#120:「樽見鉄道で行く 根尾川輪行ポタ」(06/06/05)


梅雨入り前の、好天気の休日。前日をタイガーさん念願の小径車、
KHS F18-Rの改造に費やしたので、試走を兼ねて出掛けて来ました。

今回は「樽見鉄道」に乗車して終点の「樽見」まで輪行して、「根尾川」沿いに下る、
と言う企画でした。
「樽見鉄道」も「長良川鉄道」に劣らず、絶好の自転車ルートが 有りましたよ!


今回は「墨俣町」に有る某大型ショッピングセンターからの出発です。

ドロップ化した小径車2台の輪行の旅の始まりです。兄弟車みたいでしょ?


本日「樽見鉄道」に乗車予定の「横屋駅」です。

が、時間が早過ぎたのと、飲み物補給をしていないので、携帯で最寄りのコンビニを調べて
コンビニが次の駅の近くに有る為、コンビニ→「十九条駅」へ向かう事に変更。
(auのEzナビを使用していますが、これ、使えます!自転車遊びには、もって来いですよ〜!!)

「横屋駅」から「十九条駅」方面へ伸びる線路。・・・真っ直ぐ、そして、ちょっと登ってます。


こんなローカルな川沿いの道を進みます。

緑もかなり濃くなって来てますね。
何より、走り出すと風が心地良い。
止まっている時の汗が乾いてく感じです。

ドロップ化したKHSとタイガーさん。
かなり、お気に入りになったみたいですね!


「十九条駅」に到着です。

ここも無人駅で、片面ホームに簡単な待ち合い室が有ります。

「樽見鉄道」は、どの駅にも駅周辺の名産品や名所・旧跡の案内パネルが設置されています。
これを設置しているのはNPO法人「樽見鉄道を守る会」が設置されておられます。
こう言うの良いですよね!「長良川鉄道」でも、やらないかなぁ?


輪行の準備をして,待っていると、
定刻通りに、列車が到着。

後ろ乗り,前降りのワンマンカーなので、
車両後部より、乗り込みます。

乗り込んだ際は、バスよろしく「整理券」を
忘れずに取りましょう!

車内は、思いのほか混んでました。
が、最近出来た「モレラ岐阜」と言う
大型ショッピングセンターまででした。

車内の様子です。「モレラ岐阜」より先は、こんな感じでガラガラです。

車内の造りは「長良川鉄道」の車両と、同じですね。輪行スタイルにした自転車は、
「車イス」スペースにきちんと置きます。(2匹の黒猫みたいでしょ?)

途中の上り/下りのすれ違いの駅にて。(左右とも、違う駅です。)

「樽見鉄道」の車両は、ポップなラッピングですね〜!楽しくていいんじゃないですか?
右の車両は先日沿線にオープンし、駅まで新設した「モレラ岐阜」のデザインカラーです。
この「どピンク」、新緑の緑の中でも、案外栄えるんですよね〜!

こ〜んな景色を見ながら、鉄道の旅を楽しんじゃいます。(自転車のサイトのはずですが・・・。)

「樽見鉄道」に乗って感じた印象・・・「真っ直ぐな線路が多いぞ!」です。
ずっと、線路の先が見通せるので、『線路は続くよ、どこまでも〜』って、歌いたくなりました!

乗車する事、約1時間で終点の「樽見駅」に到着です。

他の乗客が降りてから(と言っても、8人程)、運転席横の料金箱の所で支払いです。
さて、今回の手荷物料金は・・・要りませんでした。(ちょっと、明確で無いので、調べますね!)

私たちが乗車した車両にもラッピングデザインは施されていました。
この車両のデザイナーは、超有名人の「池田満寿夫」さんです!
ローカルな「樽見鉄道」に有名人のラッピングデザイン・・・シャレてますよね!

『この駅から先は、どうなってるの?』

はいはい、そう言う質問も有ろうかと、
写真にしてまいりました。

線路は、見える所で車止めが有って、
そこから先は無くなってます。

正面の山にトンネルを掘って、富山県側に…。
と言う計画が有った様な気にさせますね。


「樽見駅」の駅舎兼「観光物産センター」前にて。

「薄墨桜」の季節は終わってますので、誰も居ない駅前にて、輪行を解きます。
自転車乗りの人たちにでも、来ていただけるといいのにね!

この後、「樽見」の町を、ブラッと一周して、列車の中から見えた「蕎麦屋」に向かいます。


赤い橋を渡って、「薄墨桜」の方へ。高台から「樽見」の町を見下ろしてます。

「薄墨桜」の方へ、橋を渡って、ちょっとした坂を登って行きます。
右の写真は、見下ろしてる場所から北西の方向・・・そう、「温見峠」の有る方向ですが、
貧脚二人組は眺めるだけです(笑)。


坂を登って,下って来ると赤い釣り橋が有りました。

みなさんのサイトでもきっと紹介されていると思いますが、お約束ですので記念撮影!
橋の上から見た、川の様子は・・・エメラルドグリーンで、透明度抜群です!!


