#99:「紅葉の始まりを探して 明宝ポタ!」(05/10/16)


前日土曜日の雨空とは打って変わって良い天気。これは出掛けねばと行って来ました。
目的地は、そろそろ紅葉の声も聞こえて来たので、岐阜県北部県境の明宝温泉です。

郡上八幡のサイクリングターミナルをスタートして、せせらぎ街道を走りました。
吉田川の素晴しい渓流美と来る紅葉の組み合わせを、多いに期待させる明宝ポタでした。
まだ気の早い紅葉探しでしたが、明宝温泉の露天風呂にも大満足の一日でしたよ。


本日のスタート地点は「郡上八幡サイクリングターミナル」です。

クルマを停めて、まず管理事務所に、クルマを置かせてもらう承諾をいただきました。
私たちの他にも、1組のグループがおられました。

この前に「美濃市」でツッチーさんと待ち合せて、クルマで来週の「子宝イベント」の
ルートの下見をして来ました。


素直に国道472号線「せせらぎ街道」を
進んでも良いのですが、そこは「ちゃりき!」
「吉田川」左岸の裏道を進みます。

サイクリングターミナルから暫く走った
砂防ダムにて休憩しました。
この裏道ですが、アップダウンの繰り返し。
ですが、単調な登りが続くより良いです。


「道の駅 明宝」まで1kmの所で「せせらぎ街道」に合流しました。

「せせらぎ街道」に出てすぐの橋から、「吉田川」の流れの美しさに目を奪われました。

この橋の上で、数台のローディの方が通り過ぎて行かれました。
いつもは挨拶をしても、なかなか返してもらえないのですが、心地良く返してくださいましたよ!


「せせらぎ街道」沿いの「サルビア畑」と「コスモス畑」です。

どちらも、出荷用と言う訳では無さそう。他にも沿道に小さな花壇が作られてました。


「道の駅 明宝」到着です。

まずは「名馬 磨墨」の像の前で記念撮影。
「磨墨」宇治川の先陣争いに梶原源太景季が
乗った名馬で、ここ「気良」の産と語り伝えら
れているそうです。

「道の駅 明宝」と言えば「明宝ハム」!
写真撮影もほどほどにして、向かいます。

「ぴろたさん」御用達(?)の「ままや」さん です。

もちろん、「ぴろたさん」のH/Pで登場していた「味噌たまご」にありつきます。
ソフトクリームも有ったのですが、これは帰りのお楽しみ。

次は「めいほうミート」さんで「明宝フランクフルト」です。

これ、もっちりして、食べごたえがあって、そして美味い!
ついつい2本目をいきたくなりましたが、この後の登りに備え自嘲いたしました。
(売り子さんが、すっごい美人だったんですよ〜!写真撮れば良かったなぁ・・・。)


「道の駅 明宝」を出てしばらく行った所に
「旧明宝村総合庁舎」なる建物が有りました。

どことなく昔の学校風で、存在感有ります。
こう言う建物って、風情を感じてしまいます。
「郡上市」に合併して、新しい支所ができて、
今は使われて無いみたいです。

さぁ、少しずつ登って行きましょう!


「せせらぎ街道」からは、こんな「吉田川」と木々の素晴しい景色が楽しめます。

基本的に「ちゃりき!」では歩道の有る部分は歩道を走ります。
実は、これがミソでして、ここに載っている写真は、まず車道を走っていると気が付きません。
歩道をのんびり走って、見つける度に、覗き込んで行きます。

こちらも「吉田川」と木々の景色です。紅葉になれば、もっと美しい景色が期待出来ますよね!
ほんの少しですが、紅葉も始まっていますね。針葉樹の緑と紅葉の錦のコントラストが楽しみです。

「せせらぎ街道」沿いの木なんですが、赤い実を付けていて綺麗でした。
歩道の側溝からは、水の流れる音が聞こえて、自然の「水琴窟」の様でしたよ。


無理をせず、ゆっくりゆっくり休みながら登って行きます。

写真の場所は、ちょっと峠状になった所。もみじが1本だけ紅葉していたので、休憩です(笑)。

最大斜度7%の坂です。

だらだらと続いていて、ちょっとキツい!
ですが、休憩しながら眺める山々が気力を
補ってくれるんです。

さぁ、後少し・・・かな?


ちょっと(かなり?)ヘロヘロになりながら「明宝温泉 湯星館」到着です。

写真は 左「使用前」、右「使用後」で、温泉効果で元気になりました。
露天風呂で、秋風に吹かれながら眺める山々は最高でしたよ!
もちろん、紅葉まっただ中になれば、もっと最高でしょうね〜!!(また来るぞ!)

のんびり温泉を楽しんだ後は、登りの苦労のご褒美の、気持ち良〜い下りです。


「飛騨美濃有料道路」の料金所が見えて、その横の看板が見えたら「明宝温泉」はもうすぐ。

登って来た時は、キツくて止まる気分にならなくて撮影しませんでした(^^;。
温泉でパワーが回復したのと、ここまで下りなので、ちょっと紹介の写真撮影でした(笑)。


気持ち良〜い、下りです〜(^^)/。

漕がなくても、どんどん加速して行きます。
ここでの最高速は60km/h越え。

でも、クルマには気を付けて走ります。
基本的に、横に避けて『お先にどうぞ!』です。

かなり長〜〜い下りです。
『これだけ登ったのかぁ!!!』と
感慨ひとしおでした。


道ばたに「水飲み場」を発見!

