#223:「下呂〜中津川、ちょっとだけ山岳ポタ!」(09/11/07)


秋の良い気候に誘われる様に、今週も出掛けて来ました。

『「青空フリーパス」で「鳥羽」方面、「木曽」方面以外に、遊べる方向が無いかな?』と、
以前、JJさんと話しまして・・・。

今回は「JR高山線」を使って「下呂」まで輪行、「中津川」まで山間部を走って来ました。


「岐阜駅」9:02発、「ワイドビューひだ3号」で。

ちょっと疲れ気味だったので、今回はゆっくり出発・・・だから贅沢に特急(笑)。
「青空フリーパス」だから、特急を使っても、通常の旅費と変わらないんですね!

今回、パノラマな写真を撮りたくて、広角レンズのパナを連れて行きましたが・・・。
やっぱり瞬間的な撮影は、苦手みたい(腕の問題は、棚上げ、ね 笑)。

「ワイドビューひだ3号」の車内では・・・。

自転車の置き場、どうなるかと思ってましたが、
客席の最後尾に、こんなスペース♪

でも「アサヒ」の輪行袋だと、通路にはみ出る!
仕方無く、立て気味に置いたけど、
これだと、リア・ディレーラーに負担が!!

「オストリッチ」の輪行袋だと、
問題無いでしょうね。
前輪だけ外す輪行袋でも良いかも、です。


「下呂駅」10:11到着・・・やはり特急は速い!(当たり前か)

ホームに降り立って、走り去る特急を・・・撮影に戸惑って、あんな向こうに(笑)。

ホームからも、紅葉の木々が見えていて・・・良い日になりそうだな。


駅前で、走行状態にして・・・さぁ、出発!

初めて「下呂駅」で下車しましたが、駅は温泉街とは反対側なのね。

地下道を通って、露天風呂を見下ろす橋の上で、撮影。(露天風呂内の写真は自粛 笑)


「帯雲橋」にて。

「下呂温泉」の入り口、と言っても良いでしょうね「帯雲橋」。
見下ろせば「飛騨川」の流れと、紅葉♪

これから向かう「中津川」方面への分岐でもあります。
右の写真は、その方向・・・解ってはいるけど、山に向かうのね(汗;


「竹原川」沿いにて。

「竹原トンネル」の旧道です。本当は、旧道を行こうと思ってましたが、通行止めでした。
紅葉の具合は、写真の様に、ちょっと遅いかな・・・って感じ。

「竹原トンネル」の中は、ちゃんと歩道が有るので、怖い思いはしなくて済みました。


「裏木曽街道」って言うんですね。

ゆるゆるな登り坂を上がって行きます。
きっと、普通の自転車乗りだと『坂じゃない』と言われそう(笑)

来るまで知らなかったけど「裏木曽街道」って言うんですね!(じゃ、表木曽街道は?)

『お、養魚場だ!』

ゆるゆるな登り坂を上がりながらも、ちゃんと余所見はしてるんです♪
で、「養魚場」を見つけて・・・じっと、見てみる。 アマゴかマスか・・・分からない(笑)。


『あらら・・・あの山を越えるのか?』(汗;)

と思ったのですが、右の写真の様に、右に折れて行く様ですね。(よかった)

しかし、雄大な感じがしますね・・・あんな山に行ける脚力が有れば良いのですが(笑)。


『やっと、峠の頂上!』

「舞台峠」への、登り坂・・・前方に『休憩所』の看板を見て。
それらしき場所が見えて来て『紅葉してるし、登りの御褒美だな』と思ったのですが・・・。


まだ先が有るみたいで・・・(笑)。

フロント/インナー、リア/ローで、ゆるゆると登って行きます。


『今度こそ、峠の頂上・・・』(笑)。

峠の案内板(写真:右)によれば「裏木曽街道」は「龍神桜街道」でもあるそうですが・・・。

ここを左に「加子母の大杉」に寄り道します・・・ここから下りだし♪


「加子母の大杉」にて。

『どこかなぁ・・・』と、ゆっくり坂を下って行くと、すぐ分かりました!
近づいてみると、確かに大きい!!(広角のパナじゃなきゃ、撮れて無いな)


「加子母の大杉」そばの「乳子の池」にて。

昔、昔、情け深い御婦人が、捨て子の赤ちゃんを拾って育てようとしましたが、乳が出ない。
困り果てて御地蔵様に相談したところ、池の清水を与えて育てよ、と。
赤ちゃんに与えて育てたところ、すくすくと育って、成人して孝行を尽くしたそうな・・・。

こんな逸話で、母乳の出ない御婦人が飲めば、良く出る様になると言う・・・と書かれてます。

池のそばからの遠望。

のどかな風景ですね。
こう言う場所、好きなんですよ。

日差しもポカポカして・・・。
草に寝転んで、昼寝したい気分♪

でも、先が有るので、進みます!


