#182:「美濃花みこしと、寺田千本桜ポタ!」(08/04/12)


今年も「美濃市」の「美濃祭り」の季節になりました。
あのピンクに染められた和紙の花がいっぱい付いた華麗な「花みこし」と、
あのお祭りから感じる、秘められたパワーに会いに出掛けて来ました。

今年は、「花みこし」練り歩きの後、「寺尾」の「千本桜」まで足を伸ばしました。
今回は、tamoさんと、『行き当たりばったり2人旅』を楽しんで来ました!


「美濃市」の「八幡神社」にて・・・「花みこし」練り歩きは、ここがスタート。

「中濃総合庁舎」に集合し、北に向かい、「八幡神社」へ。
ここへ、各町内から「花みこし」が集合し、厳かにお祓いを済まし、練り歩きが始まります。
今年は、出発を9時過ぎとしたので、神社で奉納する「花みこし」が見れました。

右の写真は、「子供花みこし」。可愛いですが、これも結構な重さが有るそうです!

お祓いの後は、社殿の前で、奉納の乱舞をし、向かって右手の坂を上がって「うだつの町並み」へ。

写真に写っているのは、ツッチーさんの町内。
各町内毎に、微妙に違う花の色や、量が違っていて、それも面白いです。

初めての方の為に・・・軽く(ほんと軽くですが)説明を。
「花みこし」の花(ピンク色の部分)は、「美濃市」の名産の「和紙」で出来てます。
それを竹で出来た軸に取り付けて、みこしに取り付けて有ります。
この「花」の部分は、各町内の方々が分担して、手作りで作られるそうですよ!!!


「文化会館」前にて、休憩。そして、練り歩きへ。

「花みこし」の重量は、1基300kg以上あるそうです!!!
ですから、こうして休憩を取りながら、「美濃市」中心部を練り歩くのです。

左の写真は、女性ばかりで吊る(「美濃」では『担ぐ』事を『吊る』と言うそうです)、「め組」。
動きだしたので、先回りして、良い場所から撮影しましょう。


「うだつの町並み」の通称「一番町」。(正式には、泉、常磐、本住、魚屋、加治屋の各町)

「花みこし」が上がって来る「本住町」の辻から、北を見て・・・人通りが少なく、絶好の写真!

右の写真は、「美濃観光協会 1番館」前のポケットパークの枝垂れ桜。
そろそろ終わりかけ・・・今日は「花みこし」に主役を譲ってます。

太鼓の音と『おいさぁ、おいさぁ』の掛け声が聞こえて来て・・・。

「うだつの町並み」に「花みこし」が練り歩きます。先頭は「め組」。そして、各町内が続きます。
練り歩きの途中、随所で、みこしを激しく吊る、乱舞が見られます。
「花みこし」は、ただ担がれる姿も美しいですが、もっとも美しいのは乱舞の瞬間!
花がワサワサと波打って、それは、まぁ、綺麗な事!!

町並みを、tamoさんとウロウロ見物してると、以前参加いただいた、いぼさんとバッタリ!
あはは、今年もお会い出来ましたね、なんて会話して・・・また、イベントにも来て下さい!!


先頭の町内を見てから、先に、お昼ご飯を手に入れに・・・(写真は、その後の「小川屋」さん)

「美濃」の名物の一つ「六鹿鮨」さんの「うだつ巻き」を手に入れに、向かいました。
まだ、仕込んでいる最中でしたが、私たちのワガママに、愛想良く答えてくださいました。

女将さんの『炊きたてご飯だし、作り立てだから、美味しいよ!』の言葉に、
その場で食べたくなりましたが・・・我慢、我慢!