ここ、登りも通ったはずですが、気が付きませんでした。それ程、キツかったのかなぁ(^^;。
もっと余裕を持って登れないとダメかな?湧き水は冷たく、そして、美味かったです!


真剣に登っている時は、止まって景色を眺める余裕が有りませんでしたが、
最後のキツい登りにも、こんな素晴しい場所があったんですね〜!

この写真2枚は、「せせらぎ街道」の横の「吉田川」に掛かる橋からの物です。
この後は「ちゃりき!」の流儀の『脇道」散策で進みます。
(何となく、『匂い』がするんですよね〜!)


「吉田川」右岸の細い脇道を行きます。
すると、杉林の中の小径になりました。

ほらね!『匂い』がした通りでしょ?

思わず、自転車を停めて、心地良い静けさを
楽しみましたね。

でもこの後、ちょっとビックリする事が!


突然目の前に、こんなフェンスの柵が
現れました!

えっ?引き返さないとダメ???

と、ちょっとだけ焦る二人でした(・・)。
(でも、内心、楽しかったりするんですが)

いえいえ、大丈夫!「獣害防止用牧柵」でした。ちゃんと、通れましたよ。

通った後は、速やかに柵を締めて、ちょっと休憩です。
ここまでも、イノシシや猿除けなのか、電気を通した柵が張り巡らされてました。


「せせらぎ街道」に戻り、暫く進むとコンクリートの古びたモニュメントの様な物が。

昔の吊り橋の遺構でした。対岸の相対する部分を探したのですが、見つかりませんでした。
その前には、サルビアの花壇が作られてて、なかなかの景色です。

そして、すぐ目の前を流れる「吉田川」は
こんなに凄い透明度です。

川幅3mくらいですが、対岸の石垣の下迄
流れを通して見えてしまうんですよ〜!
手を入れてみたら、冷たくて気持ち良い!!

夏に来たなら、絶対入っていると思います。


「せせらぎ街道」を下ります。

「ちゃりき!」では、歩道の有る所は
「歩道」を行くのですが、「吉田川」の
流れを見たいので、今日は車道を行きます。

クルマが来れば、追い越して行き易い様に、
横に寄って徐行し、『お先にどうぞ!』の
意思表示に、手で合図します。


「せせらぎ街道」より下を流れる「吉田川」に小さな橋が見えたので、降りてみました。

橋の下には、ここにも絶景の渓流美が有りました。橋のたもとには、昔の吊り橋の遺構も。
対岸部分は、洪水の被害か、川の中に崩落していました。
こう言う、のどかな景色を見つけるのが、自転車旅ならではですね!


「道の駅 明宝」のすぐそばの橋からです。紅葉となれば、もっと素晴しい眺めでしょうね!

ちょっと、『自転車と自然』を意識して撮ったつもりですが、ガードレールの存在が強過ぎました。


さて、帰りのお楽しみのソフトクリーム。

私はヨーグルトベースの「もも」を
いただきました。

頭の部分はすでに食べてしまってます。
実は、若女将さんと今年の紅葉の話に夢中で
ついつい食べてしまったのです(笑)。

『味は?』って?
そりゃぁ、美味しいに決まってますよ!

道の駅の敷地内の他の場所に移動して、ソフトクリームをいただきました。

柵の向こう、眼下には「吉田川の清流と山仕事のお父さんの姿・・・何故か懐かしさを感じます。

「吉田川」の清流をたくさん眺めて来ましたが、
本日初のアマゴ、イワナと御対面です。

「道の駅 明宝」では、アマゴ、イワナを
焼いて食べさせてくれる所が有って、
その前の水槽に居ましたよ!
(これを食わせてくれるのかな?)

今回は、時間の関係でパスしましたが、
食ったら美味いのだろうなぁ・・・。


「道の駅 明宝」を出て、交通量も増えて来たので、歩道を走りました。

途中、何カ所かの小さな公園(?)が有りまして、その中の一つに「湧き水」とおぼしき物が。
コケが生えていて、飲む気にはなりませんでしたが、見ていて『あれっ?』と思う事が。

何故か、クルマが通ると、勢い良く湧き出す様な・・・。
二人で諸説を考えながらしばらく見ていましたが、どうも単なる偶然だった様です(笑)。


時間は、まだ4時過ぎなんですが、「せえらぎ街道」は谷筋なので、すでに日は差していません。
なので、ちょっと肌寒くもなって来ますので、これからの時期は上着が必要ですね。
「吉田川」を堪能しつつ、出発点の「郡上八幡サイクリングターミナル」に帰着いたしました。

そして、その後はクルマで「美濃市」まで移動、「山菜 みなみ」さんにお邪魔して
御主人、女将さんと、ツッチーさんの4人で、楽しい一時を過ごさせていただきました。

温泉、そして、清流「吉田川」の渓流美、これは、紅葉まっただ中にもう一度行かねば!
「大矢田もみじ谷」イベントの前にでも、出掛けようかと思いました。

本日の走行距離:44kmでした。


今回のパンフ、地図はありません。