#109:「半田の路地裏探訪と手作りハムBBQ」(06/01/28)


昨年、「ちゃりき?ちゃりき!」の「南部出張所」(有るの?)所長のJJさんから
『地元のレアな路地裏をご案内しますよ!』と言う、魅力的なメールをいただきました。

「知多半島」は「東部方面」の方々がよく『知多一』と称して回られていますが、
今回のお話の様な、『路地裏巡り』も別の楽しみも有るかと、今回、実現となりました。

地元の方のみが知る、普通では通らない路地を走り回り、興味深い解説をしていただき、
「手作りハム/ソーセージ」のBBQと知識/食欲の両方を満たす楽しい一日でした。
この様な、楽しい一日を企画/案内くださったJJさんに、みんなで感謝しましょう!

今回の参加者の方は、
genさん、熊さん、hideさん、kakoさん、よなぐにさん、
ミツさん、ひみよしさん、yanzさんと私に、添乗員のJJさんの10名。
走るコースが、路地裏から路地裏だったので、安全性を考えて人数限定としました。
参加できなかった方、ごめんなさい。第2弾、3弾と実施予定ですので、乞うご期待!

それでは、当日の様子をご覧ください!


集合場所の「阿久比町」まで、私は「名鉄電車」で「阿久比駅」まで輪行です。
「阿久比駅」前にて、ヘリオスを組み立て、記念撮影。集合時間までは20分以上有ります。
(何故ヘリオスか?路地裏にはコイツが似合うんだなぁ・・・笑)

後は、集合場所の「阿久比ユナイテッド・シネラマ」の駐車場までは、1km弱。
ボチボチと走って行きましょう!


「阿久比ユナイテッド・シネラマ」到着。

すでにJJさんが、待っていてくださいました。

集合時間の8時半を少し過ぎた頃から、
自走参加の東部方面の面々が到着。

遅れた理由?
hideさん号、パンクです(^^)。
(これは前兆でしか無かった?)

JJさんの先導で、そろそろ出発!


県道「阿久比半田線」を南下し「高田橋」を
渡ってちょっとで、早速、裏路地へ。

ここは『ごん狐』で有名な童話作家の
「新美南吉」氏の生家です。
(復元、改築はされてますが、良い雰囲気)

当時の建物の内外をうかがわれます。
建物の中の様子は・・・。

私は、中の様子の写真を撮らなかったので、hideさんカメラです。

木製の火鉢とちゃぶ台の有る居間と、当時の自転車は、なかなかフレームがおしゃれです!。
(この自転車は、実際に当時の物で、「新美南吉」氏が使用していたかは不明です。)


裏路地を走り、「旧カブトビール工場」到着。

後で出て来る「国盛」の「中酒造」が起こした地ビール工場の跡です。
建物の北側には「太平洋戦争」当時に米軍機による、機銃掃射の跡が見られます。
きっと当時は悲惨な光景がここに有ったのでしょう・・・。
今の平和な時代に自転車を楽しめる私たちは幸せですよね。

この後走る予定の「紺屋海道(こんやかいどう。『街道』じゃ無い所に注意!)」の紹介看板も。

現存する資料が少なく、謎の多い「紺屋海道」について、丁寧に説明してありました。
織の帆を染めた染物屋が数件有った事から、この辺りを「紺屋」と名付けられたと言う言い伝えが
有るそうです。先程の「新美南吉」氏の生家へも続いており、氏も「紺屋海道」を歩いたそうです。

それでは、いよいよディープな裏路地へと、JJさんの先導で進んで行きます。


「旧 中埜家住宅」です。

明治44年に三河湾が一望出来る小高い丘の上(今は無理ですが)に建てられたそうです。
半田市唯一の「国指定重要文化財」だそうですが、今は、紅茶の喫茶店として営業していました。
今度、ゆっくり来て、お茶したいなぁ・・・(^^)。


「柿渋」の塗られた板塀の路地を進んで行くと「手焼き煎餅の米市商店」さんに到着。

細い路地なので、できるだけ道の端に寄せて、自転車は停めました。
唯一目にした「紺屋海道」の案内板。(他にも有るのかなぁ・・・?)

さて、店の中に入って行きましょう!

