#219:「つぶら餅に魅せられて・・・彦根へ」(09/09/19)


自転車仲間のひろたさんのH/Pの記事を見て・・・『つぶら餅が食いたいなぁ』。

途中まで輪行で行くのも考えましたが、世間では今日から『シルバーウィーク』だし、
混んだ列車に輪行は迷惑だろうと、フラフラと自走で行こうかと。

天気も良いし、気持ちの良い一日でした。


「揖斐川 大垣大橋」の東、いつもの休憩場所で。

「尾西庁舎」を9時過ぎに出発。「琵琶湖」に行くにしては、遅い出発ですが、
今日は一人ですし、『いざとなったら、即、輪行』のヘリオスなので。

秋晴れの空が気持ち良い。ですが、この時期も紫外線は強いですね。しっかり焼けてます。
右の写真は、草刈り機の跡・・・登坂力と斜度走破性の高さに驚きです。


「垂井」の「相川」の堤防にて。

今日は距離を稼ぐので、「主要地方道」から「国道21号線」を走って。
距離を稼ぐには、当然、速度も有る程度は維持・・・故に、車道部分を、です。

当然、排気ガスは浴びるし、車には気を使うし・・・だからか、こう言う場所に来ると、ホッとします。
もう秋を感じるこの頃ですが、まだ川遊びを楽しんでる方も。


「グルマン垂井本店」にて、お昼ご飯を仕入れます。

「国道21号線」沿いに、右の看板が大きく出てます。

10時を回っているので、いつもの「角切りベーコンとチーズのライ麦パン」の焼きたてを。
それから「タイガー・カレーパン」に「チーズクリーム入りメロンパン」を購入。


「垂井の泉」にて、おやつ♪です。

暑い時期なら、水冷なんですが・・・もう、それ程でも無いので(笑)。
先ほど購入した「タイガー・カレーパン」を1個だけ、いただきます!

右の写真は、青空をバックに「大ケヤキ」の図。雲一つ無い、良い天気だ。


「関ヶ原」手前の「中山道 松並木」にて。

「垂井」からは「中山道」を走って。一度、国道に出て、すぐにまた右手(北方向)へ。
緩い登りで集落の中を抜けて、下った辺りに有ります。


「関ヶ原」の裏道にて。

先ほどの松並木を抜けると国道に出ます。この先しばらく「中山道」は国道と重なるので、
排気ガスにもウンザリなので、1本南側の裏道を行きます。

写真は「養老」からの旧街道との辻に有る「関ヶ原醸造株式会社」。


「不破の関跡」にて。

説明は・・・右の写真にて省略で(笑)。
まぁ、今まで何度も来てますし、一応、お約束と言う事で。

時間も良いので、ここでお昼ご飯にします♪

「不破の関資料館」のすぐ下に、こんな東屋が有りますので、ここで。
ちょうど「藤古川」を渡って来る風が吹いて心地良い場所なんです。

今日のお昼は、先ほど書いた様に「グルマン」の美味しいパン♪
焼きたてなので、上の二つは、ちょっと潰れてしまったな(笑)


「彼岸花」の季節ですね。

「藤古川」を渡って、登りに掛かる辺りに、群生してました。

先週見て来た「津屋川」と、今日の感じからすると、9月末頃が「津屋川」の見頃かな。


「今須の一里塚跡」と「今須宿」。

いつもは「不破の関跡」の後、国道を渡って「中山道」を「中山踏切」から「今須峠」。
なんですが、今日は国道沿いを・・・やっぱり、こっちの方が、キツかった、です。

以前の記事で、「今須宿」には、往時の面影が無いと書いてましたが、よく見て行くと、
常夜灯とか、御地蔵様とか、ちょっと古い家屋とか・・・要は見てなかったみたい(笑)。

でも、特に目立って来ているのは、最近作られた案内板や碑です。良い事じゃないかな。


「芭蕉」の句碑。

「今須宿」を抜けて「車返し」の信号で、
国道を渡って「踏切」も渡った工場のそば。

昔、ここを「芭蕉」も歩いたかと思うと、
ちょっと感慨深いかな。(私は自転車ですが)

で、このすぐ先に・・・


「近江美濃両国境寝物語」。

「近江」と「美濃」の国境で、今も「滋賀県」と「岐阜県」の県境。
ヘリオスの向こうの『溝』が境なんですね・・・溝は昔も有ったのかな?

