#143:北風に押されて…のはずが…「尾西〜桑名 うろつきポタ」(07/01/27)


朝から良い天気だし、有るアイテムのテストもしたいし・・・。
地図ソフトで、行く先を考えるが、急に思い立ったので、これと言って思い付かない。

『ま、南に向かって走ってみるか』と、久々にヘリオスで出かけてみました。
思惑では、北風に乗って、サクサクと南下・・・でしたが、何故か向かい風!
今年の冬は、やっぱりおかしいぞ〜!!!


いつもの尾西庁舎を出発して、裏道を進んでいると、いきなり良い香り!

「鑞梅(ロウバイ)」が満開でした!近くで見ると、本当に「ロウ細工」の様ですね。


「日光川」沿いの道を進むと・・・川には多くの鳥が、日向ボッコ。

だいたい鴨と言う鳥は、夫婦1対で居るのが多いですが・・・こいつらは、まだ独身なのか?(笑)
サギの一種でしょう・・・こいつは、体もデカイが態度もデカイ(気がする)。(笑)


「銀杏」で有名な「祖父江」界隈は、「植木」の産地でも有ります。

路地をちょっと入ると「サザンカ」の植木を育てている所が多く有ります。
で、ちょっと、写真撮影と・・・だいぶ、散ってはいますが、中には、元気なのも。


「カワセミ」に会えないかなと、
「○○池」に寄ったり、川沿いを流したり・・・。
でも、今日はダメでした。

時刻が遅かったのでしょう。もうお昼だから。
と、言う訳で、お腹も空いたので、
「風流焼」のお店に。

ここ、3個¥100円から買えます。
ですから、ちょっと、おやつにも良いでしょ?

店の前の椅子で食べられるのですが、
混雑していたので、「祖父江 善光寺」へ。


「祖父江 善光寺」に到着。・・・と言っても、「風流焼」の店からは、すぐですが。

現在、「祖父江 善光寺」は屋根の葺き替え工事中。台風の被害で酷い姿になってましたが、
平成20年春完成予定で工事が進んでいます。

境内の石に腰を下ろして、「風流焼」をいただきます。

ところで、「風流焼」とは?
「たこ焼き」はタコですが、こいつは「ゲソ」。そ、イカの足が入ってます。
味付けは醤油味が付いていて、香ばしく、う・ま・い。


お腹も満足したので、出発。

「祖父江 善光寺」から西へ。
少し路地を進むと、南に向かう「旧街道」と
おぼしき路地を発見。

で、進んで行くと、こんな立派な蔵。
写真には写って無いですが、屋敷の門も立派です。

そして、さらに南へ。


「旧 八開村」まで来ました。道沿いに小高い敷地の神社、発見。

「輪中」に良く有る「洪水対策」なのかと思うでしょ?
いえいえ、これは尾張藩が造らせた「御囲堤跡」なんです。
なんと、この築堤、「犬山」から「弥富」まで48キロもあったそうです!!!
ここから、南に向かって走る際も、残存している物を眺めたり、その上を走ったりでしたよ。


「旧 街道」っぽい道が、「国道155号線」に出た所で、こんなお店(工場)を発見。

「堀田新五郎商店」さん。・・・太鼓屋さんです。右の拡大写真の部分が、工場の様ですね。
手前の丸屋根の店舗を外から覗いたら、いろんな太鼓が有りました。(怪しいヤツだったかも)


「国道150号線」をしばらく進みましたが、あまり面白みが無いので、脇道へ。

「多度」イベントで以前使った事のある「馬飼大橋」のたもとから、ずっと流れている
「海部幹線水路」沿いに下って行きました。
この道は、水路管理用の道路なので、一般のクルマは通ってはダメみたいで、
クルマは、たまに通る程度なので快適に走れます。(本当は、自転車もダメなのかな?)

写真の場所は、「水資源機構」の「弥富管理所」。ここで、多く水を取り入れている様で、
ここから先は、水深がぐっと下がっていました。


「海部幹線水路」沿いに「東名阪」「JR」「近鉄」のガードをくぐり、「国道1号線」。

おかしい!絶対に、おかしい!!・・・何故か、ずっと向かい風!!!
この時期の「濃尾平野」では「北西」の「伊吹下ろし」」が吹き荒れる(ちょっと大げさ)はず。
これじゃ、思惑と違う・・・ま、風の質が暴力的じゃない分、我慢できるけど。

「尾張大橋」で「木曽川」を渡って行きます。


「木曽川」を渡って「桑名市」に。

小さな水路ですが「親水公園」になってたり。
ちょっと、水の色が気になりましたが、
夏の夕方に、散歩なんて良いですよね。

「国道1号線」を走ってる・・・と言う事は、
「東海道」を走ってるんですよね!