色々な煎餅、あられが並び、ハツラツとした女将さんが切り盛りされていました。
店の右手奥には、製造に関する機械も・・・どう言う機械かは、聞きませんでした(^^;。

事前にJJさんが、我々が大勢で訪れる事をお話をしていてくださったそうです。感謝!
みなさん、それぞれに、試食、お土産購入されてました(その場で食べてる方も!)。
地元独特の旨い「たまり」を塗って仕上げてある、美味しい煎餅は絶品ですよ〜!


「紺屋海道」界隈にある、
古い蔵を使った料理屋さん。

ここだけでなく、他にも有るそうです。
外観は、旧家のままですね。
今日は無理ですが、今度、中に入って、
食事をしながら、ゆっくり見てみたいです。

それでは、次の目的地へと、
JJさんに続きます!


「三八の市」です。

半田駅」東側の路地裏で開かれる市です。
畑の物、海の物、色んな物が売られてますが、
多くは地元の物だそうです。

昔は、もっと出店の数も多かったそうです。
また、他にも市の立つ所は有ったそうですが、
今は、少ないそうです。

ここでは、自転車を押しては無理そうなので
停めて歩く事に。

こんな感じで、自転車を停めました。もちろん、すぐ横の出店のお母さんに、聞いてです。

ついでに覗いたその出店には、この辺りで獲れた海産物が並んでました。
シジミも、この辺りでしか取れないエビ、等々、新鮮でしたよ。

「みたらし団子」に「串焼き」のお店。こんな出店も有ります〜!

歩いて行くと、美味そうな匂いが漂ってます。
「みたらし団子」は、先程の煎餅屋さん同様、地元の深みの有る「たまり」ベースのタレで
甘過ぎず、辛すぎず、団子自体もモチモチして、美味かった!
「串焼き」は「ネギマ」と「トンちゃん」を貰いましたが、こちらも美味かったです!!


「三八の市」を後に、またまた裏路地を進んで行きます。
クルマは殆ど来ません(来れないと言った方が良いかも。笑)

ほどなく、「国盛」のブランド銘の「中酒造」の工場併設の「酒の文化館」に到着。

酒造りの様子が展示説明されており、試飲もできるそうです。
非常に残念ですが、中に入って説明を聞くと時間が掛かるので、今日は外見の見学です。


「半田」で「酢」と言えば「ミツカン」が有名ですが、写真の様な「醸造元」も有ります。

こちらは「小栗家住宅」。主屋は、明治初年頃の建築と推定される、寄棟造り棧瓦葺の屋根を持つ
二階建の建物で、写真に見える道路側にはいかめしい格子で囲まれた店舗を有し、奥は広大な居宅と
なっているそうです。家の格式の高さがうかがわれます。(個人の住宅の為、内部は未公開。)


「阿久比川」に平行する形の「十ヶ川」と呼ばれる運河沿いには、多くの醸造元が有ります。
写真は両方とも「ミツカン」の物で、「黒板」の建物群が、独特の風情を感じさせます。
この界隈は「お酢」の良い香りで満ちてます!(寿司食いてぇ〜・・・。)
「ミツカン 博物館 酢の里」と「ミツカン本社」。

先程の運河近くに有ります。博物館の見学は予約制だそうです。
「ミツカン本社」の丸い塔の様な玄関を持つ方は、かつては地方銀行だったそうです。
(ここまでの見所の説明も含め、全て、JJさんが解説してくださってます。)


よりディープな「路地裏」の世界へ。

こんな道、絶対、普通に町を訪ねたのでは通る事はできません。さすが、地元のJJさんです。
右に左にと裏路地を何度も曲がる為、途中、後続が迷ったりしてました。
(やはり、この人数が限界かな・・・笑)


この辺りは、JJさんが子供の頃に
良く遊んだ所だそうです。
なるほど、で無いと、あんな道は、
普通知らないですよね、納得!

で、写真の場所は「無量寿寺」。
子供の頃、ここの境内だけは遊べなかった程の
格式高いお寺だそうです。
何故、格式高いかの理由もお聞きしましたが
ちょっと公開しずらいので、伏せておきますね。


細い迷路の様な裏路地を通って、すでに、ここは「武豊町 字 里中地区」。
味噌、たまりの醸造元が多く有る地区です。

路地角の板塀に醸造元の看板が上がってます。
黒板塀の路地を走ると、ここでは味噌の良い香りが漂って来ます。


「浦島神社」にて休憩。
ここ「武豊町」も「浦島伝説」のある
土地だそうです。

ここで、今回の「裏路地ポタ」は終了。
「半田」、「武豊」共に、味の有る路地裏でした。
今度は、片方ずつに分けて、もっとディープに
回ってみたいですね〜!