吊り橋を渡って、坂を登って国道に出てから、
あえて、川原の道を進みます。

全面のダートですが、
川の様子を眺めながら走れます。
すると、小さな滝が対岸に有るのを
見つけました!
こう言う楽しみが有るから、
脇道は楽しいんですよね。

この先で、国道に戻りますが「開運橋」で
「谷汲方面」へ向かいます。


天狗そば「樅の木」さんにて、昼食です。

「樽見鉄道」の「水鳥(みどり)駅」そば、「根尾谷 地震断層観察館」のすぐ北。
ひろたさんのサイトの記事にも紹介されてました。「樽見鉄道」の中からも見えます。

「天狗そば」をいただきました。

味は、ちょっと煮物系な感じのつゆに、
こしのある蕎麦が素朴な感じで良かったです。

付け合わせの、豆腐、こんにゃく、たけのこに
味噌を掛けてあるのも美味かった!

店内に外から吹いて来る風が気持ち良く、
ついつい長居をしてしまいました。


「樅の木」さんの前の道路より。

前方、道路の反対側に見える看板が「根尾谷断層」の場所。
近づいて、振り返る様に見ると、道路から左手奥に伸びる段差が、それです。


どうです?「根尾川」の水の綺麗さが伝わるでしょうか?
この美しさは、実際に目で見ていただかないと、写真では伝えきれないです!

古い吊り橋を見つけましたて渡ってみようと近づきましたが、こちらは「通行不能」の様で、
橋のたもとが厳重に縄で封印されていました。残念!


道が二股に分かれて右方向が「谷汲、大野方面」、左が「岐阜方面」となります。
今日のルートは右手なのですが、ちょっと寄り道・・・道を間違えただけです〜(笑)。

で、「金原ダム」です。ダムに溜まっている水も綺麗です!
堰堤の曲面も美しく感じるのは、私だけかな?

こんな魚道が、造られてました。

そのすぐ下、エメラルドグリーンの水の色は
水深がかなり深いのですが、写真の様に、
底まで見渡す事ができるのです!

この透明度の高さに、感動しきりでした。


渓谷美を楽しみながら進むと、「日当(ひなた)駅」です。

桜の季節は、素晴しいんですよ、ここ!

「日当駅」から「鍋原(なべら)駅」間は、災害通行止めなので、国道迂回します。

「鍋原駅」近辺で「根尾川」沿いに戻りますが、戻って早速こんな渓谷の景色が待っています。

また、スギ木立の中の、快適快走路も有ります。ここも、涼しかったですよ〜!


「伊野一本杉」です。

「高科駅」を過ぎた辺りで、神社の境内に
説明看板が見えたので立ち寄ってみました。

説明板に有る様に、宿り木となった木が
杉の木と一体化していました。

この木の大きさも、写真では伝え切れません。
圧倒的な迫力が有りましたよ!


「谷汲口駅」にて、小休止。

ここも、桜の木ばかりなので、季節には最高の景色が楽しめます。

奥に見える、客車は・・・。

「樽見鉄道」発足当時に、当時の国鉄から購入した車両だそうです。
保存されている車両は、国鉄当時の三等車両に塗装し直されていますが、
保存状態は、良いとは言えませんね。


「谷汲口駅」から、「根尾川」に出てみました。川幅も広くなり、流れもゆったりしています。
土手に座っていると、川風が心地良く、昼寝をしたくなりましたね。

すぐ横に、「馨香義校跡」と、「渡し船跡」の看板が有りました。「馨香義校」ってなんだろう?


「根尾川」沿いから「谷汲口駅」方面に戻る途中で、見つけたホタルの看板。

確かに、ホタルの居そうな雰囲気のある川でしたね。ホタルを見に来るのもいいな。


「谷汲口駅」から先は、「旧名鉄谷汲線跡」沿いに下って行きます。

途中、見つけた景色は、ちょっと中国の雰囲気を感じましたが、どうでしょ?(写真:左)

ドロップ化他の改造を施した「KHS F18-R」を快調に駆る、タイガーさん。
向かって左手の草ぼうぼうの所が「旧名鉄谷汲線跡」です。


「根尾川」を「薮川橋」で渡って、「本巣市」に入り、田んぼの中の道を南下していると、
「旧名鉄 揖斐線」の線路跡にぶつかりました。

そこで、素朴な疑問。東に向かう「旧名鉄 揖斐線」、南北に走る「樽見鉄道」。
この交差する所はどうなっているのか?・・・見つけました。普通に立体交差でした(笑)。

ここから先は、旧街道とおぼしき道をひたすら南下して、「穂積」の町の「シャトレーゼ」で
アイスクリーム休憩しました。(笑)

「穂積」まで来れば、出発点はすぐ近くです。


出発点へ、無事帰着です。

改造なったタイガーさんの「KHS F18-R」は
快調そのもの!
輪行の魅力を存分に味わっていただきました。

「長良川鉄道」も良いですが、「樽見鉄道」も
負けず劣らない魅力が有りました。
距離的にも、ちょうど良い感じですし。

正式イベントとして、企画しますね!

本日の走行距離:約56.3kmでした。


今回のパンフ、地図はありません。