#202:「千代菊 酒蔵開放 と 綾小町 うどんポタ」(09/02/07)


今年も「羽島市竹鼻」の「千代菊」さんの「酒蔵開放」へ行ってきました。

普段は見れない、日本酒の製造過程を、現場の方の説明付きで見る事が出来るのです。
また、販売されている日本酒の聞き酒、しぼり立て生酒の販売、甘酒の無料提供と、
お酒ファンには見逃せないイベントなんです。

で、その後は、「大垣」まで足を伸ばして「綾小町」さんで「讃岐うどん」。

天気に恵まれ、風もほとんど無く、快適な1日でした。

今回、ご一緒いただいた方々は・・・
ひみよしさん、hideさん、黒猫さん、とっとさん&テンさん+会社の方2名(特別参加)
バラゴンさん、コウイッさん、LRさん、kenkenさん、に私で、久々の大所帯12名でした。


いつもの「尾西庁舎」集合で・・・。

今回の「酒蔵」開放は10時からなので、もっと、ゆっくりしても良かったのですが、
その前に、寄り道したい所が有ったので、ちょっと早い8時半集合。

メンバーのmizuakiさんが、見送りに来て下さいました。
今回人数が多くなり過ぎて、閉め切って、参加出来なかったのです・・・次回は御一緒しましょう!

初参加のkenkenさんの自転車に装着されていた「ハンドルカバー」に、皆さん注目!
ウエットスーツの様な生地で出来ていて、簡単に取り外しが出来ます。
これなら、寒い冬場でも、モコモコの防寒用手袋を着けなくてすむなぁ・・・。

時間になりましたので、ゆっくり出発しましょう。


梅の花も、咲いてます!

まだまだ寒い日も有りますが、
立春も過ぎて梅の花が、チラホラ。

早くもっと暖かくならないかな?
でも、今日は風も穏やかで、
そんなに防寒じゃなくても済みそうです。


お母さんの「みたらし団子」

「竹鼻商店街」から「一宮大垣線」を渡って、
南に向かって走ると、右手に有ります。

ただ、購入するには制約が有って、
午前9時過ぎくらいを狙わないと、
売り切れてしまいます。

左の写真、奥が焼く前、手前が焼き上がり!
右の写真、焼き上がった団子と、焼き台・・・ここで、お母さんが焼いて下さいます。

味は、甘く無く、隠し味にショウガの、醤油味でサッパリ。
お母さん手作りの、モチッとして美味い「みたらし団子」です!

皆さん、並んで、1本ずつ購入・・・あ、値段は、諸物価高騰で1本¥60円になってました。

中には、2本目をゲットの方も・・・さぁ、誰でしょう?(笑)


「竹鼻商店街」にある「千代菊」さん・・・「酒蔵開放」の大きな文字!

お店に入る際に、「試飲できます」か「試飲できません」のシールを付けます。

お店に入ると正面に、今回の目玉商品(?)の「大吟醸秘蔵酒」のコーナー。

う〜ん、試飲出来ないのかぁ・・・1本¥5,000円・・・・。
後ろ髪を引かれながらも、この冒険は止めておきましたが。
きっと美味しかったに違いない・・・今は、後悔してます(笑)。

去年はお昼過ぎに伺ったのですが、今年は、イベント開始からでしたので、
オープニング・セレモニーを見る事が出来ました。

まずは「千代菊」の社長さんの挨拶、続いて、羽島市長さんの挨拶。

鏡開き・・・「千代菊」の樽酒が振る舞われて・・・。

少しだけ、いただきました・・・私は醸造酒は苦手なんですが、これは美味い!
でも、全部を飲むと色々とマズいので、他のメンバーの方に回して(笑)。

「吟醸生原酒」と「しぼりたて生酒」

販売コーナーで、試飲して、
今年は、1本ずつ購入。

どちらも、それぞれに味わい深くて・・・。
つい、両方買ってしまいました!

購入した720ml瓶2本を背負って走るか?
いやいや、すでに手を回してあります!

ここからは「仕込み蔵」の見学です。

スリッパに履き替えて、中に入って行くと、まずは、酒造りの基本の一つ「仕込み水」が有ります。
地下128mから汲上げた「長良川」の伏流水だそうです。まろやかで美味しい水でした。

その横の隔離された部屋は「大吟醸」専用の「仕込み樽(と言っても木製では無いです)」。

左が「大吟醸」に使用する精米の終わった「山田錦」。で、右が、その玄米。

大きさを比較して・・・本当に35%の大きさ。当たり前だけどね。
昨年、教えていただいたのですが、精米時の65%は、どこに行ったのか?
「米粉」として、あられの原料として使われるそうです・・・無駄には成って無いのですね!

「蒸し器」です。

お米を洗浄する行程の説明は飛ばして・・・蒸しの行程。
写真、左が普通のお酒用の「千代菊式 連続蒸米機」。
説明によると、「洗米」から「蒸米」まで、自動で行う事が出来るそうです。
人手を掛けずに、大量の米を処理・・・コストダウンのキモですね!