この後は、「知多半島サイクリングロード」に
「手作りハム/ソーセージのBBQ」です。


「武豊町中心部」から「知多半島
サイクリングロード」の完成部の南の
起点までは、軽い登りを西に向かいます。

普段なら、何とも無い程度の登りですが
今日は・・・向かい風が凄いっ!

「リバイブ」のよなぐにさんは、
思いっきり風を受けてキツそう!
その後ろは、風避けに潜り込むYanzさん。


「知多半島サイクリングロード」の完成部の南の起点に到着。

添乗員のJJさんから、フリーランの説明が有り、みんなで神妙に聞いてます!

「知多半島サイクリングロード」は写真の様に、「知多半島道路」の側道部分を登ったり下ったり。
その上、今日は向かい風なので、キツかった。(私的にはね。ヘリオスにして良かった!)

そんな私の後ろに「コバンザメ」の様に付いてる人も・・・私、『風避け』やってました。


フリーラン終了場所で合流して、
本日のランチに向かいます。

ここも、向かい風がキツかったです。

今日は、JJさんが先導なので、
普段撮れない、列の後ろからの写真が
撮れてちょっと嬉しい(^^)。


本日のランチは「ファーマーズ・マーケット・ブリオ」です。
ここは手作りハム、ソーセージを製造販売しており、店内には試食品がたくさん有ります。
今日は、ここで、食べ放題のBBQを楽しみます(¥2,200円/一人)。
食べ放題BBQは予約制なので、予約時間には火をおこしておいてくださいます。
まず、店員さんから、肉の種類と焼き方の説明を受けます。

やはり、料理となるとgenさんの出番!今日は「網奉行」ですね〜!!

焼けるか焼けないかの所で、ハイエナの様に取りに行きます(笑)。
食べ放題なので、何度もおかわりをして、2時間たっぷり楽しみましたよ!
食事の最後は、デザートのジェラートをいただきます。

ジェラートは「抹茶」か「イチゴ」のどちらか。
でも、素直に選ばないのが「ちゃりき!」流(?)。
他にお客さんが居ないのを良い事に『ミックスにして!』。
快く『良いですよ!』と言ってくださった店員さん、どうもすいませんでした。

食事の後で記念撮影!

みなさん、満足そうな笑顔でいっぱい!
お腹もいっぱいです(笑)。

さて、北西の風は店に入る前よりも
強くなってます。
さぁ、元気を出して帰路に着きましょう!
JJさん、先導お願いしま〜す!!


「半田インター」に向かう県道に降りた所で、用事のの有る、よなぐにさんとお別れです。
走り去るよなぐにさん、追い風を背中に受けて快走ですね〜!

反対に「半田運動公園」に向かう我々は、向かい風!しかも登り坂!!
みなさん先に行ってください。私はノンビリ登って行きますから(笑)。


ゆっくり登って行くと、「半田運動公園」入り口辺りで、みなさん何かやってます。???

hideさん本日2度目のパンク!あららぁ〜、大当たりですね・・・合掌。

修理待ちの間に、ヘリオスの試乗会をやったりして。
「夕日の逆光の中を走るヘリオス」、偶然撮れたのだけど、気に入ってます。


「半田運動公園」から坂を下り、「矢勝川」の堤防上の「知多半島サイクリングロード」を
進みます。一部、未整備の区間も有りますが、交通量も少なく、快適です。
写真の場所は、整備完了区間。まだ、真新しいアスファルトが気持ち良い!

県道「阿久比半田線」の「高田橋」の所で、本日終了。

みなさん、お疲れ様でした!今回、添乗員をしてくださったJJさん、有難うございました!!
地元民ならではの、奥の深〜い話、ディープな裏路地、今回の企画がなければ体験できませんね。
本当に、ご苦労様でした。

ここで、自走組のみなさんは「名古屋」を目指して、出発です。
輪行の私と、地元のJJさんの二人で見送りです。気を付けて帰ってね〜!

この後、JJさんと私は「スーパー銭湯」に行き、疲れを癒して解散しました。
(スーパー銭湯に向かう途中も、家康ゆかりのお寺など、ディープでしたよ!)

本日の走行距離:約39km。