#134:「美濃路から中山道 街道探訪ポタ」(06/10/15)


雲一つない、秋晴れの日曜日。新部品を組み込んだ、事務長3号車CCTの
セットアップを兼ねて、ポタをして来ました。
「美濃路」から「中山道」で「美濃赤坂」、「垂井」と旧街道を探訪です。
ソロで出掛けたので、行き当たりばったり的なポタを楽しみました。

朝から良い天気。CCTの新部品のセットアップに出掛けるのだが、さて、どこ行こう?

て、事で、「美濃路」をのんびり走ろうかと。(この時点では「中山道」を走る気は無い。笑)
「起宿」から「濃尾大橋」で「木曽川」を渡り、「羽島市近郊」を進みます。

写真の様に、コスモスが咲き乱れてたり、稲刈り間際の田園地帯があったり。季節は秋真っ盛り!


「羽島市足近」で「境川」の堤防上へ。

「美濃路」は、この「境川」に沿って、
「長良川」まで続きます。

写真の場所は、「美濃路」についての
説明板の有る、お墓の駐車場。


「一里塚跡」の碑があったり・・・

本来の一里塚の木は「榎」が多かったのですが、ここは銀杏の木が植わってます。
この季節ですから、路面にはギンナンの実がいっぱい落ちてます。
独特な匂いがキツいので、ちょっと厄介だったりします(笑)。


「羽島市小熊」で「長良川」に出て、少し北上すると「墨俣宿」。

「長良大橋」で「長良川」を渡って「墨俣一夜城」へ。催し物をやってました。


「東結」に有る「美濃路、鎌倉街道」の看板。

「墨俣宿」から先の「美濃路」は、
「犀川」の支流に沿って「結神社」の
近くの「揖斐川」まで続きます。

写真の場所の主要地方道からは、
クルマが侵入出来なくなってます。
が、途中の脇道からは、入れるのですが、
たまに、地元の方のクルマが来る程度。
ここの道も、快適な道です。

途中の神社前にある「歴史の道」の説明板。

この道の成り立ちとか、歴史的な内容が説明されてます。
サクラの木々は、すでに紅葉し始めてます。今年は気候的に、紅葉が期待出来そう!!


「揖斐川」に掛かるクルマの通れない橋。

「結神社」を過ぎて国道21号線に出る所に。
さて、この後、どうしよう?

「新揖斐川橋」で「大垣」か?それとも・・・
で、思い着いたのが、「中山道」を走ろう!

と言う事で、「中山道」へ向かう途中の
「揖斐川橋」。

この場所で、しばらくぼーっと、してました。


「平野井川」に沿って「曽根城公園」まで続く「大島堤サイクリングロード」にて。

コスモス、オオキンケイギクが咲き乱れてます。眺めてると、幸せな気分になるのは私だけかな?


「大島堤サイクリングロード」沿いに有る「中山道 三回り半」の碑。

ここから、「中山道」で、「赤坂宿」へ向かう事にしました。
途中、サクラ並木の有る、灌漑用の水路が有ったり・・・。


住宅地の中をくねくねと曲がった道を進みます。途中、「中山道」を示す案内板が有ったり、
一里塚跡を示す石碑が有ったりします。

「赤坂宿」の入り口に、「安藤広重」の「木曽街道六十九次」の「赤坂」が有りました!
この先すぐに、「赤坂湊跡」が有ります。

「赤坂宿」に到着です。

右の写真は「赤坂湊跡」の小公園。「杭瀬川」の水上交通でにぎわった川湊跡です。
左は、「美濃赤坂」の山手に有る石灰石鉱山の積み出し線の「西濃鉄道」の廃止された駅跡。

「赤坂宿 本陣跡」の公園(写真:左)と、「脇本陣跡」。

「脇本陣跡」の碑は、現在も営業している旅館に有りました。

「宿場」の中央に有る「赤坂宿」の明示板と「谷汲道」の分岐。常夜灯の下部が道標になってます。

そして、はす向かいにある豪邸。「本陣」を勤めた、「矢橋家」で、1区画全部が敷地!