で、右の写真は「吟醸酒」以上に用いる手動(?)の「蒸米機」。
精米率の高い「吟醸」以上では、微妙な調整が必要な分、自動化はしないんですね。

ここに並んでいるのが普通酒の「仕込みタンク」。

表面を水が流されていて、タンク内の温度が上がりすぎるのを調整しているそうです。

階段で2回に上がると、並んだタンクを俯瞰出来ます。(ベニヤは、見学時の安全の為でしょう)

2階に上がると「麹室(こうじむろ)」。

写真の「麹室」は「吟醸酒」以上のもの。
すぐ横に、普通酒用も有りましたが、
そちらは、機械化が進んでいる様でした。

やはり高いお酒には、
手間隙が掛かっているのですね!

「仕込みタンク」の中を見せてもらえます!

蓋を開けただけで、すごくフルーティな香りがして来ます。が、これは普通酒用!
「大吟醸」だと、もっと良い香りなんだろうか?興味有りですね!!
ですが、このタンクの中は、発酵に際してガスが発生するので、中は危険だそうです。

で、次はタンクの中で発酵している「もろみ」を試飲(試食か?)できます。
味わった感想は・・・「大人の甘酒」!凄く良い香りで、甘みが有って。
でも、アルコール度数は高いです!!

最後は「しぼり」の行程。

「自動圧搾機」です。布製の袋の中に「もろみ」を入れ、その間に空気を送り込んで絞る構造。
お酒を絞った後に「酒粕」が残る訳ですね。

「仕込み蔵」の見学は、これでおしまい。
手間隙掛かって、美味しいお酒になるって分かってもらえたかな?(笑)


「藤の花」で有名な「竹鼻別院」です。

「千代菊」さんから、歩いても行ける距離ですので、自転車を押して、歩いて移動。

実は、ここにクルマを手配。
購入した「お酒」を、出発地近くで、夕方まで預かってもらう算段。アキさん協力、感謝!!
日本酒を背負って走って回るのは、ちょっと、修行ですから(笑)


身軽になったところで・・・「讃岐うどん」へ出発!

「竹鼻」の古い町並みを、ゆったりと走って行きます。
その後、「一宮/大垣線」に出て「大垣」を目指します。

途中、メカトラブルも発生したりして・・・オーナーには悪いですが、みんなで、楽しんじゃいます!


「綾小町」さん、到着!

途中、寄り道しながら、お昼の時間を少し遅らせたのですが・・・。
自転車を停めて、店内に入ると、待ちのお客さんが数名!

いつもはカウンターに行って、注文して受け取り、支払って席に付くのですが、
今日は、店員さんが注文を聞いて回られてまして・・・出来上がったら、取りに行って支払う訳です。

本日の私の選択は「湯だめ」・・・釜揚げうどん、です。
1玉では物足りないので、2玉。それに、ちくわ天とえび天。総額¥610円!
「湯だめ」、あっさりしている様で、うどんの味を生かして、味わい深いです。


「金蝶園総本家」さんで、お土産購入。

『家族にお土産を』と言うリクエストにお答えして(笑)。
私は「さくら餅」の大きな幟に影響されて・・・「さくら餅」を購入。


「加賀野八幡神社」の「自噴井」

「大垣」は「水の都」と呼ばれていて、市街地にもいくつかの「自噴井」があるのですが、
この日は、大所帯故に、昼食時間のコントロールの都合で、パスして来ましたから、
帰路の途中で有名ところの、ここへ寄り道。

おいしい水として評判で、近隣の県からも、汲みに来るほどです。


坂道を駆け上がった面々と・・・「揖斐川」に掛かる人道橋。

明治19年竣工の元「東海道本線」の鉄道橋で、明治の末期まで使用されてた物。
レンガ造りの橋脚のコンクリート補強と、路盤のアスファルト舗装、フェンスの追加以外は、
ほぼ当時のまま、錬鉄製のトラス構造の桁はイギリスで製作された物(銘板有り)だそうです。

今は人道橋ですが、10年ほど前までは、自動車も走っていたらしいです。
2008年、国指定の重要文化財に指定されました。

元鉄道橋を渡る面々・・・そして、現在鉄道橋との間の、レンガ作りの橋台。

現在の「東海道本線」の橋は1960年代の架橋で、それ以前の橋の橋台だけが今も残ってます。

この後の行程は、基本「美濃路」を使って、追い風を背に受けて快走です。


「墨俣一夜城」の公園。

「大垣」方面に出かけると、休憩にちょうど良いので、良く利用します。
ここのトイレは奇麗に清掃されているし、木陰のベンチが心地良いです。

立派な天守閣は「ふるさと創世資金」で造られた史実とは異なる立派な物。
ですが、「秀吉」がここに一夜で城を建てた史実自体も怪しいらしいですし・・・。
ま、快適に休憩できるスポットとして、難しい事は無しにして(笑)。


無事に帰着です。

時刻は16時半前、この時期としては、
標準的な、帰着時刻です。
追い風に乗った分、予定より少しだけ
早く着いたかな?

御一緒くださった皆様、お疲れさまでした!

本日の走行距離:約45kmでした。