#157:「どこまでも、西へ!…梅雨の晴れ間の単独行」(07/06/16)


梅雨入りしたってのに、いきなりの晴天の休日。こんな日に、出掛けないのは、勿体ない。
さて、どこに行こうか?・・・。

よし、西に向かって、どこまで行けるか・・・。
もし、帰れそうになくても、どっかに泊まれば良いし、輪行って手も有る。

と言う事で、出掛けて来ました 笑。


いつもの様に、尾西庁舎を出発して・・・羽島市内を抜けて

距離を稼ごうと、いつもの裏道では無く、しばらく「一宮/大垣線」を走ったが・・・。
クルマの排気ガスで、気分が悪い・・・で、裏道へ逃げて 笑。

今回の相棒は、ルイガノCCT改。35Cの太いタイヤに長いチェーンステーでポタには最高。


「美濃路」を使って「大垣」の外れ・・・塩田常夜灯

梅雨の晴れ間、天気は快晴だけど、カラッとしてて、気持ち良いです。
「杭瀬川」の流れを眺めて、小休止。


「垂井」到着・・・「相川」の河原にて

距離を稼ぐ走り方してます。・・・でも、気持ちの良い場所を見つけては、小休止。笑
北西の風が結構吹いてますが、今日は心地良さの方が、強いですね。


「国道21号線」から、「垂井」の集落に入って・・・。

「JR垂井駅」、情緒有る古い駅舎を予想してましたが、近代的な駅でした。(写真:左)
集落の中心部「枡形」の場所に、古くからの旅籠の亀屋さんが、有ります。(写真:右)

「垂井宿」の西の外れの「西の見付」

宿場の様相を楽しんで、「垂井宿」とは、お別れします。

と、思ったのですが、案内板に誘われて・・・「八尺堂地蔵」

由緒有る「お地蔵様」だそうで・・・ちょっと寄り道して来ました。
はたして、こんなペースで、どこまで行けるのだろう? 笑

これで、本当に「垂井宿」とお別れです!


「垂井宿」を出て少しに有る「垂井一里塚」跡。

今は、松の木ですが、ひときわ大きな切り株も
残ってます・・・榎だったのかな?

さてさて、先を急ぎましょう!


天気は良いですが・・・やはり梅雨時

道の傍らには、紫陽花が咲いてます。
色んな色が有って、見てて楽しめますね!

この先、「国道21号線」を走ります。
裏道・・・無いかな? 笑


「関ヶ原」到着で・・・裏道、見つけた!

やっぱり、ノンビリ行ける裏道が良いです。そして、裏道には新たな発見が有る。
高い煙突を見つけて・・・「関ヶ原たまり(醤油)」の「関ヶ原醸造株式会社」さん、でした。

「関ヶ原町役場」に寄り道です。・・・トイレを借りたかったのと、案内板も見たくてね!

「関ヶ原宿」の外れ・・・「不破の関」跡

すぐそばに「不破の関資料館」も有ります。公園になっていて、トイレも有りますよ!
右の写真は「中山道」と「大谷吉継」の墓への道標。写真の東屋で、しばしの小休止。


先ほどの道標を左に取って、坂を下ったとこにある「藤古川」

古く「壬申の乱」の古戦場だそうです。
今は・・・ホタル祭りが開かれている様にホタルの名所でもありました。

この後、「国道21号線」に出るとこの坂が・・・キツいです。 笑


「国道21号線」を渡って「JR東海道線」の「山中踏切」

長〜い坂を登って、踏切手前の木陰にて、小休止。空気がカラッとしてるのが、唯一の救いかな。

踏切を渡り、坂道を上がって行くと「今須峠」

「中山道」の「今須宿」へ向かう峠。(でも、そんなにキツい坂では無いですよ)
往時は茶店が有ってなんて有りますが、今は寂しいとこです。笑


「今須の一里塚跡」

この先「今須宿」ですが、この集落は往時の
様相を示す様な遺跡は有りません。
ですので、サラッと通過です。

宿場の西の外れが「車返しの坂」
説明は・・・案内板を参照ください。笑


「美濃近江両国境 寝物語」

写真の「溝」が美濃、近江の国境。
現在も岐阜県と滋賀県の県境です。

往時は、ここにも宿があって、壁越しに
他国の話を聞けたと言う事です。

碑の場所から、緩やかな登りで集落を
街道は通過して行きます。


緩やかな坂を登って下ると・・・「柏原宿」入り口です。

集落を抜けると「楓(かえで)並木」です。
松並木は良く聞きますが、ここは「楓」。なかなか風情が有って良いもんです。(写真:左)

再び「JR東海道線」の踏切を渡って・・・こんな碑がお出迎え「柏原宿」です。(写真:右)

「柏原宿」は、割と往時の雰囲気を残している街かな・・・。

各戸に往時の職業を書いた看板が下がっていたりします。
写真左の案内板には、この場所の左右に「本陣」「脇本陣」が有ったそうです。

古い建物も一部残ってます。写真は「柏原銀行跡」。説明は案内板を。笑

「柏原宿」を抜けて「醒ケ井宿」の途中

綺麗な流れと、こんもりした小山。
まさに「里山」と言った風景でした。

木曽の「中山道」もこんな感じでしたが、
こっちも負けてませんね。

さぁ・・・「国道21号線」を渡って、
しばし、裏道を走ると「醒ケ井宿」だ。


「醒ケ井宿」到着。

「日本武尊」の銅像のある「居醒の清水」・・・「醒ケ井」の語源ともなった場所だったと思う。笑
ここから「梅花藻」でも有名な「地蔵川」が始まります。

しかし、木陰が気持ち良いです。吹き渡って行く風に、ぼーっとしてしまいます。

そうそう「梅花藻」ですが・・・。
成長しつつ有りますって感じで、小さな白い物がたくさん付いてましたよ。
きっとツボミだったのかな。梅雨明けくらいから、見頃ですね。