「赤坂宿」を後に、さらに西へ。「青墓町」に有る「義経ゆかりの地」です。

「垂井町」に入って。「中山道 一里塚」の碑。この近くには「美濃国分寺跡」も有ります。

「追分橋」「相川橋」と渡って、
「垂井宿」の入り口。「東の見附」跡。

案内板を前に、さて、どこに行こうか?
今回は、下調べ無しなので、ここで決めます。

集落を見て回るのは当然として・・・
お、「垂井の泉」はまだ見た事無いぞ!

と言う事で、行きましょう!

宿場の中心部に有る「旅館 亀丸屋」。昔からの旅館で、今も「旅籠」の看板が掛かってます。

二階部分の小さな窓は、ここから攻めて来た敵の様子を見たり、攻撃したりしたそうですよ。

「南宮大社」の鳥居にて。

常夜灯のたもとに案内板と「南宮社 江(え)八町」の道標。
この鳥居は、「徳川家光」が「南宮大社」を再建した時に、建立された物だそうです。

「垂井の泉」へは、ここから南へ向かいます。

先程の鳥居から、ちょっとで「垂井の泉」到着。

県指定の天然記念物の「大ケヤキ」の下から、湧出している泉で、「垂井」の地名の起こり。
「大ケヤキ」ってどこ?って探してしまいました。
老木なので、大きな枝は切られて巨大な幹に、小さな枝を付けているだけだからです。
樹医の手により、手当された幹や枝が痛々しかったですが、生命力の強さを感じました。

「垂井の泉」は昔から歌にも詠まれたそうです。古くは「藤原隆経」、近世では「芭蕉」。

澄んだ湧き水には、まるまると太った鯉も居ました。観光客が餌をあげ過ぎなのかな?(笑)

再び、宿場に戻って。明治天皇が行幸された際の、休憩所のお寺や、昔の商家など、
旧街道の宿場の面影を残す建物が、多く見られます。
「垂井宿」西の外れの「西の見附」跡。
ここには「安藤広重」が描いた絵のエッチングが展示されてます。

今日のポタはここまでで、帰路に着きます。

「垂井宿 観光無料休憩所」にて。ちょっとトイレに行きたくなったので、立ち寄りました。

古い商家をそのまま利用してます。建物の中に入ると、落ち着く空間が有りました。
建物は古いですが、トイレは綺麗な水洗式ですので、安心して使用されると良いですよ!

奥の方には、昔の台所が有ります。昔の暮らしを想像出来ますね。

建物の外には、「垂井」近辺のサイクリングマップが張り出してあります。
「垂井」まで輪行して、一日ぶらぶら回るのも良いかも!


「垂井宿」を後に、「追分」へ。ここが「中山道」「美濃路」の分かれ目です。

「大垣」からここまでの「美濃路」は「主要地方道 一宮大垣線」とほぼ重なり、
歴史的な物は少ないです。


その少ない物の一つ。「美濃路」の「松並木」。場所は「ユニチカ」の工場の前辺りです。

街道風情を色濃く示す、松並木。「起宿」以西、ここだけが残っています。
こう言う景色、いつまでも残ると良いのですが・・・。


ハイペースで一気に走って「大垣宿」入り口。「塩田常夜灯」です。

「美濃赤坂」もですが、ここも「杭瀬川」の水上交通の要所でした。

橋の中程からの眺め。振り返ると常夜灯と趣の有る建物。
川の景色は、のんびりとした夕方の眺め。いやぁ、日が短くなりましたね〜。

「主要地方道 一宮大垣線」沿いの、古い建物。味噌、たまり(醤油)のお店。

以前から気になっていた珈琲屋さん「はるにれ」。

ひみよしさんから聞いていて、アマテラスさんからもお話を聞いていたので、
この際、寄ってみました。落ち着いた店内には、珈琲の良い香りが立ちこめて・・・。
ちょっと、隠れ家的な雰囲気のお店でした。雰囲気、味とも、二重丸でした!

この後は、一気に「主要地方道 一宮大垣線」で「尾西」まで戻って終了です。

本日の走行距離:約60kmでした。


<今回の主目的>

今回のテスト、セットアップは、
ルイガノCCTの10速化に寄るもの。

アルテの10速STIの使用感は、さすが!
9速から下方向へ1枚ギアを増やす事で、
下り坂等で足が余る感じも無くなりました。

近々、ギャラリーへも、詳細をアップ予定。