#181:「桜、桜、桜・・・西濃の桜、総嘗めポタ!」(08/04/05)


いよいよ「桜」のシーズンの、まっただ中です!
例年『今度は桜だぁい!』と銘打ち、近隣の有名所を巡るイベントを
行っていましたが、今年は趣旨を変更して、ローカルな桜を愛でに出掛ける、
『桜、桜、桜・・・西濃の桜、総嘗めポタ!』としました。

輪行で「JR関ヶ原駅」へ向かい、「尾西庁舎」まで戻って来ました。
今回御一緒いただいたのは、tamoさん、ツッチーさん、NBさん、でした。

それでは、今年の「桜」を御一緒に楽しんで下さい!


ツッチーさんと待ち合わせて、「JR尾張一宮駅」から輪行です。(写真:右)
行楽シーズンなのでしょう、「JR関ヶ原駅」まで、鮨詰め状態でした。

「JR関ヶ原駅」に到着。ホームからは、この階段を上り、跨線橋で改札に向かいます。

改札を出て、駅前で一休み・・・これから、輪行を解きます。

そして、準備が整い、「関ヶ原観光協会」の方に見送られ、今日のポタの始まりです!


のどかな景色の中を、景色を楽しみながら、ノンビリ楽しみます。

遠望には「養老山系」の麓の「山桜」、近くには「菜の花畑」と、春爛漫。


「伊富岐神社」です。

3週間前に来た時は、手前の畑の「梅」が満開でしたが、今回は「桜」が出迎えてくれました。

先回紹介した道標付近には、「椿」と「桜」の競演です。

今日は、ちょっと春霞なので、「桜」の花と青空のバランスが微妙ですが。(写真:右)

この時、諸般の事情で出発の送れたNBさんは、「JR垂井駅」から、
すでに、この先のポイントへ到着していると連絡有り。さて、合流しに行きましょうか。


放牧(?)されている、馬。

「伊富岐神社」から主要地方道へ出て、少し走ると、写真の様な光景が。
地元のお母さんの話ですと、こうして餌をあげていたら、慣れてしまったとの事です。


「禅幢寺(ぜんとうじ)」の桜。

「竹中半兵衛陣屋跡」で、お茶目な事してる
(内容は極秘!)NBさんと無事に合流。
「JR東海道線」のガードを潜ると、
目の前に見えて来たのが、この桜。

道路に崩れ落ちて来そうな、迫力!
実は、ここ、この前に来た時に、
桜のポイントとしては思っていなかった!
こう言う、嬉しい予想外が有るから、
ポタ、止められないですね。

「岩手川」沿いに上った、桜予想ポイント。(写真:左)
前回は梅の競演でしたが、予想通り、今回は、桜の花のポイントに。

予想通りの桜に十分満足した後、次の桜予想ポイント「旧垂井駅」へ向かいます。
右の写真は、その途中、先ほどの「禅幢寺(ぜんとうじ)」を遠望したもの。


「旧垂井駅」です。

こちらもホームの桜並木が、満開でした。
ホームの多分、かつて待合室でも有ったであろう広場で、tamoさんに珈琲を入れていただいて、
花見酒ならぬ花見珈琲を楽しんで。

ここの線路は、「岐阜駅」の次「米原駅」まで止まらない特急列車や、貨物列車が通ります。

ホームの桜を、あぜ道から。

かつて全国どこの駅でも見られた、木製の柵が一部朽ちながらも残っています。
そして、桜の並木・・・癒しの有る、のどかな風景だと思いませんか?

足下の黄色い花は、「フユシラズ(冬知らず)」と言う花だそうで。

『今日のお昼は、どうしよう?』
算段がまとまり、出発します。

遠くの山々に、桜の並木。
そして、あぜ道に自転車・・・。

春の穏やかな日差しに、緩やかな風。
凄く気持ちが良かったです!