「久禮(くれ)の一里塚跡」です。

「米原ジャンクション」のガードをくぐった所に有りました(往時の場所は、もう少し東)。

「醒ケ井宿」を抜けると、「旧中山道」は国道を渡って、街道の雰囲気の曲りの有る道を通り、
再び渡って、ここへ来るのですが、今回は、高速沿いの狭い裏道をショートカットして来ました。


「中山道 番場宿」の碑

「久禮の一里塚跡」から、道なりに進むと、
街道の雰囲気の道の「番場宿」です。

緩やかなダラダラ坂を上がって行くと、
高速沿いの道に・・・。

あれ?道が違うか?・・・
と迷いましたが、この碑が有りました。

「摺針峠」へ向かう道にて。

まだ「摺針峠」のアプローチでは有りません。きっと往時は、曲っていた道なんでしょうが、
今は、高速道路沿いの道なので、ストレートに近い登りです。

当然、貧脚の私は・・・押しました!
途中、こんな祠と水飲み場が有ったのですが、水が無い!!!
飲めるとは思えませんが、顔くらい洗えたら嬉しかったな・・・笑。


高速道路沿いを登って下って。

「摺針峠」への分岐です。
写真奥に向かうと「鳥居本宿」と有りましたが
今日は「摺針峠」へ向かいます。

こちらからの「摺針峠」への登りは
そんなにキツく無かったです。
(ここまで、登って来てるからなんですが)

往時の「摺針峠」からは「琵琶湖」の
眺望が楽しめたそうですが・・・。

峠からの下りを一気に駆け下りて・・・「摺針峠 望湖堂」の碑。

写真に見える坂を気持ち良く下りて来ました。
「望湖堂」と言うのは、峠の頂上に「琵琶湖」を望む、お堂が有ったそうです。(近年焼失とか)


「おいでやす彦根」のモニュメント

近江商人、虚無僧と・・・誰だろう? 笑

さて、この先も「旧中山道」をトレースして
行こうかと思ってますが・・・どこまで行こう。

何にも考えて無いのでした。笑
(ずっと以前に、「大津」までの
ルーティングはしてますが・・・)


「鳥居本宿」の「赤玉神教丸」の「有川薬局」さん。

宿場の枡形に有ります。現在も薬局としての営業をされている様で、普通の薬も置いてました。

「鳥居本」の集落にあった道標

右、彦根道となってます。

ここから「彦根」も良いなぁ・・・。
と思いながらも、もう少し先も見てみたい。

優柔不断なまま、
しばらく「中山道」を走ってみます。
(たまには、良いでしょ?こんなんも 笑)


「小野の小町」縁の地蔵様のお堂が有ったり・・・

しばらく進んで、「芹川」のたもとのコンビニで休憩。
ふと眺めていて思い出した・・・「芹川」沿いの「ケヤキ並木」が良いんだよな・・・。

と言う、事で、「芹川」沿いを「琵琶湖」に向かい、帰路に着くかと。


「芹川」沿いを下る途中、「近江鉄道」の「彦根口駅」に寄り道。

立ち寄った理由は・・・「サイクルトレイン」やってたな、と視察に。
ふむふむ、ほとんどの区間で使える訳で・・・今度、使ってみたいです。

可愛い列車の姿を、写真に納めたかったのですが、時間が合わなかったのが残念。


「芹川 けやき道」

右岸は車の道で、そっちにもケヤキの古木の並木が有って、左岸側は遊歩道になってます。
木陰が気持ち良いんですよ・・・すぐ右には「芹川」を眺めながら、ゆっくり楽しみます。

そう言えば・・・皆さん何かを釣ってまして。聞いてみたら「小鮎」だそうです。
タモ網ですくってる家族連れも居ました・・・そんなに簡単に捕れてしまうのか!

川遊びの人達を眺めながら・・・

もうすぐで、「琵琶湖」です。
周遊道路の橋が見えて来ましたね。

さぁ、周遊道路を少し走ってみましょうか。


「琵琶湖周遊道路」にて。   風、ちょっと強いですが、心地良いです。
「松原水泳場」です。

ウインドやってる人達を眺めながら、風に吹かれて・・・ボーッとする事30分程。
気持ちは帰りたく無いなぁ・・・です。笑

そうは言っても、泊まるのも・・・。そうなると、輪行か、自走かです。
まぁ、帰れない感じでも無いので、自走で帰路に着きました。


「国道8号線」から「21号線」と思ってましたが、排気ガスにまみれるのも・・・

で、「摺針峠」で戻る事に。・・・当然(?)押して上がります。
そこから先は、来たのと同じルート。ですので、写真撮影は最小限。
御陰で、行きの半分近い時間で戻れました。 笑

普段、どうしても探検しながらなので、距離を稼げませんが、たまには、こう言うのも良いかな。

本日の走行距離:約124kmでした。


今回のパンフ、地図は有りません。