#145:「中山道 美濃太田宿 町並み探訪ポタ!」(07/02/17)


イベントカレンダーでは「美濃加茂」から「八百津」へ町並み探訪でしたが、
天候不順の為、現地で急遽、予定変更いたしました。

「日本昭和村」を起点に近場を天候の許す限り楽しもうと言う趣旨で、
「中山道 美濃太田宿(美濃加茂)」の宿場の町並みや、歴史的な遺構、
そして「ひろたさん」のお薦めの「大衆食堂」の味と、存分に楽しんで来ました。

今回の参加者の方は、hideさん、ツッチーさん、よなぐにさん、
genさん、ミツさん、kakoさん、かねぼんさん、ひろたさん、私の9名でした。


集合場所の「道の駅 日本昭和村」にて・・・この時は、まだ日も差していたのですが・・・。

集合時間に向けて、だんだんと集まって来られます。
出発時間を待つ間、色んな話や、自転車の試乗は始まります。

出発時刻となりました・・・すでに日が差していません。

携帯で天気の状況を判断した結果、本日の「八百津」行きは諦める事に。
目的地は「中山道 美濃太田宿」。不意な降雨にも対処出来る様に、
ここ「日本昭和村」を起点に楽しむ事となりました。


途中、コンビにに寄って、飲み物補給。

こう言う寒い時期でも、飲み物はしっかり
補給せねば、です。

待ってる間は、自転車の話題。
それぞれ他人の自転車が気になったり。


細い路地を狙って、「美濃太田宿」へ。

ここを抜けると「中山道」へと言う路地。
黒板塀のお蔵は「御代桜酒造」さん。

雰囲気が気に入っている場所なので、
まずは、ここへ来ました。


「御代桜酒造」さん、にて。

江戸時代は、お茶と酒の販売、明治になってから、旧本陣家から「酒造権」を譲り受けての操業。
ここの前の道が「中山道」。そして、お店のすぐ西側に「脇本陣跡」と「本陣跡」が有ります。

数々の日本酒、焼酎、葡萄酒の説明をしていただきました。

ツッチーさんが持っているのは、『4.5L』瓶!!!右手の一升瓶に比べて、大きいです!

今回、私が手に入れたのは「米焼酎」の『美濃屋 松五郎』の43度。
左の写真の、一番左の物。晩酌でいただきましたが、味わい深かったです!

右の写真は、お酒造りの過程で出来る酒粕を使った「奈良漬け」。
この辺りの「木曽川」の通称を取って『御代桜 ライン漬け』だそうです。


「旧太田宿 脇本陣」にて。

「中山道」に面して、建物が残っています。ここで、昔の旅人姿の一行と遭遇いたしました。

何でも「愛 地球博」の際に、「中山道」を「東京」まで歩いて行かれた一行だそうで、
その際の記念の品の贈呈の為に、今日は来られたそうです。

右の写真は、昔と今の旅人、記念撮影。題して『genさん、江戸時代にタイムスリップ』?(笑)


「太田宿 中山道会館」にて。去年の4月に出来たそうです。

入り口に設置してある「太田宿」の家並み地図を眺めながら、当時と現在を比べてみたり。

道路から見ると、こんな感じです。広い駐車場も整備されていて、「太田宿」散策にも良いですね。

右の写真は、一昨年の3月に来た時のもの。広場の中心に有る「榎」に見覚えが有ったんです。
「宿り木」が無いのは(無い訳じゃ無いのですが・・・)、広場をアスファルトで固めたので、
樹勢が弱らなくする為だそうです。

建物の中には、当時の「太田宿」の町並みを再現してあったり(正面の門は、本陣の本物の門)、
「太田宿」にゆかりの諸々が展示されてたり・・・。

なかなか、凝った空間演出だと思いますが・・・一度、訪れて確かめてください!

「中山道」の宿場に関する展示も。・・・旅心をそそられます〜!
当時からの井戸も残されてます。(上に乗せた一昨年の写真にも、木の左側に写ってます。)

「中山道会館」の職員の方が、井戸の説明をしてくださいました。
深さが足らないのでしょう、飲用には使えないそうです。(ちょっと、残念だなぁ・・・)


再び、「中山道」に沿って、西に向かいます。

「中山道」の路地に、こんな看板。・・・こちらのお店の物でした。
店の前の古い「郵便ポスト」といい、いい感じの店でしょ?


