kanbeyaさんを発見!
この後、今回のミーティング場所まで、御一緒する事になりました。

まずは「中山道 醒ケ井宿」を見に行きます。
ここは「醒ケ井マスター」のtkさんに案内を願います。


「中山道 醒ケ井宿」の街並にある、「旧醒ケ井郵便局」です。

石造りに見えますが、木造建築です。大正9年に米国人設計者によって建てられたもので、
昭和9年に写真の外観に改修されたそうです。

内部は、基本的に創建当時の物。入場料が要りますが、中も見学できます。


宿場の街並に沿って流れる「地蔵川」。

「梅花藻」で有名な清水の川です。
その綺麗さは「ハリヨ」が生息する事からも
証明されます。

旧街道の面影を残す街並と、この川の存在。
ゆっくり散策するのに、良い雰囲気です。


「醒ケ井宿 問屋場」です。

17世紀中期〜後期の建築物で修理保存されています。内部も見学できますが、入場料が必要。


「居醒の清水」。

「醒ケ井」の語源になった「居醒の清水」。
その由来は「ヤマトタケルノミコト」の
「伊吹山大蛇退治」の神話の時代です。

湧き水と言っても「大垣」の自噴水の様なもの
でなく、岩間からこんこんと流れ出るものです。

水の綺麗さを象徴する様に「ハリヨ」が水槽に
飼って有りました。


宿場街に有った醤油屋さん。

お店のたたずまいが気に入って写真撮影。
お店の座敷では、観光客の方とお店の方が、
世間話をされてました。

もちろん、お店の中には、醤油が何種類も
並んでましたよ!
荷物が許せば、買って帰りたかったなぁ。


「西行水」です。

「醒ケ井宿」には、先程の「居醒の清水」、
「十王水」と、この「西行水」が有ります。
湧き方はここも同じで、岩間から流れ出る物。

みんなが見ているのは「水琴窟」です。

そろそろ「醒ケ井宿」を後にして、
「長浜」を目指します。


「近江町」の田園地帯から「道の駅 近江母の郷」へ。

そろそろ稲穂が、重く垂れ下がって来てました。もうすぐ稲刈りが始まりますね!

「近江 母の郷」では、熊さん、よなぐにさん、JJさん、kakoさんご夫婦、
akahoriさんと合流。自転車の話で、盛り上がってましたね!


今回のミーティング集合場所の「観光船乗り場」。

ここで、琵琶湖半周のgenさん、ピパさんと、
大津市から参加のekさんと合流。

それぞれ色んな話で盛り上がってます?

そろそろ、お腹も空いたので「長浜」の街へ。


親子丼で有名な「鳥喜多」さん。

あははっ、凄い行列ですね〜。
並んで食べる程の時間的余裕が無いので、
JJさんの情報を元に支店へ向かいます。
が、なんと「ご飯が無い!」。

仕方が無いので、もう一つの目的のお店、
「茶しん」さんへ向かいます。


「茶しん」さんの「ホワイト餃子」です。

皮がもっちりと厚く、美味しいです。そして、腹持ちも良いです。
もちろん「イタリアン焼きそば」もいただきました。

ここで、ミーティングは終了。後は、各自のプランで行動していただきます。

楽しい食事後には、ここのもう一つの名物、大判焼きの「暫く(しばらく)」もいただきます。

「暫く」には「黒あん」と「白あん」が有ります。どちらも、つぶあんでした。


私たちは「大通寺」にて、至福の時を。

「茶しん」さんでお腹もふくれたので、
「大通寺」で心地良い風を感じながら
過ごします。

ほんとここ、ボーっと過ごすのに最適。
本堂の前の畳敷きで、若干1名熟睡でしたね!

お腹も落ち着いたので「長浜浪漫ビール」へ
向かいましょう!


「長浜浪漫ビール」への途中で。

「大通寺」近くで見つけた「鯖そうめん」の店。
どうも、yamaさんが紹介されているお店
とは違うみたいです。

「鯖そうめん」、どんな味なんだろう?
一度食べてみたいですね。


ごま油やツバキ油等を量り売りしてくれる「油甚(あぶらじん)」さんです。

店内には、古い看板などもあって雰囲気グッドです。う〜ん、ここも買って帰りたかったなぁ。


「堅ボーロ」の「清水ボーロ本店」さん。

多くの観光客で賑わう黒壁スクエアとは、バス通りを挟んだ反対側の路地に有りました。
そのお店のたたずまいと店先の「陸軍御用達」の看板が、私たちの心を捉えましたね(笑)。

この「堅ボーロ」ですが、「日清戦争」の時代からある「長浜」の銘菓。
戦時中は「慰問袋」に入れて戦地に送られたそうで、日持ちがする様に硬くできているとの事。

買って帰って食べてみました・・・はい、名前の通り、ものすごく硬いです!歯が立ちません!!
表面のショウガ糖が口の中で溶けて、少し柔らかくなると、噛めます。
そして、美味い〜!これ、後を引きます。なかなか、止まらないです。


「長浜浪漫ビール」到着。

一人で来た時は、プラスチックカップで購入して店の前でいただきましたが、今回は店内で。
写真のビールは「黒壁スタウト」。濃厚な味で、ビールじゃない感じでした。

ここでは、それぞれお好みのビールを前に、ミーティングです。
自転車の話ではなく、色んな話が出て面白かったですね〜!
もちろん自転車ですので、飲む量はセーブ。ちょっと味わう程度にしてましたよ!