「寝物語」の由来は・・・右の写真で、省略(文字が小さくて読みにくいけど、過去に何度も書いたので)。


「柏原宿」手前の「楓(かえで)並木」です。

旧街道に「松並木」は付き物ですが、ここは「楓並木」。となれば、当然、紅葉する訳で。
ほんのちょっとですが、右の写真の様に、色が変わり始めてました。


「柏原宿」の入り口にて。

ここにも「楓並木」。そして、「柏原宿」の説明が有ります。
これの有る「JR東海道線」の踏切から先は、路面の舗装も、土っぽい色の舗装です。

宿場の町並みは・・・。

新しく建て直された家も、景観を壊さない様に配慮されてて、宿場風情が感じられますね。
右の写真は、宿場の真ん中過ぎに有る「半鐘」の塔・・・今まで気が付かなかった(笑)。

『町並み全体を博物館として・・・』だそうです!

上の写真の様に、地区全体の歴史的・文化的な町並みの保全や住環境整備を合わせ進めるべく、
『町並み環境整備事業』の適用を受けて進めているそうです・・・なるほど!

『無駄な予算』とか『税金の無駄遣い』とか、聞こえて来そうですが、
忙しい時代こそ、こう言う風情を残した町を維持して行くには、許されないかな・・・。


「醒ケ井宿」です。

昔の「枡形」の有った交差点に、上の写真は有ります。

さて、ちょっとゆっくりして行こうかな・・・好きなんですよね、ここ。

「醒ケ井宿」を流れる「梅花藻」で有名な「地蔵川」は、ここから。

「居醒の清水」の説明のすぐ下、石垣の下辺りから、こんこんと湧き出してて、
それが(他にも有りますが、メインはここ)「地蔵川」の流れとなっているんです!凄い湧水量でしょ?

お気に入りの場所にて。

「問屋場跡」の前の石橋です。観光客の多い所なので、今日みたいに誰も居ないのは良いな。
すぐ横に、「梅花藻」の観察スポットも・・・ピンクのは「サルスベリ」の花。

吹いて来る風に、しばらくノンビリしてしまいました(笑)。


「久禮(くれ)の一里塚跡」です。

「北陸道」のガードの西側に有ります。が、往時の場所は、高速の下辺りなのかな。

「醒ケ井宿」を抜けた「中山道」は、国道の北側に残ってます。
ですが、そこまで、路肩の殆どない、大型車の多い国道を走らなければならないので、
今日は、高速沿いの、多分、地元の子供達の通学路と思われる細い路地を・・・。


「番場宿」の西の外れです。

ここまでも、緩〜い登りが有りますが・・・本題は、この先(写真:右)。
高速沿いの道を、頑張って登って行きます。

高速沿いの一番キツい所を過ぎて、
下りに掛かった辺りに・・・。

「泰平水」が有ります。
実はここ、来る度に、カラカラに乾いてて、
水が有るのを見た事無かったのですが・・・。

今回やっと、湿ってるのを見ました(笑)。

この後、一気に下って「摺針峠」への分岐に。


「摺針峠」の頂上です。

高速沿いの坂程の斜度では無いので、まだ余裕ですが、挨拶した地元のお婆ちゃんから、
『もうすぐだからね〜』と声掛けてもらって、ちょっと嬉しい♪

説明板によると、ここには「望湖堂」と言う本陣ほどの立派な茶屋が有ったそうですが、
旅人は「するはり餅」を味わったとか・・・いいなぁ。
その「望湖堂」も、近年の火災で焼失したとか・・・残念ですね。

「摺針峠」の頂上から、石段を上がった所から。

「望湖堂」の有ったお宅の前です・・・以前、アマテラスさんと来た時、
こちらの奥様に、お庭からの景色を見せていただきましたが、今回は恐縮なので。

某エレベーター会社のテスト棟が建ったのが残念ですが「琵琶湖」が望めます。
手前の水田部分も、かつては「内湖」と呼ばれた湖だったらしいです。


「摺針峠」からの下りです♪

登った分、一気に下ります♪
路面状況も良いし、飛ばせますが、
ブラインドカーブも多いので、要注意!
漕がなくても50km/h出ちゃいます!!

さて、「摺針峠」を降りると、
「中山道」を走ります。


「鳥居本宿」の「赤玉新教丸」の「有川薬局」さん。

立派な建家と敷地の旧家って趣です。が、写真の暖簾の所で、普通の薬も販売されてます。

以前来た時は・・・。

左の写真の板戸の部分が開いていて、
そこで「赤玉新教丸」が売られてました。

お店の前の、ユルユルと曲がった道、
街道風情が良いですよね!