「加子母の温泉スタンド」にて。

¥100円で150L出るそうです・・・が、自転車じゃ、ね(笑)。
立寄り湯でも、してくれないかな・・・のどかな景色を眺めながら、良いんだけどね♪


「加子母の温泉スタンド」から先に。

緩やかに国道に向かって、下って行きます。右の写真は、温泉スタンドの敷地の神社。良い感じ♪


「旧 加子母小学校 分校」跡。

緩やかに下って行くと、製材工場の中を抜ける感じで・・・その先に、左の写真の光景。
雰囲気から『廃校だな』と思いました。校庭のモミジの木が、良いなぁ。

で、近づいて校門跡に「岐阜県恵那郡 加子母村立 加子母小学校」と。
反対側の柱に「分校」と有りました。

校庭のモミジの木。

2本のモミジが有りまして、校門に近い方の下に自転車を停めて、撮影。

もう一本は、道路との境に有って、道路側から撮影と移動しましたが、この写真の方がいいな♪


国道に戻って、下って行くと・・・。

多分、旧道なんでしょう。石の欄干の橋が、右下に。
当然、橋の上に行って、写真撮影。時代が止まってしまっている様な、そんな感じが良い!


再び、国道に戻って、下って行きます。

旧道への分岐で、当然の様に、旧道へ。
『おぉ!』山裾のお寺に、黄色い銀杏の木が・・・行かなきゃね♪
(こんな事してるから、距離が延びない 笑)


黄色に誘われる様に、坂を上がって・・・立派な石壁の「法禅寺」さんです。

こう言う時は、坂道が苦にならないんだよな♪ 目に前に、どんどん色付いた木々が近づいて。

山門の石段横に、自転車を停めて、境内の中に入れてもらいましょう。

紅葉の木々と青空と♪

本堂で、旅の安全をお願いして・・・お目当ての紅葉に。
遠くでも綺麗でしたが、間近で見ると、もっとでした。


今日のお昼は♪

そろそろお腹も空いて来ました。今日のお昼は「道の駅 加子母」で、何か地元の物をと。

レストランに「飛騨牛」の牛丼や、「鶏ちゃん」の定食とか有ったのですが、
混雑していて時間が掛かりそうなので、これ!「朴葉寿し」!!

3個入り¥600円で、1個ずつ、具が違ってました♪ もちろん、美味かったです!


お腹も膨れて、午後の部へ。

国道を、次の難所(?)「塞の神トンネル」へと向かいます。
緩やかに登り始めてますが、右の写真の様な景色が、励ましてくれてました!


ちょっと寄り道「明治座」へ。

娯楽の無い山村に劇場を造ろうと明治期に造られ、農村歌舞伎や旅回りの芝居など、催されてたそうです。

役者絵が飾られてる正面。(写真:左)

舞台に近くなるに従って、低くなっているのは、見やすくする為の工夫なんでしょうね。(写真:右)
そうそう、回り舞台も有るそうです。


「明治座」から、のどかな風景の中を。

先に進む為に、こんな景色の道を♪ なんだか、ずっと、この辺りでフラフラしていたい気分でした。


国道に戻って、登り坂を・・・。

のどかな風景から、今度は登り坂(汗;)
すでに、ギアは後1枚を残すのみ。 でも、歩く様な速度でユルユルと進んでます(笑)。

道ばたの紅葉が、声援を送ってくれてます♪


「塞の神トンネル」です。

事前調査では、今回のルートの最大の登りだったはずですが、思っていたより、早くたどり着けました。

実は「加子母」で遊び過ぎたので、「東白川」から「白川口」へ抜けて、輪行帰路とも思ってました。
が・・・「明治座」からのどかな道を走っていた為に、その分岐を通り過ぎてました(笑)。