そうそう、ビールじゃないですが、ここで出される水、何故か美味しかったんですよ!

この後は、熊さん、JJさん、kanbeyaさんとは別行動です。


「関ヶ原」方面へ向かう途中、芙蓉の花で有名な「舎那院」へ立ち寄りました。

ここは、「長浜八幡宮」に隣合わせにあります。静かな境内に芙蓉の花が咲いてます。

私は、芙蓉の花にも感銘を受けましたが、境内にある建築物の彫刻に目が行きました。

ここだけじゃ無く「長浜」にある寺院には、必ずと言って良い程、素晴しい彫刻を見れます。
右の写真の物は、写真では解りにくいのですが、何層にも重なる様な構造です。
仕事柄、どう刃物を入れていったのか興味深々でした。


「関ヶ原」方面を目指して「石田三成」ゆかりの
「石田町」を通り「観音坂トンネル」を抜けて。

ここ地図では広い道の様でしたが、登りも急だし
歩道も無く、路肩も狭く、ちょっと怖いかも。
前回通った道の方が、走り易いかな。

トンネルを抜けた所のお寺でお祭りみたい。
早速、立ち寄る事に決定!
その前に、素晴しい「伊吹山」の景色をバックに
写真撮影です。


「観音寺」さんにて。

お祭りのスタッフの方に、どう言うお祭りなのかと尋ねたら、お寺を盛り立てて行く為だそうです。
みなさん人なつっこくて、いきなり立ち寄った余所者の我々にも、親切にしていただきました。
こう言う出会いが有るから、旅は止められないですね〜!

このお寺、参道を登って行って本堂にお参りして、パンフを見て気が付いたのですが、
「石田三成」が「豊臣秀吉」に取り立てられる事になった「お茶の逸話」の寺だそうです。
鷹狩りで立ち寄った「秀吉」に『一杯目はぬるめでたくさん、二敗目はやや熱め、・・・』と言う
逸話です。本堂の天井には龍の絵も有りましたよ!

いつも人気者のhideさんは、
ここでも人気者でした!

子供達から『変な格好!変な格好!!』を
連呼されてました。
確かにレーパンにジャージ、そしてサンダルは
『どこで泳ぐの?』と聞かれてもおかしく無い?

でも、「ウルトラ警備隊!」と答える
hideさんも素晴しいじゃないですか!(笑)


「グリーンパーク山東」到着。「三島池」と駐車場から眺める「伊吹山」です。

すっかり夕暮れ時です。どうも、遊び過ぎた様ですね〜!
でも、こう言う時間に縛られない旅が楽しいんですよね。

ここで、クルマで来ているtkさんとは、お別れです。お疲れ様でした。


時間的に「関ヶ原」諦めて「近江長岡駅」に
向かう事にしました。
輪行の良い所は、臨機応変に計画を変える事が
できる事かな。
クルマで来るとそうは行かないですよね!

写真は「住友大阪セメント引き込み線」の
廃線跡にできた歩行者/自転車専用道。


「近江長岡駅」到着!お疲れ様でした〜。

さぁ、輪行する為に、準備です。みなさん手慣れた物で、10分も掛からず準備OK。

私は「尾張一宮駅」で下車、hideさんakahoriさんは、名古屋まで。

本日の走行距離:44km。のんびり物見遊山ポタでしたね!


<新方式『現地ミーティング方式』をやってみて>

今までの集合スタート式に比べ、参加者それぞれのスキルや興味対象、予定に対応できて自由度が
高い点が確認できました。
私は自転車と言う趣味の中で、『走る』と言う事だけに主眼を置かない楽しみ方を提唱して、
今までのイベントを企画して来ました。
しかし、参加者それぞれの視点でもっと自転車を通していろんな物に触れると言う点で、
それぞれの参加者の方からいろんな情報をいただけ無いかと思っていたのです。
この点、今回のこの方式であれば、十分以上に成果があったと思います。
そして、『走る』と言う観点を重視されたい方にも、満足出来る物になったのではと思います。

今回、この方法を思いついた理由に、参加者の方がそれぞれ『ブログ』を持たれて来てますので、
初めから終りまで一緒に行動して同じ中身の記事になるより、それぞれのプランでそれぞれの記事を
書かれる方が、よる楽しめるのでは?と言うのも有ります。

今後もこのスタイルでしばらくやってみたいと思います。さぁ、みなさんの記事が楽しみですね〜!