#196:「紅葉の木曽路 のんびりポタ!(藪原〜倉本 編)」(08/11/02)


9月に走った「木曽路」ですが、その時『紅葉の季節もいいよなぁ・・・』
と思ってまして。

本当は「日生」の『かきおこ』に行こうかと、計画してましたが、
ネットで、検索してみると、いい時期になってる!

と言う訳で、予定変更、急遽、出掛けて来ました(笑)。
「木曽福島」以北の紅葉は、ちょっと、遅いくらいでしたが、楽しめました!

今回、御一緒いただいた方は・・・
ルーベさん、きとちんさん、タイガーさん、バラゴンさん(初)、ひみよしさん。
私も入れて、6名で、楽しんでまいりました。


「ワイドビューしなの」の車内にて。

普段、特急列車なんぞ使わないのですが、今回は特別に(笑)。
普通列車と違って、車内で、どう自転車を置いておくか・・・不安でしたが、
上の写真の様に、フルサイズは座席の後ろへ。(写真:左)。
折り畳みは、デッキへと、無事置いておけました!


「須原」辺りの車窓の風景。

いやぁ、紅葉してますねぇ〜!

実は、「恵那」辺りまで、紅葉らしくなくて
ネット情報は「ガセ」かと思ってたんです。

この景色を見て、ちょっとホッとしました(笑)

さぁ、楽しみ、楽しみ!


8:27「木曽福島」到着。

ここから「藪原」までは、普通列車なんです。
実は「南木曽」で追い越して来た列車を、
待つ訳でして・・・。

ホームで待つくらいなら「南木曽」で乗り換え
と言う手も有りますが、座って行けるから(笑)

景色を眺めたり、雑談しながら・・・。
列車到着して、乗り込みます!


「藪原駅」到着!

早速、駅前にて、輪行を解きます。
折り畳みに比べても、フルサイズも慣れれば、そんなに時間は変わりませんよ。

出発前に、記念撮影して。

本当は、これを表紙にと思ったんですが、
良い写真が撮れたので、表紙は別の写真。

右の3人、パフォーマンス中(笑)。

さぁ、まずは、「鳥居峠」方面の、
「原町清水」を目指します!


「藪原宿」の中を通って・・・「原町清水」

「鳥居峠」方面へ、急な坂を上がって行くと、ここが有ります。
峠を越えて来た旅人が、きっと喉を潤したのでしょうね。

我々は、峠を越えてませんが・・・ま、いいでしょ?(笑)


ちょっとだけ、下って、「尾州御鷹匠役所 跡」です。

左の写真は「鳥居峠」方向。山々の紅葉が一望出来ます・・・が、ちょっと、遅いのかな。

右の写真は「藪原」の町を見下ろして、です。


線路に分断された「中山道」

写真前方、線路の向こうに見える道に
往時の「中山道」は繋がってました。

今では、線路を回避する為に、
写真左方向のアンダーパスへ向かいます。


「木曽川」沿いに出て

もう、銀杏も黄葉してます。
左の写真の木の赤いは、葉では無く実。
ナンテンの木が、たわわに実を付けてました。

下の2枚の写真は「木曽川」の眺め。
「愛知県」では大河ですが、
ここでは、こんな小さな川です。

それにしても、水が綺麗でした。

さぁ、南へ向かって、走りましょう!


「国道19号線」の廃道部分(左の写真ね)

大動脈である「国道19号線」は、多くの部分がハイズピード化の為に、バイパス化されてて。
ここは「吉田洞門」手前の廃道で、写真の川に掛かってる、石の橋の右手が旧々国道か?(笑)

右の写真は、「山吹トンネル」手前の川沿いに道。
写真では、白くなってしまってますが、山々の紅葉は綺麗でしたよ!


「国道19号線」の廃道部分、その2(山吹トンネル部分)

クルマが通らないので、荒れ果てて行くばかりですが、その分、自然な紅葉も楽しめます。

一般国道の廃道ですが、結構、バンクしてるんですねぇ・・・(笑)。

見下ろせば「木曽川」の流れと、紅葉。でも、ちょっと、遅いのが惜しい!

最盛期だったら・・・(笑)

と言う気持ちも有りましたが、負け惜しみじゃなく、良い感じの紅葉でした。
しかし、最盛期の美しさも見たいですよね・・・来年は、最盛期を狙って、また来ます!


