#183:「樽見輪行 根尾川下りポタ!」(08/05/01)


新緑の根尾川沿いを走りたくなりまして、出掛けて来ました。
清流の渓谷美を楽しみに出掛けましたが、予想外に藤の花を楽しめました。
その後は、本巣の柿畑の中を、ノンビリと。

新緑の中を、楽しい仲間と、楽しい時間を楽しみました!

今回、御一緒いただいた方々は、
タイガーさん、yousan、テンさん、shinさん、でした。


「JR尾張一宮駅」に集合し、「JR東海道線」の快速で「大垣駅」へ。
そのまま、乗り換えの為に「樽見鉄道」のホームに有る事務所へ。ここで、乗車券を購入します。

右の写真が、乗車券。最近では珍しい硬券なんですよ!
ただし、乗り換えで事務所で購入した場合だけで、「大垣駅」の自販機では、磁気切符になります!

乗車する列車・・・他の第3セクターと同様に、レールバスです。

「樽見鉄道」の山間部に入るまでの路線は、右の写真の様に、まっすぐに線路が続きます。
『線路は続くよ、どこまでも〜♪』、まさに、そんな感じです!(笑)

「樽見」行きの列車ですが、「本巣駅」で
乗り換えとなります。

次の10時代の列車は、直通で行けるのですが。
発車までの数分間を利用して、写真撮影!

乗り換える車両は、ちょっと古く、
車内に自転車を置ける適当なスペースが
有りませんでした。

外観には、沿線の見所のラッピングが
施されてました。


終点「樽見駅」到着。

山間部に入って、「鍋原(なべら)駅」を過ぎた頃から、「根尾川」の渓谷美を車窓に楽しめます。

1時間程の列車の旅を楽しみ、「樽見駅」到着。さっそく駅前の広場にて、輪行を解きます。

去年の7月に来た時は、駅舎兼「観光物産センター」が、その年の4月に焼失してしまってて、
何も無い駅前でしたが・・・。

「うすずみ ふれあいプラザ」が出来ていました。

間伐材を利用して建てられているのでしょう。木の良い香りが満ちていました。
「観光物産センター」が不審火で焼失した為か、至る所に禁煙の文字が有りました。


さて、新緑の中を楽しくポタして行きましょう!

まずは・・・「樽見」の町を北に抜け、「根尾東谷川」の清流へ。
河原は、バーベキューには絶好でしょうね。


赤い吊り橋にて。

「根尾東谷川」を渡り、「温見峠」方向から流れ来る「根尾西谷川」も渡って、
「薄墨桜」の有る高台へ上がって、下って・・・細い路地を入って行くと、赤い吊り橋が有ります。

昨年の7月、8月に来た時は、もう少し水の透明度が高かった気がしました。
きっと、雪解け水が流れ出ているせいなのでしょうね。それでも、透明度は高いですが。


「根尾谷断層」・・・明治24年の「濃尾大地震」の際に出来た、地震表層断層です。

左の写真の、中央から左の段差が、それです。
土の駐車場の奥に、その当時の写真や資料を載せた説明板が有ります。

右の写真の中央、断層の上に見える家屋が「天狗そば」さんですが、
今日は、時間的にまだ早いので、パスしました。


「樽見輪行 根尾川下り」では、お約束の場所ですが・・・。

「根尾谷断層」を過ぎて、すぐ、目の前に「根尾川」が近づいて来ます。
ここには、吊り橋が有って、川は淵になっていて、清流の様子を眼下に楽しめます。
(ですが、吊り橋は渡れませんので、あしからず 笑)

金原ダムです。

「谷汲」に向かうルートから、国道の方へ
少し外れた所に有ります。

豪快に流れる水の勢いを、楽しめる場所です。
左上の写真、今回は中央ゲートが閉まってて、
今ひとつ、豪快さには欠けますが。

左下の写真、右手に見えるのは「魚道」。
かなりの勢いで流れてて、
『これで魚は上がれるのか?』と言う意見が!


「谷汲」に向かうルートに戻って。

橋の上から「根尾川」の渓谷美を楽しめます。
今回、嬉しい誤算だったのが「藤の花」。
渓谷に突き出た木々に、藤が色を添えます。

写真で見ると、鮮やかさに欠けますね。
是非、御自身の目で確かめて欲しいです。

『お腹空いた!』と言う声も出ましたので、
先を急ぐ事にします。


走りながらも、「根尾川」を見下ろす事が出来ます。藤の花が綺麗でした!

「日当(ひなた)駅」を過ぎて、右手に上がって行きます。

しばらく行くと、写真の様に、谷川の水を楽しめる場所が有ります。
夏場でしたら、頭から行くと、最高に良いです! と言いつつ、行っちゃいましたけどね!