この後も、しばらく「中山道」を進んで・・・。


「中山道」と「彦根」の分岐点。

交差点の角に、道標が有りますね。さて、では「つぶら餅」の待つ「彦根」へ。


「佐和山遊園」です。

歩行者/自転車専用トンネルを抜けて、振り返ると、ド〜ンと有ります。

これらは「光成会」と言う団体が造ったそうですが・・・「佐和山城」を模した城の他に、
「金閣寺」や五重塔や山門(確か、京都のどこかを模したとか)も有ったりします。


「彦根城」の外堀です。

いつもは駅の方からだと「佐和口」からですが、
今日は外堀を回って「京橋」へ。

やはり連休だからでしょうか、観光客が多い!
早速「つぶら餅」を買いに行きます!!


「つぶら餅」の「分福茶屋」さんです。

「京橋」から南に延びる「夢キャッスルロード」に有ります。
お店の入り口の右手、ガラス張りの中で、焼いているのが見れます。
振動する「たこ焼き」の鉄板みたいなのの中で、コロコロと回りながら焼かれてます!

1個¥60円で、お土産用に10個入りと、その場で食べる様に、2個購入。
お店の中のベンチで、サービスのお茶をいただきながら、食べました。
外がカリッとして、モチモチした皮の中に粒あんが入ってて、やっぱ美味い!
その場で食べる物は、焼いた物をすぐに出してもらえるので、熱いから、要注意!!


「彦根城」天守閣です。

「京橋」のたもと、外堀に沿って「琵琶湖」へ。
途中、木々の間から、この姿を拝めます。

時間が有れば、「芹川」沿いの「けやき並木」に
行くと良いのですが・・・それは次のお楽しみで。

風は向かい風で、これは帰路が楽そう♪


「琵琶湖」湖畔の「松原水泳場」です。

写真に見える様に、凄く風が強くて・・・写真を撮る間、自転車が立ってるかって感じ。
風に向かって停めれば、何とか・・・で、逆光を生かした、こんな写真も(笑)。

ここで、完の紅茶を飲みながら、ちょっと強すぎるけど、風に吹かれて♪
良い気分で、ノンビリ過ごしてしまいました!・・・さて、帰路に着きましょう。


「彦根プリンスホテル」を過ぎて「磯崎神社」の辺りです。

遠くに「長浜」のホテルが見えてます。風は時折、向かい風になる物の、基本横風。
「琵琶湖」は写真の様に、派手に波が立ってます!

さて、この先「天の川」の河口の先まで進み、東に転進します。


「米原インター」の辺りの「天の川」です。

「世継」の交差点から、東に向かう道を真っすぐ。突き当たりを道なりに南に向かい、
JAの前を左折で、ちょっと古い集落に。

その集落の中央辺りで、右折すると、ここに出ます(慣れないと、行き過ぎます 笑)。

右の写真は、これから向かう先・・・追い風に乗って♪行きましょう!


国道に出た所・・・「番場の忠太郎」の銅像です。

戯曲の中の人物ですが、出身とされる「番場宿」には、お墓が有ったりします。
で、向かいには「忠太郎食堂」・・・こう言う食堂って、美味い所が多いんだけど、未確認。

この先は、行きと同じ道を進んで、国道は避けて行きます。


「柏原宿」の手前まで戻って来ました・・・大きな「中山道」の碑です。

ここ最近、造られた物です。他にも、確か、「柏原宿」の向こうにも有った記憶が。

振り返ると、日は傾き掛けて、秋の日の短さを感じます。
さ、風に乗って、快走して行きましょう!


「関ヶ原」を国道で過ぎて、もう一つの「関ヶ原バイパス」(?)です。

いや、単なる広域農道なんですが、この道を行くと信号少なく、交通量少なく、
「垂井」の北に抜けれるんですよね・・・最近、お気に入りです。

「関ヶ原インター」へのバイパスの交差点を北に、本物の「関ヶ原バイパス」を渡って、すぐです。


こんな場所が有りました。

「伊富岐神社」の近くの交差点を渡った辺り。刈り取りの終わった田んぼの畦に、
彼岸花が列になって咲いてます・・・ちょっと面白いでしょ?


「大垣」を過ぎた辺りで。

日は完全に沈み、夕焼けが綺麗。
でも、時刻は、まだ18時・・・日が短くなった。
ここから先は、ライト装備で。

これからの季節、こう言う場合が有りますから、
ナイト・ラン装備は、確実に!です。

18時半には「尾西庁舎」帰着。
気持ちの良い一日でした。

本日の走行距離:約120kmでした。