では、「桑名宿」まで行ってみようかと。
(目的地が、実は決まって無かったのだ・・・。)


大人しく「伊勢大橋」を渡るのも面白く無いので「長良川河口堰」へ。

昨年のポタで、天候不順でゆっくり楽しめなかったので、今日はゆっくりします。
「河口堰」の上の道は走れるので、ここで記念撮影!

堰の上からの眺め。見えてる橋は「伊勢大橋」。川の景色じゃないみたいでしょ?

「堰」を渡りきった「中堤防」に有る、親水公園。
ここから「中堤防」の道へ抜けて、「伊勢大橋」に入ります。


「桑名」に行くのは、目的が有ります。「七里の渡し跡」を見たいのです。
と言う事で、「伊勢大橋」を渡った所で、携帯でルート確認。

ルートに沿って行くと・・・こんな豪邸に遭遇です!

ここは、初代「諸戸清六」氏の本宅。
米の商いと廻船業で商才を発揮し、一方で田畑、山林を購入、経営した、日本一の山林王だそうな。

ちょっと離れて撮ってみました。川の部分は「桑名城」の堀でした。

レンガ造りの蔵のたたずまいが良いので、壁紙用にも撮影です。


「桑名」の目的の「七里の渡し跡」です。

残念な事に、工事中だったので、
「伊勢一の鳥居」方向の写真が有りません。

かつては「揖斐川」に面していましたが、
「伊勢湾台風」以後、防災の為の堤防で
隔離されてしまいました。

向こうに見えるのは「蟠龍櫓」。
「桑名城」の隅櫓の一つで「安藤広重」の
「東海道五十三次」にも描かれてます。

「蟠龍櫓」は最近復元されたもの。名前の由来の「蟠龍瓦」も「揖斐川」に面した屋根に乗ってます。

現在、史跡環境へ配慮した堤防工事が進められており、その一環で復元されたそうです。
建家の中も見学する事ができ、「蟠龍瓦」も展示されています。

「長良川河口堰」を望んで。

目的を達成したので、帰路を考えます。
輪行準備をして来てるので、帰りは電車。

「近鉄養老線」で帰る事にして、
「桑名城跡」の公園を訪ねてみます。


今回テストしたかったアイテムは、これ!

「ドイター」社のデイパック「スパイダー」です。
実はこれ、今年から始めようと思っている「歩き旅」様に購入した物で、自転車用じゃ無いのです。
「アサヒ」で手に入る「2室」になる物は、一番軽くても1kg以上ですが、これは600g程度。

自転車で使ってみると、カーブした背負いベルトと、背中部分の蒸れ防止パッドで快適でした。
(もっとも、夏場とかは汗をかくでしょうが・・・。)

ずっと「アサヒ」で購入した「Premier」社のヒップバッグ「ランナバウト」を愛用していますが、
時々は、こいつも導入するかもね。


「九華公園」(桑名城跡)。

「徳川家康」の四天王の「本多忠勝」が初代桑名藩城主として本格的な城郭を造ったそうです。

上の写真の古地図と照らし合わせてみても、堀を利用した公園だと解ります。
朝晩に散歩すると、気持ち良さそうですね〜。

おっと、ゆっくりし過ぎました!!夕方の気配がどんどん、広がって行きます。
さ、「近鉄養老線 播磨駅」へ向かいましょう。


「近鉄養老線 播磨駅」にて。

「養老線」のサイクルトレインとして乗車出来る、最南端の駅です。
この次の「桑名駅」では、自転車そのままでは乗る事が出来ないのです。

待つ事、数分。無事乗車して、「大垣駅」へ。
「美濃津屋駅」まで乗車して、その後、自走のつもりでしたが、すでに16時。
夜間走行準備もしていましたが、今日は「大垣駅」でJRに乗り換えて「尾張一宮駅」まで
贅沢電車旅としました。

本日の走行距離:約46.5kmでした。