宿場の西の外れ近くに、現代の道標(?)かな。・・・そして、現代の旅人達。

宿場を抜けて「木曽川」の堤防上の散策路を、今度は東へ。

「日本ライン」と名付けられた様に、風光明媚な景色・・・なんですが、今日の天候では・・・。

でも、参加された方々は、元気!カメラを向けると、みなさん、良い反応が返って来ますね!

先ほどの「中山道会館」の裏手を通って・・・「宿り木」の付いた木が見られます。
気にして、まわりを見回すと、対岸も含め「宿り木」の木、多いですね。

ずっと進むと、「マス釣り場」があったり・・・。


堤防上を進み、「太田橋」まで来ると、「化石林公園」が有りますので、寄り道。

ここは「中山道」の3大難所の一つ、「太田の渡し」の有った所でも有るんです。

*「中山道 3大難所」とは?・・・・「木曽のかけはし」「碓氷峠」と、ここ。

昭和2年(1927年)に太田橋が完成する頃までは、現役だったそうです。
今は、石畳だけが残ってます。・・・『対岸はどの辺りかなぁ・・・』と歴史好きな二人(?)。

と、メンバーの自転車にイタズラしようとする(もちろんジョークですが)面々。

と、壁紙用に写真撮影に没頭する一人。

左の写真のポコポコした岩が「化石林」。渇水時は、もっとたくさん見られるそうですよ。

さて、時間も良いので、昼ご飯に向かいます。


再び「美濃太田宿」に戻り、街道を進んで・・・。今日の昼ご飯は、ここ「大衆食堂 円」。

先日、「ひろたさん」が散策中に見つけられた所です。
自転車は、向かいの駐車場の隅に、まとめて停めて・・・。

店内の様子は、こんな感じ。お昼時だし、地元の人気店なのでしょう、混み合ってます。
ですので、2グループに分けて入ります。

右の写真は、前半グループのhideさん。『高速食い』じゃなくて、ちょっとブレました。
味は・・・・写真にカーソルを当ててみてください!

私は「コロッケ定食」を注文。出来上がる迄、おでんをいただきます。

おでんは・・・この大根の厚さ!!!中まで、ほっこり煮えており、味も滲みて美味です。
出汁も薄口で、私好みで、全部飲み干してしまいました。

「コロッケ定食」の方は、揚げたてのコロッケは、ジャガイモと肉が良いバランス。
お味噌汁は、良く煮込まれていて、大根、里芋、豆腐と、これだけでおかずになります。

で、これだけで¥500円ちょっと!・・・お腹いっぱいになったし、満足、満足!!
うん、また、ここ、来ましょうね。・・・紹介いただいた「ひろたさん」ありがとうございました。


天候的に、もう少し走れそう。
「富加」の町並みに行けるかな?

と言う事で,再び「中山道」を西へ。
「街道」沿いには、古い家も残ってます。

ここは、野菜の無料販売所があったり。

無料休憩所の「旧小松屋 吉田家住宅」

中も無料開放されてます。きれいなトイレもありますよ。(トイレ休憩したんです。)


「美濃太田」から「富加」に向かうには。

普通に大きな道を行っても良いのですが、
ちょっと、余興でこんな道へ。

未舗装の坂を登って、あぜ道の様な所を抜け。

ふふふ、「ちゃりき!」のイベントは
『とんでも無い所』も行くんです。


古くからの路地を狙って「蜂谷川」まで来た所で『雨雲アラーム』!

『雨雲アラーム』とは、携帯の天気予報サイトに登録しておくと、雨雲が近づくとメールで
知らせてくれるサービス。・・・使えるんだな、これ。

と言う事で、大人しく「日本昭和村」に戻る事にしまして、「蜂谷川」沿いの道を戻ります。
(本当は、この道は他のイベントで使う予定でしたが・・・初公開です!)


「日本昭和村」に戻り、クルマに自転車を積み込み始めると、雨が降り始めて・・・。

うん、今回も、予想通りになりました。・・・携帯のお天気サービス、偉い!

ここで、解散とし、有志の方々で「日本昭和村」併設の「昭和銭湯 里山の湯」で、
ゆっくり時間を楽しんで、帰路に着きました。

天候に恵まれず、近場の散策となりましたが、こう言うのも自転車の楽しみ方の一つ。
自分の足で散策するよりも、距離が延ばせるのが良いですよ!

本日の走行距離:約22.5kmでした。