「付知峡 倉屋温泉」です。

「塞の神トンネル」を抜けて、すぐに右手に入るのが旧道の様です。
そこを進んで行くと、すぐに有ります。

ゆっくりと温泉に浸かって・・・誘惑に負けそうになりますが、
ここまで来たら「中津川」まで行かないと、帰路に着けませんから(笑)。


旧街道の辻には。

「倉屋温泉」からすぐ、郵便局のそばの辻。
古い商家でしょうか、大きな間口の家。

旧街道の辻には、お堂が建っている事が多い。
ここも、そうですが、特に大きなお堂。

「ひだみち」と掘られた道標と、
「御岳参道 一里塚」の道標が有ります。
(多分、左側の小さい物と思いますが・・・)


「付知」の本通りです。

「ひだみち」の宿場だったのでしょうか。少し曲がりながら続く通りに面して、
家々や商家が立ち並んでいますが、古くからの建家は少ないみたい。

基本下り基調の道を、快適に走って行きました。


「付知」の本通りから、またまた国道に出て。

日に当たった山には、紅葉が進んで来ていて、和みます。(ですが、割と針葉樹が多い)
国道ですが、写真の様に路肩が広く、走りやすかったです。


「新寝覚めの床」です。

日露戦争の将軍「乃木希典」が、戦後、戦死者を弔って、各地を旅した際、
この地の奇岩を見て、そう名付けたそうです。

もう少し紅葉が進むと、川面に映って、綺麗だろうなぁ。


またまたユルユルと坂道を上がって。

ここも、もう少しで紅葉の盛りになるでしょうね。
針葉樹が多いですが、それがまた、コントラストになって良いかも♪

ここを過ぎると、「福岡」の集落に入って行きます。


再び、ユルユルと坂道を上がって行きます。

ここら辺り、これほどアップダウンが有ると予想してなかった(汗;)。

ですが、急坂と言う訳でも無く、河岸段丘の地形の向こうに、日を浴びた集落。こう言う景色も好き♪


気持ち良く下り♪・・・でも、前方に登り坂が見えてます。

ここで、一気に加速して、登りへ繋げたいのですが、交通量が多く、歩道走行なので(笑)。

まぁ、景色を眺めながら(写真:右)、ノンビリ行きます♪


良い感じの紅葉で♪

何度か上り下りを繰り返し、こんな場所に。道路から外れてますが、自転車を持ち込んで撮影♪


ここまで来ました!「恵那」への分岐近くです。

ここの登りを過ぎれば、後は、緩やかなアップダウンのみ・・・ちょっと、ホッとしてます。
(右の写真は、登って来た方向。そんな斜度じゃないので、歩く程では無かったですね!)


里の紅葉を眺めながら・・・あ、恵那山だ!

「中津川」の町に向かって、下って行きます♪ 前方に「恵那山」も見えて来ました!

この先で、ちょっと休憩して・・・少し時間が有りそうなので、ルート変更♪
「玉蔵橋」で「中津川」の町に入る予定でしたが、「城山大橋」に向かい、
「中津川」の「中山道」を少し走ってみる事に決定!


「城山大橋」からの景色。

ちょっと前まで有料道路だったんですよね、ここ。
橋の手前に『橋上、停車不可』なんて書かれてますが、自転車は関係無いですから、
いっぱい写真撮影しました(笑)。

東を見ると、行くはずだった「玉蔵橋」と「木曽川」の流れ。

西を見ると、暮れ行く日差しに照らされた、「木曽川」の流れ。

この橋、非常に高いので、下を見ると・・・怖かったです(笑)。


「JR中央線」を越えて。

「中津川」の中心部に入って行きます。右の写真の様に、里の紅葉も良い感じになって来てます。


「駒場」のバス停の先で、「中山道」へ。

『この辺りだよなぁ・・・』と、注意して走らせていたら、有りました!「中山道」の案内板。

そこを左折して「中津川」の「中山道」史跡を眺めながら、駅を目指します。
本当は、もっと写真を撮影してますが、それはまたの機会に♪


「中津川宿」の東の外れが見えて来て・・・ここを曲がって駅に向かいました。

左の写真に見える紅葉の所から、坂を上がって行くのが「中山道」。

今日は、ここで「中津川駅」に向かい、輪行で帰路に着きました。

「青空フリーパス」の新たな利用プラン、開拓出来たと思います。
坂が多かったので、好き嫌いは別れるでしょうが・・・(笑)。

でも、のどかな、「木曽」とは、ひと味違う景色を、ノンビリ味わうのも良いですよ!
これからの時期は、寒くなってしまうので、次は、新緑の頃に来てみたいです♪

本日の走行距離:約59.7kmでした。