「垂井の泉」の桜。

お昼ご飯を入手のため、「垂井」某所へ向かう途中、この桜が目に飛び込んで来ました。
ここも、桜予想ポイント外で、嬉しい発見です。


「グルマン垂井店」の石窯工房。

お昼ご飯入手で某所、この時点で「グルマン」を予想された方、当たりです(笑)。
以前のポタの時、青空の下で食べた焼きたてパンの美味さが忘れられず、
皆さんを強引に連れて来たのは、事実です(笑)。

南欧風の石窯工房の建物と桜の木、これも良いでしょう。


「相川の桜と鯉のぼり」

「垂井」の町を今回のルートに入れた目的が、これです。左の写真は、橋の上から。
右手の河原に降りて、お昼ご飯にしましょう。

右手の河原にて見上げる鯉のぼり達と、対岸の桜並木。(写真:右)
ちょっと興ざめなのは、河原が駐車場となっている事。景色として台無しと思えません?

と、文句を言ってますが、鯉のぼりの群れと桜並木に満足してます(笑)。

絶好の行楽日和に、美味いパン。最高の昼食です。
パンは他に2種類有りましたが・・・気が付いた時には、すでに胃袋の中!しまった!!


お腹も膨れて、次の桜予想ポイントへ向かう途中。「美濃国分寺」」の桜です。

ここも予想外の桜ポイント。お寺の周りに植えられた桜も綺麗ですが、私的には、山桜。
新緑の中に、ぽつん、ぽつんと花を付ける桜、誰かに見せる為に植えられたのでは無く、
自然に生きるべくして、生きている・・・そう言う美しさが素晴らしいと思えるのです。


「中山道 赤坂宿」の「兜塚」の桜。

「関ヶ原の合戦」での戦死者を弔う古蹟です。
先回来た時は気付かなかったのですが、「赤坂宿」紹介の、新しい案内板が出来ていました。


「赤坂湊会館」と桜。

洋風の建築と石垣、緑の木と桜・・・モダンな感じ、と言いましょうか。
樹齢は若い木ですが、いっぱい花を付けて、存在感、バッチリです!


「天清院」の桜。

先に「赤坂湊会館」に行ったので、戻る形に
なりますが、「四つ辻」から「谷汲」へ向かう
街道には、お寺が連なっていたのを思い出して。

その中で、桜が際立っていたのが、ここ。
「呑龍(どんりゅう)大士」が御本尊。
「呑竜大士」は江戸時代初期の高僧で、
飢饉の折、間引かれる子供を引き取って
育てた事で知られているそうです。

境内の桜の様子は、こう。

お寺全体が、桜に覆われている・・・そう言っても嘘にならないくらい。

風が吹くと、桜の花びらが舞って・・・桜吹雪になってました。いやぁ、綺麗だったなぁ!

ちょうど、この日は、子どもの健康祈願の「呑龍大士御会式(どんりゅうだいしおんえしき)」が
開催されていました。

出発前に山門の前で、記念撮影。

そうそう、境内で写真を撮っている時、列車の警笛の音が聞こえて・・・。
あわてて、すぐ近くの線路へ出て撮ったのが、右の写真。
この先に有る石灰工場への私鉄「西濃鉄道」の貨物列車です。初めて、見ました!


東に向かい「大垣」をグルッと取り巻く
「輪中堤遊歩道」へ。

「近鉄揖斐線」の「東赤坂駅」前から、
「中仙道」を外れ、北へ。
線路沿いに向かって入ると有ります。

小さいながらも桜のトンネルが続きます。
『不審者出没注意』と有りますが、
我々の事ではありませんからね(笑)。

桜の並木と、菜の花のコラボ。ちょっと、悪さして、線路の中から撮影。

こんな景色を眺めながら、電車に揺られるのも良いなぁ・・・。
来年は、サイクルトレイン、乗ってみますか(^^)

上は桜のトンネル、下は菜の花。

「輪中堤遊歩道」は、あくまでも遊歩道。歩行者のための道ですから、お忘れなく!
東屋が有る所の西手には、以前、紹介した菜の花畑が有ります。

まだまだ、桜が続きます!

クルマを気にせず、ゆっくりノンビリ、
桜の中に埋もれる様に、走らせます。

これだけの桜並木なのに、人も少ない。
地元のお母さんの話でも、近所に住んでても
知らなかったそうで。

人が少ないのも、ゆっくり出来て良いです。

「神戸町前田」の公民館では、何かのイベントが開催されてました。

この辺りは、クルマも通りますし、イベントの人出も有りますので、交通安全で行きましょう!


