梅雨の合間を狙って「垂井方面」へと、出掛けて来ました。
タイトルに有る様に『ピクニック』気分で、楽しい一日を過ごして来ました。

今回、御一緒下さった方々は、
タイガーさん、コウイツさん、はりそんさん、そして私の４名でした。

「岐阜県安八郡安八町」にある、町営の温泉施設。正式名称は「安八温泉保養センター」。
写真の様に、アスファルト敷きの綺麗な駐車場が有ります。

入泉（入館）料は、大人￥３００円、子供￥１００円（小学生未満　無料）。
昨年の１２月末で、ボディシャンプー＆シャンプーの設置が廃止になったのが、残念！
戻って来たら、温泉に入って、ゆっくり・・・そう言う目論見なんです！

ベンガラ塗りの壁が渋いですね・・・屋根の上には、神様の像が祀られてます。
いつかは、入ってみたいと思っているのですが、なかなか行けないのが、現状（笑）。

「美濃赤坂」の「石灰」を運ぶ「杭瀬川」の河川交通での、中継地点としての「川湊」。
往時は、宿屋などが数軒有って、にぎやかだったそうです。

左の写真は、川上方向。川下方向は、護岸工事が始まってました・・・どんな風になるのかな？

飛びながら川面スレスレで、何かを捕まえてたり、
土手の泥を、ついばんでました（写真）。

きっと、この泥で巣を作るんでしょうね！

「塩田常夜灯」から「美濃路」でも良いのですが、現在の主要地方道と、ほぼ重なるので、
「杭瀬川」沿いに北へ上がって、ユルユルした道を西へ。
「国道２１号線」の手前辺りで「美濃路」に合流して、西に進んで行くと有ります。

松並木の説明と写真を撮っていると、良い匂いがして来るんです！
右の写真の様に、直径５ｃｍほどの実が成ってまして・・・。

誰か、所有者の方が居ないかと、探してみたのですが・・・居なかったので勝手に（ごめんなさい）。
「桃」の様な、良い匂いなんです。道に居ても風に匂いが乗って・・・。

拾って、ちょっと味見を・・・『う〜ん・・・』。
甘く無い訳では無いんだけど、なんか、パサパサしてると言うか、匂いから想像してた味とは違う。

帰宅して調べてみると「梅」でした。完熟して木から落ちたのを、梅干しにするんだそうです。
知らないで食べるのは、気を付けないといけないですね（汗；）

写真には無いですが、大ケヤキの根元に湧く井戸です。「大垣」に有る様な自刎水では無いので、
勢い良く湧いている訳では無いので、先日の「長浜」に行った時は、ポンプが動いて無くて。

でも、今日は、カエルが勢い良く、水を噴いてました（笑）。
水の透明度は、右の写真が証明していると思います。

『ピクニック』と言う限りは、ちゃんとお弁当を持って行かなきゃね！
と言う訳で、今日は美味いパンを買って、自然の中で食べようと、立寄りました。

お気に入りの「角切りベーコンとチーズのライ麦パン」と「カレーパン」他を購入。
「ちゃりき！」としては珍しく、ここまで何も『間食』してないので、お腹が減った（笑）。

ガーデンカフェみたいになってる中庭で、「燻製卵とベーコン」のパンをいただきました！

昔の旅籠、その後は酒屋だった建物を利用した、「垂井宿」の観光休憩所です。
レンタサイクル（普通自転車だけど）も借りれます。

建物の中も、昔のまま。地面は『土間』なんですよ！
綺麗なトイレも有るし、管理されてる方や地元の方との、お話も楽しいです。

「垂井宿」から「豊臣秀吉」の軍師「竹中半兵衛」の領地だった「岩手」地区へ向かう道にて。
季節は「梅雨」なんですよね・・・「アジサイ」の花がずっと咲き誇ってました。