発電施設を見下ろしながら・・・。

ここでお昼にします。
道路端ですが、通行する物は、何も無いので(笑)

今回は「JR尾張一宮駅」で、お弁当になる物を
各自、買い込んで来ました。

お店に入って食べるのも良いですが、
大自然の中で食べる「おにぎり」も格別ですよ!


「伊野の一本杉」

樹齢千年を超えていると言われてます。
人物の大きさと比較すると、その巨大さが
分かると思います!とにかく、大きい!!


ちょっと寄り道(笑)

「樽見鉄道」の中から見えた「藤の花」を見に立ち寄りました。
が、列車の中で感じた程、綺麗さを感じません・・・日が射して無いせいか、見慣れたのか(笑)

「根尾川」は、川幅が広くなって来ましたが
まだまだ、清流の美しさを保っています。

禁漁になってましたが、ここ、釣れそうですね。
釣りしながらポタ、なんてのも良いかもです。
(禁漁のとこは、ダメですけどね)


「谷汲口」の「根尾川」で。

「樽見鉄道 谷汲口駅」で、トイレ休憩し、すぐに、ここへ。
「上長瀬渡船場跡」であり「馨香義校跡(昔の学校)」も有ります。

ここで、川風に吹かれていると・・・昼寝でもしたくて、走りたくなくなります(笑)


レンゲ畑に遭遇!

「根尾川」に掛かる「万代橋」手前に有りました。ちょっと、低い目線で撮影してみたり。

ここの左手、土手の下に「旧名鉄谷汲線」の路盤が残っていましたが、「万代橋」までの区間、
堤防上の道路の拡幅に使われて、無くなっていました。(右の写真の家辺りまで)


「野 古墳群」です。

帰り道、そんなに遠回りせずに寄れるので、寄り道です。
3月に来た時、『新緑の季節になって、緑の山も見たいな』と思っていましたので。
こんなに、古墳が密集してるとは・・・御一緒いただいた方々のコメントです。


「牧村家住宅」と「大野」の本通り

江戸時代の民家が残っている「牧村家住宅」を覗き(個人宅なので、本当に覗く様に 笑)、
「大野」の本通りを通って、南下して行きます。

大きな町並みも活気が有って良いですが、ここの様なコジンマリとした町並みも、
風情が有って好きですね。こう言う所が、元気になってくれたら・・・そう思います。


「旧名鉄揖斐線 大野駅跡」

廃線の駅跡は、何時来ても哀愁が漂います。特に、活気が有った当時を知っている身には、尚更。
この「大野駅」、かつては、「谷汲線」の分岐駅でもあり、車両点検場も有りました。
今は、雑草が蔓延り、茶色に錆びたレールが、もの悲しさを誘います。


黒板塀の大邸宅!

「旧大野駅」を更に南下、旧街道と思しき道を進んで行きますと・・・目の前に現れます。
大きな蔵といい、長く続く黒板塀といい、さぞかし、格式の有るお宅と拝見しました。
(怪しい自転車乗りが、ウロウロして、大変申し訳有りませんでした。)


「三水川」の堤防に出て、ま新しい道を進んで行きます。クルマも来ず、良い感じで走れました。

進んで行くと・・・

常夜灯が有って、史跡指定の案内板が有りました。

『何だろう?』と思ったら、そこは「ちゃりき!」見に行かねば、と寄り道。
河川交通の名残りでしょうか・・・説明板が無かったので、良くわかりません。

綺麗なトイレも有りましたので、合わせて休憩。
傍らで、『これ、動くぞ〜』と、悪さをしている方、1名。
(もちろん、真似で、動かしてませんが)。


「真大橋」の上から、「旧名鉄揖斐線」の鉄橋跡を

以前来た時は、全部、橋桁が残っていた気がしましたが、現在は、この様子。
橋脚も「大野町」側は無く、橋台のみになってました。


「中山道」も一部走ってみたり・・・(「美江寺」から「巣南」辺り)

「リバーサイド・モール」から東に進み「犀川」の堤防道路を進んで。
このまま、ずっと川沿いを行けば、「墨俣」へ続きますが、
今日は、途中で交わる「中山道」を進んで行きます。


「揖斐川」の「旧鉄道橋脚を再利用した歩行者/自転車橋」

すぐ横に「JR東海道線」の鉄橋が有り、この橋の橋脚部分、鉄道橋と同じレンガ造りで、
かつては鉄道橋だったのでは、そう思っています。

橋の上から、朝通った「樽見鉄道」の鉄橋も見えます。

さぁ、後少しで「大垣駅」、楽しい時間は、すぐに過ぎて行きますね!


「大垣駅前」にて、輪行状態に。

「KHS」「DAHON」の輪行状態の3台ですが、
『黒猫3匹』に見えませんか?(笑)

この後、駅の珈琲店で、お茶して、
「JR東海道線」で帰路に着きました。

「根尾川」の渓谷美と新緑の緑。
予想外に楽しめた、藤の花。
楽しい一日を、過ごせました。

本日の走行距離:約51.5kmでした。