で、す、が・・・小腹が空いたので、和菓子の「小川屋」さんで、「若鮎」を2匹。(笑)

「若鮎」と御茶をいただいていると・・・「花みこし」が近づいて来ました。

先頭の粋な女性達の「め組」。(追っかけしてる訳では無いので・・・笑)
そして、続く、華麗でありながら勇壮な、各町内の「花みこし」。

この後は、各町内の「花みこし」が乱舞し合う、「広岡町交差点」で、「総練り」を待つばかり。


「広岡町」で繰り広げられる「総練り」ですが、凄い混雑になりますので、自転車は邪魔。
いつもお世話になっている「山菜みなみ」さんに、置かせていただく事にします。

と言う事で、通称「2番町」を北に向かいます。途中、翌日の日曜日に巡行する山車の展示が有ったり。
「山菜みなみ」に到着(すぐ、です)し、お母さんと楽しいお話の時間を過ごし、「広岡町」へ。


待つ事暫し、市内を練り歩いた「花みこし」が駅前通りに集まって来ます。
左の写真は、「長良川鉄道 美濃駅」方面を見た図。

「花みこし」が全て集まる時間に、「六鹿鮨」さんの「うだつ巻」を頂いちゃいましょう!
「うだつ巻」は、卵、うなぎ、ダツ(里イモの茎)が入った巻き寿司。
地元の食材を使った、アイディア鮨なんです。お気づきの通り、「うだつの町並み」の「うだつ」に
引っ掛けた名称で、ネーミングもアイディア物ですね!(写真の1本で、¥800円なり)
お祭りの時で無く、普段でも食べられますので、「美濃」にお越しの際は、食べてみてください!

「六鹿鮨」
住所:岐阜県美濃市米屋町2634-6  電話:0575-33-0506

「総練り」は例年通り、13時くらいから・・・現在、12時45分過ぎ。

全数の「花みこし」が集まった様子。まずは、「子供花みこし」が各町内へ向けて帰って行きます。
その後、各町内の「太鼓」の担当が集まっての競演!そのリズムに、つい体が動いてしまいます!!

太鼓の競演は、まだスペースを取らないので、観客が交差点内に押し寄せてますが・・・

順に各町内の「花みこし」が交差点内に入って来て、乱舞、乱舞、乱舞!

交差点内を時には、2基、3基の「花みこし」が縦横無尽(?)に動き回り、祭りは最高潮!!
合わせて、「美濃市観光協会」の池村さんによる、各町内「花みこし」の紹介アナウンス。
『花の数、総数○○万・・・』みたいな感じの名調子で、盛り上がります。

『おいさぁ、おいさぁ』の掛け声、リズミカルな太鼓の音、そして、躍動感に満ちた「花」の動き。

見ている側も、ついつい、体が動いてしまいます! これこそ、祭りの醍醐味!!
でも、写真では、伝わり難いですね・・・動画?いやいや、これは、ぜひ、実物をどうぞ!!!
なんて、実は、サーバーの残り容量の関係なんですけど・・・すいません (笑)

吊り手(担ぎ手の事ね)の息づかいが伝わって来るくらい、「花」の下に潜ってしまうくらいに、
見ている側にも「花みこし」は近づいて来ます。

ですから、安全の為にも、素早く動ける状態で見たいものです。
こんな時に、事故でも起ころうものなら、この祭りの醍醐味を失いかねないですものね!
身の回りの、お年寄り、お子さんに注意を払ってあげて、押し寄せた時は、守ってあげましょう。

一見、同じ様に見える「花みこし」ですが、各町内毎に、違ってます。

「花」の色の違いは、染め具合の違い。「花」が増えると華やかなんですが、
その分、みこしの重量も増えて、吊り手は大変!見る側には、嬉しいんですけどね(笑)


「広岡町交差点」での「総練り」を終えた「花みこし」は、一度、「相生町」方面へ。

「広岡町交差点」を北に向かう通りへ、抜けて行き、全ての町内の「総練り」が終わり、
小休止(していない町内も有りました!)後、再び、「広岡町交差点」を通り、通称「2番町」へ。

この、抜けて行く時、戻る時の方が、人混みが無理な方には、見やすいかも、です。
ただし、見ているだけだと・・・指導を受ける事も有りますが(笑)
『掛け声が足らない!』とか、『もっと腹から声を出してっ!』とか・・・。
もちろん怖くは有りませんよ!・・・見ているだけでなく、参加している気分になります!!