この商店の西側の辻に、道標が有るんです。「岩手川」沿いに上がって来る道の方が、旧道かな。

もう少しで、今日のランチの場所なので、ここで、飲み物を買っておきます。
「チェリオ」の自販機・・・全て￥１００円！！！　いいぞ、これは（笑）。

戦闘時の城は、ここから北西の「菩提寺」に
山城が有ります。
こちらは、通常の政務を行った場所なのでしょう。

石垣の前には「竹中半兵衛」の銅像。
となれば、お約束の写真が右下（笑）。

さて、お腹が空きましたが、
もうちょっと行きましょう！

「泉」と言うの、こんこんと綺麗な水が湧いていると期待するのですが。
右の写真の様な感じで・・・あ、イモリは居ます！

長く続く石垣の上の土塀、立派な門、と、かなりな豪邸です。きっと土地の名士なんでしょうねぇ。

この後、「美濃国分寺」の瓦を焼いた窯跡を見て、ランチの場所へ。

ホームに出た所で、ちょうど特急列車が通り過ぎるところでした。

地図を見ると「大垣駅」から西、「東海道本線」には２本の路線が有るのが分かります。
戦時中、まだ機関車が蒸気機関車だった頃、「関ヶ原」への登坂は物資輸送でのネックでした。
それを解消する為に、迂回する様な形で、勾配を緩やかにする目的で、この路線が造られました。
現在は、「大垣〜米原」間を停車しない特急、重い貨車を引いた貨物列車が通ります。

木陰でお昼ご飯としましょうね！

奥が「角切りベーコンとチーズのライ麦パン」
角切りのベーコンから肉汁が出てて、
黒胡椒が効いていて、美味いです！

手前左が「カレーパン」で、カレーの味が良い！
手前右は、それぞれチーズとウインナーが
入っていて・・・名前は忘れました（笑）。

食べて話して、良い時間を過ごしました。

「新垂井駅跡」から「美濃国分寺跡」に向かう途中、登り坂を避ける為に、旧道を行きました。
ここ「願證寺」は「長島一向一揆」にも由来するお寺の様です。
今は本堂と山門しか有りませんが、金堂や塔の跡も境内に有ります。

「垂井」辺りは、奈良時代、南北朝時代、戦国時代、近世と、色々な遺跡が有って、面白いですよ。

七堂大伽藍だったと伝えられる広大な境内が整備され、史跡公園となってます。
右の写真は、回廊跡から金堂跡、奥に講堂の基壇を眺めた物。

歴史に興味が無くても、広い芝生の公園なので、お弁当を広げるのも良いですよ！
（でも、ゴミは持ち帰って下さいね！！）

ここらで、雨がパラパラ・・・先を急ぐ事にしました。

写真の左は「お嫁入り普請探訪館」で、右の写真は「お土産処　五七処」。

「お嫁入り普請探訪館」は、「皇女和宮」が「江戸入り」の際、警護の兵の宿舎が無く、
急遽、突貫工事で宿舎が造られたそうです。
この建物は明治初期の頃の同形式の建物で、空き家になって居たのを資料館としたそうです。

「お土産処　五七処」は、地元の商工会有志が、ここ「赤坂宿」が「中山道　５７番目の宿」に
ちなんで、「五七」をキーワードにオリジナル商品を開発し地域活性を行ってる物。
お団子、大福、焼き菓子、お寿司も有るそうですよ！

「美濃赤坂宿」のモニュメントと共に、道標も置かれてます。
辻の向かいには、代々本陣を経営して来た、土地の名士「矢橋家」の豪邸。
一区画は続く長い黒板塀は、建物としても、風情が有っていいですよ。

白い建物は、先ほどの四つ辻に有った、警察の支所の建物を再現した「赤坂湊会館」。
中に、「赤坂湊」に関する資料が展示されてます。

現在の「杭瀬川」は、昭和２０年代に、曲がりくねっていた「杭瀬川」を水防の為に、
河川改修したもので、以前は、ここを流れていたそうです。
「赤坂会館」の方の話によると、「赤坂湊会館」から東に向かって、ずっと広い川幅だったそうです。

少し休憩したら、出発の予定だったのですが・・・雨と雷の音がっ！

その際「会館」の方が、趣味でされている
「手作り尺八」と本物の「尺八」で吹き方を
手ほどきいただきました！

じゃぁ、みんなで「尺八」に挑戦！
ん？・・・一人、何か違うぞっ！（笑）

雨宿りのお陰で、貴重な体験が出来ました。
雨も通り過ぎた様なので、お礼を言って出発！

「七回り半」は、この辺りの地名。道がクネクネと曲がっていたから、この名称なのかな？
で、みんなの興味は、最後の『半』の部分・・・七回９０度曲がって『半』だから４５度の曲がり？（笑）

この先で、また雨がパラパラ・・・この後の「中山道」部分は、ショートカットしました。

「大垣」で一番有名な「自刎水」だと思います。近隣各地から、車で水を汲みに来られてます。
が、殺伐とした、水争奪戦の様相も・・・もっと、おおらかに成れない物かな（汗；）。

この後は、『裏道探検隊』な感じで、出発地の「安八温泉」へ無事帰着。
自転車を車に積んで、温泉でマッタリ過ごしました。

本日の走行距離：約４８．４ｋｍでした。