#176:「大垣とか・・・美濃路散策ポタ!」(08/02/16)


冬の最後のあがきか、雪のちらつく日が続いてますね。
でも、春は確実に近くなって来ていますし、第一、こんな季節でも自転車したい!

と言う訳で、
「大垣」の「酒井亭」さんへ、暖か〜い「ニシン蕎麦」を食べに、出掛けて来ました。
もちろん、それだけじゃなくて「安八百梅園」とか「美濃路」とかも、ね。
今回は、年末に新しいバイクになった、とっつぁん_さんに御付合いいただきました。


「濃尾大橋」の上から・・・。

集合場所の「尾西庁舎」を出発して、「木曽川」に掛かる「濃尾大橋」の上です。
当日、「濃尾平野」を取り巻く山々は、うっすら雪化粧・・・吹き下ろす風は冷たくて!

そんな日でも、自転車!この季節には、この季節の楽しみが有るんです・・・寒いけどね。(笑)


「竹鼻」のだんご屋さんにて。

通り道だし、最近、顔を出して無いので、ちょっと寄り道。
『もう、10時半回ってるから、無いだろうなぁ・・・』と思ってましたが・・・『おっ!』
で、す、が・・・やっぱり、予約分だそうで、匂いだけの味わいでした。残念!(笑)


「安八百梅園」です。

もうすぐ「梅愛で」の時期だし、ここへも寄り道。開花状況は、3分と言った所でしょうか。
うん、うん、確実に「春」は近づきつつ有る様ですよ〜!

薄いピンクの、こんなの達や・・・
ちょいと御目出度く、紅白なんて・・・ね。(笑)
一番のシーズンになれば、観梅の客で混雑して、こんな写真は無理ですが。
まだまだ、シーズン・インなので、特別に撮影しました。
地元のお母さん達による、恒例のバザー(出店)です。

まだまだ、シーズン・インですので、出てるとは知らなかった・・・。
気が付いたのが、出発間際。ぜんざい、食べたかったなぁ。

うどん、おでん等の方は、例年と違って「スーパー・ハウス」と、テントからバージョンアップ!
(でも、食べる所は、テントのまんま・・・なんですけどね。(笑)


本日のメイン「大垣」の「酒井亭」さん!・・・久しぶりに来ました。

時刻は、12時半を回ろうかと。混雑を心配しましたが、ちょうど空き始めの時間でラッキー!
自転車は、南側のお店の駐車場の片隅へ、停めて。

お目当ての「ニシン蕎麦」。

今日も「セット」にしました。
暖かい蕎麦が、寒い中を走って来た身には、
最高の贅沢に思えます!

京風の薄味ですが、出汁が効いていて、
何とも美味いんだな・・・。

美味い「ニシン蕎麦」にもですが、
久しぶりに、女将さんの京言葉も聞けて満足!


「大垣市街地」の「八幡神社」の自噴水。

お腹を満たして「酒井亭」を出ると・・・あらら、雪がチラついて。
ここから先の遠出(「垂井」なんか)も考えていたけど、今日は止めておいた方が良いなと。

とっつぁん_さんに「大垣」の自噴水の話をして、御存じ無いとの事なので、ご案内。
「加賀野八幡宮」の自噴水は、汲みに来る方で殺気だってますが、どうも、ここもその流れ。
ですが、まだ、人情は有るみたいで、ホッとしました。仲良く、使いたいですものね!


「大垣城」です。

「関ヶ原の合戦」の際は、西軍の石田三成が、本拠地にした城です。
明治になっても壊される事を免れたのですが、戦災で焼失。今の天守は昭和になって再建された物。

馬に乗った銅像は、「関ヶ原」以降、明治まで城主であった「戸田」氏の初代城主「氏鉄」。

東側に回って、大手門。そして、天守閣。

この時期、木々が落葉しているので、天守閣の写真が撮り易いです。


「大垣」名物「味噌せんべい」の「田中屋せんべい総本家」さん、です。

お土産にと、立寄りました。もちろん、焼き職人のお父さんにも会いたくて。
ですが、本日は、お休みだそうで・・・また来なくちゃ!

お店の場所は「大垣宿」の「脇本陣」だったそうで、説明板を写真撮影する人を写真撮影。(笑)


「小野の長橋」の碑。

さて、帰路についた訳ですが「美濃路」を
だいたい(ここが肝心(笑))トレース。

「大垣」から「足近」までは「鎌倉街道」と
「美濃路」が重なる部分(だったと思う)。
この「小野の長橋」は「鎌倉街道」時代、
歌の名所だったそうです。


「大垣」に入ってすぐに有る「造り酒屋」の「宮脇酒造」さん。

ユルユルと旧街道らしい道を東に走って「揖斐川」近く。
この先、往時は「佐渡の渡し」で「揖斐川」を越えてましたが、今は、当然無いので
ちょっと戻って「国道21号線 新揖斐川橋」で渡ります。

何故、ちょっと戻るかと言うと・・・堤防上から「新揖斐川橋」上には上がれないのですよ!!!
それに、水防の為に高く造られた堤防を越える為に、取り付け道路(スロープ)になっているので、
その上がり始めまでは、戻らなきゃなんです・・・歩行者/自転車無視の構造ですよね。(^^;


「東結」に有る「歴史の道」の説明板。

「鎌倉街道」と「小栗判官」に出て来る「照手姫」にまつわる話が書いて有ります。

左の写真のお堂、そこの手水の「龍」の作り物が、良い感じだったので撮影してみました。(笑)


「墨俣宿」です。

左の写真は「脇本陣」跡。何故か、幟が立っていて・・・こんなのは初めて見ました。

右の写真は、その横のちょっと「昭和」を感じさせるタバコ屋さん。良い味出てません?(^^)


「墨俣一夜城・・・史実とは、違いますが。(笑)

3時のおやつならぬ、珈琲とシャレ込んで。でも缶コーヒーですので、シャレても無いけど(笑)。
ここの裏手の川で「カワセミ」を良く見ます。今日も、ツガイを見ましたよ!
見に行かれる方に、ちょっとお願い。いつまでも居て欲しいので、ソッと見てあげて下さいね!

鳥繋がりで・・・。

チャボですかね?「墨俣城」の敷地に居ます。
すごく人なつこくて・・・。

きっと『エサくれ〜!』と言ってるかな。(笑)


追い風を背に受けて、快調に「美濃路」。

「境川」沿いのユルユルと曲がる道を、追い風に押される様に、走りました。
途中には「西小熊の一里塚」や写真の「美濃路 説明板」などが有ります。


「起 渡船場跡」です。

「濃尾大橋」で「木曽川」を渡って「起宿」です。(と言いますか、もうすぐ帰着です。)
「起宿」には、渡し場が三カ所有って、写真の場所が、定渡船場。

左の写真が「宮河戸 跡」。(上の場所より、少し「起宿」寄り)
ここは「起宿」の商家の舟が着いた港だったそうですが、
きっと、混雑時には、定渡船場と同じ様に、使われたのかもしれませんね。

右の写真は「船橋 跡」。(「濃尾大橋」より、「起宿」寄り)
ここは、将軍家や朝鮮通信使が「木曽川」を渡る際、舟を河に並べ臨時の橋を造った跡だそうです。

この後、「起宿」から「富田の一里塚」辺りまで「美濃路」を走って、
出発地の「尾西庁舎」近くで流れ解散しました。

寒い時期でしたが、この季節特有で、空気が澄んでいて、景色が綺麗でした。
来週以降は、本格的に「梅」も咲いて、楽しみが増えそうです。

本日の走行距離:約49.6kmでした。