再び、練り歩きに行く「花みこし」を見送って。
「山菜みなみ」さんに戻って、小休止。

見ているだけなのに、良い感じに疲れます。
そんな、一体感の有る、お祭りなんです!

小休止していると、「花みこし」の練り歩きが
近づいて来たので、冷たい水を出す手伝いを。
今年は、また一歩、参加度が深くなった感じ。

来年は、もっと深く参加してたり(笑)


「花みこし」を堪能した後は・・・。
「寺尾の千本桜」を見に行きました。

「山菜みなみ」さんの有る「常磐町」から、
「武儀高校」、「美濃小学校」の脇を抜けて。

写真は「曽代」にある桜。
周りの「ソメイヨシノ」が散った後も、
この桜だけが、咲き残っているんです。
(今年はちょっと、散り始めてますが)

この桜の下のスロープを登って行きます。


「光照寺」さんの、枝垂れ桜です。

ダートのスロープを登り切り、「長良川鉄道」の線路を渡って、道路に出て。
そのまま、柿畑、杉林を抜けて行くと、前方にさっきまで見ていた「花みこし」の様な枝垂れ桜。
そこが「光照寺」さんです。

ね、見事な枝垂れ桜でしょ?この木に、会いたかったんです!

淡いピンクの八重の花が、垂れた枝にビッシリ!って感じです。
すぐ奥の「萱(かや)」の巨木の緑も、だんだん深くなって来ていました。

来られていた檀家のお父さんにお会いして、桜について歓談。
先週、あまりに見事なので(その時は、横のソメイヨシノも満開で)、
ライトアップしてバーベキューをしたそうです。・・・羨ましいっ!!!

ゆっくり眺めて居たかったのですが・・・。
実は、祭りで遊び過ぎたので、ちょっとだけ、ハイペースで走って行きます(笑)


「立花橋」からの「長良川」の眺め。

「国道156号線」へ下りて、北へ。
最初に見えて来る橋が「立花橋」。

昭和40年の「岐阜国体」に向けての
道路改良までは、この橋を渡るのが
国道だったそうです。

これを渡って、右岸を進み、「長瀬」からは
「板取川」沿いに「寺尾」へ向かいます。


「片知」に入ったところで「板取川」の右岸を進んで行きます。

左の写真は、湧き水が引いてあり、飲める・・・と思います。飲んだけど、今も大丈夫 (笑)

途中、新しく造っている道が有ったので、歩道部分は走れそうだし、ちょっと、冒険。
でも、当然、まだ工事中。ここから、小道を抜けて、先ほどまでの道に合流しました。


途中、「芝桜」が綺麗な所が有って・・・もちろん、写真に。

「芝桜」って、匂いが有るんですね・・・近づいて、初めて知りました。


「寺尾」の集落手前の枝垂れ桜。

「光照寺」さんのと同じ品種の様ですが・・・こっちの方が、花が少し小さく、色も濃いです。
この、すぐ横に有る桜と思わしき木は、まだ蕾でした・・・桜じゃ無いのかな?

緩い上りを、ゆっくりと上がって行きます。
「寺尾の千本桜」へは、「武芸川」方面より、こちら側の方が斜度が緩いんですよ!


「寺尾の千本桜」に到着。

下界の桜は枝垂れを除き、散ってしまってますが、ここは、ちょうど満開!!!
今日は「美濃祭り」に人出が裂かれているせいか、それほどの混雑でも無く、良かったな。

この後、「武芸川町」側に下りて(綴れ折れの急勾配なので、気を付けなきゃ!)、
出発地の「美濃総合庁舎」に戻りました。

年に1度の「美濃祭り」。今年も「花みこし」と、祭りの雰囲気を堪能出来ました。
もっともっと写真は撮ったのですが、厳選しての掲載としました。
もっと見たい方は・・・来年は、是非、「美濃祭り」へ、出掛けてみて下さい。

お邪魔させていただいた「美濃」の皆様、有り難うございました!感謝!!
もちろん、来年もお邪魔しますので、何とぞ、よろしくお願いいたします!!!

本日の走行距離:約39kmでした。