「巴ヶ淵」にて。

「木曽義仲」と生涯を共にした「巴御前」に関わる伝説の有る「巴ヶ淵」。
ここも、思い描いていたのとは、ちょっと違ってましたが、紅葉を楽しめました。

でも・・・土地の方の話では、やっぱり、1週間遅かったみたい(笑)。

でも「藪原」をスタートして、徐々に、紅葉の色褪せ感が減って来た様な気もします。
この先の紅葉に期待して・・・さぁ、進んで行きましょう!

収穫を待つ、蕎麦の畑。

9月に来た時は、白い花をいっぱい付けてました。
(左の写真、カーソルを持って行くと9月の写真が見れますよ)

右の写真は、蕎麦の実の拡大・・・こんな風に、実を付けるんですねぇ!


「木曾義仲」に関する資料を展示公開している「義仲館」。

9月に来た時は、お祭りでしたが・・・今日は、人気も無くて・・・。
誰か、銅像の真似をしてますが・・・さらっと流します(笑)。


「宮ノ越宿」です。

あまり、歴史っぽい町並みは残ってません。
本陣が有った場所を示す案内板と、右の写真の「中山道宮ノ越宿」を示すものだけかな。


こう言う景色を眺めたくて・・・。

日本の秋の原風景と言えばいいのでしょうか?
植林された山では無く、自然な広葉樹の山。

そして、秋になって紅葉して・・・。
錦絵の様な、様相を見たかったのです。

のどかで、いいなぁ(笑)


「中山道 中間地点」の案内板・・・そして、楽しそうに走るメンバー。

秋の花が咲く道を、紅葉と歴史遺産を見ながらのポタなんです!


「手習天神」にて、小休止。

「手習天神」は、「義仲」を育てた「中原兼遠」が、「義仲」の学問成就の為に勧進したそうで。

どうも今日は、歴史的な物より、紅葉の山々が気になってしまいますね(笑)。

「木曽福島」に到着・・・「関所橋」の上からの風景です。

ここまで来ると、紅葉が盛りの様ですね。
錦絵の様な山々と、町のたたずまいが、最高でした。


「行人橋歩道橋」と足湯。

そろそろ12時前で『お腹が空いたぁ』と言う声も有りますが・・・見所を回ってから、ね(笑)。

ここから「御岳」登って行くのだそうです。


「上の段町」です。

急な坂を登って・・・。
古い町並みを再現してあるんです。

水が勢い良く流れ出てますが、
防火用水なので、飲めませんから!

さらっと流して、「上の段」を出て
「木曽福島」の町中へ・・・。


手打ち蕎麦で、歴史も有る「くるま屋 本店」。

もともとは水車小屋を営んでいて、
そば打ちを始められたそうで・・・。

なので、屋号は水車の歯車から「くるま屋」。
ここは本店で、国道沿いに支店が有ります。

店の前には行列・・・。
3連休中日の日曜日、当たり前です。

もっとも、ここで食事する気は無いので、
店の外観を眺めて、次の目的地へ(笑)。


「御菓子司 芳香堂」さん。

知り合いだからと言う訳では、ありませんが・・・いつも、寄ってしまいます(笑)。
ちょい、旬から外れかもですが、「栗」の菓子をお土産に、ね。

お薦めは「栗こもち」。
「栗きんとん」の中に、柔らかい餅が入っていると言えば、分かり易いかな?

「芳香堂」  http://www.hoko-wagashi.co.jp/
住所:木曽福島町八沢5352-1 電話:0264-22-2134


今日のお昼ご飯は、ここ「とちの屋」さん。

「芳香堂」の御主人に、地元の人の行く、美味しいお店を教えてもらって。
こう言う地元情報が、大事なんだな(笑)。

注文して、待ってる間・・・格子越しのモミジを写真におさめたり。

私達は「天ぷら蕎麦」。

ひみさんと、ルーベさんは「大盛り」。
「大盛り」は、三枚なんですねぇ!

新蕎麦を、美味しくいただきました!
旬の蕎麦の味は、そりゃ、もう(笑)

これだけは、実際に味わってもらわなきゃ!