「輪中堤遊歩道」は「曽根城公園」まで。
ここから先は「大島堤サイクリングロード」
となります。

「曽根城公園」の芝生は、春爛漫を楽しむ
グループで賑わってました。

さて、「大島堤サイクリングロード」の
桜を楽しみにまいりましょう!


「大島堤サイクリングロード」です。

「大島堤サイクリングロード」は、堤防の中段に造られてます。
そして、ここの桜は、写真の様に、堤防上、中段の両脇、並んで流れる用水(写真:右)と、
幾重にも桜に取り巻かれているんです!

ずっと以前に見つけて以来、この時期に来たかった夢が、叶いました!

「岐阜経済大学」の駐車場付近で、
桜のトンネルは一度、途切れますが、
前方に素晴らしい光景が見えてます。

懸命な自転車乗りの皆さんに言うまでも
無い事ですが、「サイクリングロード」と
言っても、歩行者の方も居ますので、
写真の様に路面は良いですが、飛ばさないでね!

「大島堤サイクリングロード」で、
一番の場所は、ここだと思います。

広くなった土手で、空間的に余裕が有って・・・。
見上げると、桜の間に青空が見える感じ。

人出が無ければ、土手に寝転んで、
ゆっくり眺めていたい衝動に駆られました。


「三曲り半」で再び「中山道」へ。

少しの間ですが、「中山道」を走ります。
写真の場所で、「中山道」は土手下へ。
走ってるみんなの横に、菜の花に埋もれて、
道標が有りました。

この後、桜並木は「揖斐川」の堤防近くまで
続いて行きますが、我々は途中で土手下に
降ります。


「東結」の「美濃路」にて。

「揖斐川」を鉄道跡を利用したと思われる橋で渡り、田園の中のダートを走ったりして、
今度は「美濃路」に出ました。


「美濃路」沿いも桜並木が有ります。

左の写真は「プラント6」付近。大型ショッピングの進出と、住宅地開発に合わせて、
道路が綺麗になったのは良いのですが、クルマが増えました!

右の写真は「墨俣一夜城」付近の様子。「美濃路」の両側に桜並木が続きます。
「犀川」の河原に出来た駐車場辺りから先は、この時期、クルマが入れなくなってます。
が、桜見物の方々で、いっぱいなので、自転車は押した方が良いかもしれません。

「犀川放水路」の桜並木と、「墨俣一夜城」の桜。

河原の駐車場の東入り口から先は、駐車場に入れようとするクルマと人で、凄い状況!
その中を、ゆっくり進んで、そそくさと「長良川」の堤防上へ、逃げました(笑)。

いつもなら、「墨俣一夜城」でゆっくりするのですが、今日ばかりは、無理でした!


「長良大橋」で「長良川」を渡って・・・「日置江」の桜スポットです。

「岐阜運輸支局(陸自です)」の対岸に続く、桜並木。(写真:左)
ここは、車止めが有って、歩行者/自転車のみなので、安心してゆっくり桜が見れます。


「小熊高桑大橋」のところの「高桑星桜」・・・説明は、右の写真をご覧下さい(笑)。

ここから先は「境川」の右岸を走って行きます。


「足近」から「柳津」へと続く、桜並木。

「カラフルタウン」南の橋まで、こんな状況が続いています♪
クルマも通りますが、人出も少なく、ゆっくり桜が楽しめました!


「道の駅 柳津」から先の桜。

この辺りになると、人出も増えて来ますので、自転車は要注意!
*この翌日の日曜日に、同じ所を走りましたら・・・お花見客のクルマで路肩は埋まってました!

桜三昧、総嘗めのポタでしたが、そろそろ桜もお腹いっぱいで(笑)
最後の締めのスポットへ、向かいます!


「桜、桜、桜・・・西濃の桜、総嘗めポタ!」の締めは、「笠松」の「湊公園」

一日中、桜の姿を求めて、西濃地域をポタして来ました。
他の時期に出掛けて、『桜の季節に来てみたいっ!』と思っていた、殆どの場所を楽しめました。
次は、中濃地域以北の桜が待ってます!枝垂れ桜も咲き始めてと、まだまだ桜三昧で来そうですね!

本日の走行距離:約60.5kmでした。