「木曽福島」を後にして・・・

「中山道」をだいたいトレースして参ります。

ちょっと町を離れると、こんなのどかな景色。
これを見たくて、来たんだものな。

さぁ、お腹も膨れたし・・・楽しみましょ!


旧国鉄のトンネル「中平トンネル」

ここも、いつも通りますね。
「中山道」では無いですが、廃線跡です。

レンガ組みの天井は、煤煙で黒くなってます。
今回、ひみさんの指摘で分かったのですが、
両側の入り口横に「列車注意」の文字。

今まで、全然、気が付きませんでした(笑)


「木曽の棧(かけはし)」です。

紅葉の中、赤い橋が見えて来まして。

うんうん、良い感じだな。

個人的には、右下の写真がベスト!
ここら辺りは、今が最盛期かも、でした!

さぁ・・・ここから先が楽しみです。


「上松宿」をバイパスする、トンネルの入り口にて。

ここまでの間が、歩道も無く、路肩も狭く・・・その上、登り坂!
自転車での走行には、注意が必要です!!!

で、ここの押しボタン信号は・・・ん?「自転車用」?
じゃ、歩行者はどこを?・・・非常に不思議な空間です(笑)。


「上松宿」の入り口付近。

左の写真が「十王橋」。ここを渡って、左へ入る道が「上松宿」です。(写真:右)

宿場の中央辺りに「一里塚跡」

今は、小さな石碑と説明板が有るのみです。

ここで、ひみさん『燃料漏れ』・・・ん? 何の燃料かは、後のお楽しみと言う事で!


「上松宿」の中心部を抜けて・・・こんな風景を眺めたり・・・。

そして、「寺坂」を上がって行き、「中山道」の「立場茶屋」だった「民宿 たせや」と、
往時から有名な蕎麦屋の「越前屋」。


五平餅の「中村屋」さん。

「越前屋」さんの前の急坂を「国道」まで、降りて・・・ちょっと早いですが、おやつです!
この前来た時に、ここで食べた「五平餅」の味が、忘れられずに(笑)。


「中山道」に戻るには・・・急坂を上がらねば(笑)。

左の写真の矢印辺りが「中村屋」さん。結構、高度差有るでしょ?でも、まだ、途中です。

雄大な山の姿に励まされて・・・急な坂を・・・押しました(笑)。


「滑川」の橋の上から・・・紅葉の景色。

ここからの眺めの為だけに、上がった来たのですが、十分な価値が有るでしょ?

登ったら・・・降りる(笑)。

緩いカーブを描きながら、快適な下り坂。

そろそろ、日が傾いて来てます。
秋の日の釣瓶落し・・・か。

ちょっと、先を急がなきゃ、な!


名勝「小野の滝」です。

国道まで降りて、すぐに有ります。説明は、右の写真をご覧ください(笑)。

左の写真は、滝壺まで降りて撮ってみました。

御一緒した皆さんは・・・滝を眺めて、談義中(笑)。


再び、国道を離れて・・・「中山道」を走ります。

前方の紅葉を眺めながら・・・坂道を上がって行きました。
眼下には、「JR中央本線」と「国道19号線」。そして「木曽川」です。

日は、既に山の向こうに・・・日暮れが近づいて来てます!


ゆらゆらと〜吊り橋でぇ〜

日は山陰に入ってしまいましたが、
吊り橋の上で、珈琲タイム。

重いのに、みんなで珈琲を飲む為に、
ひみさん、珈琲道具を持って来てくださいました。
そう、「上松宿」で漏れたのは、
ストーブの燃料だったのです。

ほんとここで飲んだ珈琲は、美味かったです!
ひみさん、有り難うございました!!


本日は「倉本駅」にて、終了としました。

まだ、暗くはなってませんが、吊り橋でノンビリ珈琲を楽しみながら、決定しました。
距離にこだわらなくても、まぁ、いいじゃないですか!(笑)

倉本駅」の「名古屋方面」のホームは、駅舎からは行けません!
「少し「名古屋方面」へ下って、線路下を潜って行きます。

ホームにて、輪行状態とし、電車に揺られて帰りました。

今回は、情報入手が遅くて、紅葉はちょっと遅かったのが残念でしたが、
それでも、十分、楽しめましたと、個人的には思います。

御一緒くださった、皆さん、有り難うございました!

本日の走行距離:約36.8kmでした。