#239:里山が見たい!「白川町探訪ポタ!」(10/05/29)


以前、クルマで出掛けた際に、たまたま見つけていた「白川町」近辺の里山風景。
『新緑のこの時期に、ノンビリ回ってみたいな・・・』と言う事で、出掛けて来ました。

今回も、急な誘いに応じて下さったミツさん、有り難うございました!

それでは、新緑の里山風景をご覧下さい。


今回のスタートは「道の駅 美濃白川」。

「国道41号線」沿いに有ります。
写真の様に、イタリア調の建築物。

「白川町」と「イタリア・ピストイア市」が
姉妹都市に有るからだそうです。

本日の予定ルートでは、途中で食事の購入は
無理そうなので、お昼ご飯用に「白川ハム」の
ベーコンとソーセージを調達して・・・。

地元のお母さんの店「てまひまの店」で・・・。

「道の駅」の敷地内にある、このお店で主食の方も調達。
色々な種類が有って、どれも美味そう!私は「鶏めし」(鶏の炊き込みご飯)を購入。

では、お昼の準備も整ったので、出発しましょう♪


「白川天然温泉 四季彩の湯」への橋を渡って・・・。

当初の予定では「白川口」の橋まで国道を走る予定でしたが、「道の駅」までの車中から、
対岸を走れそうな感じがして・・・行ってみます(笑)。

橋の上からの「飛騨川」の景色が、すでの新緑の里山の様相です♪


「白川天然温泉 四季彩の湯」の前を通り「飛騨川」左岸を。

「四季彩の湯」の周りは、人家が有って、普通の田舎風景。その中を走って。(写真:左)

集落が終わると、右の写真の様な、良い感じの道が始まって・・・。
しかし、本当に「白川口」まで行けるのかな?・・・(笑)。


「飛騨川」左岸の道から。

「飛騨川」を見下ろす様に走って行くと、「甌穴」の奇岩が点在してます。

途中、綺麗な水の流れる沢が有ったので、お茶タイム用の水を調達♪
これで、何時どこでもランチが出来ますね♪


「飛騨川」左岸の道から・・・その2。

『通行可能か?』と心配していた「JR高山線」の鉄橋下付近を、あっけなく通過して。
写真の様な石組みのだんだん畑を見上げながら進んで行きます。

その先は、右の写真の様な、苔むした石垣の有る道。杉木立からの、木漏れ日が心地良かったです!


「白川橋」が見えて来ました。

川面近くまで降りれるスロープが有ったので、降りてみました。濃い緑色が水深を物語ってます。

ところで、このスロープの役割は何だったのでしょうかねぇ・・・。


スロープのそばの家々は・・・。

旅館の様な家が多かったですが、
以前は旅館街だったのでしょうか?

また写真のお宅は、昔の学校か役場の様。
う〜ん、興味津々な「白川」です。

色々、見聞きしてみたいです。


「白川橋」です。

ワイヤーを吊る塔も鋼トラス構造なのが、変わってますよね。

大正15年架橋の鋼製吊橋。技術的にもデザイン的にも貴重で、土木学会選奨土木遺産となってます。
架橋当時は木製の床だったそうですが、対岸の駅と村を結ぶ重要な橋で、ここをバスも通っていたとか。


「白川口」から「白川」沿いに。

「白川橋」を左岸に渡った辺りから、神社の前の道を東に。
暑くも寒くも無く、時折、雲が掛かるものの、良い天気で心地良かったです。


「白川」は凄く透明度の高い流れで。

左側通行なので、すぐに見下ろす事は出来ませんが、それでも場所によっては写真の様に見えます。

季節がもっと暑かったら・・・絶対に入ってますね(笑)。


「水戸野のしだれ桜」です。

事前情報は何も無し。景色を眺めながら走っていて、『水戸野しだれ桜』と言う文字が目に留まって。
遠くから『あれだなぁ・・・』と走って行くと、近づくほど、その大きさにビックリしました。

で、すぐ下にまで近づいてみました。毎年4月10日頃が見頃だと、ご近所の方に教えていただきました。


広がる茶畑と農家を眺めながらの快走♪

少しずつ標高が上がってますが、追い風も有って気持ち良く走れてます♪


こんな快適な道を、ノンビリ景色を眺めながら・・・そろそろ「東白川村」。

山間部に向かって行くのですが、それほど勾配も無く、追い風に押されて快適、快適♪


段々畑には、お茶の新芽が。

「白川町」は「白川茶」の産地なので、写真の様な「段々畑」が多く見られます。

写真を撮る為に「白川」に近づくと、つい、水の綺麗さに気を惹かれて写真を撮ってます(笑)。


良い感じの、小さな赤い橋にて。

「白川」を挟んで集落が有るので、多くの橋が架かってます。
橋の上からの「白川」の流れは、この様に澄んで美しいです。夏場なら、絶対、水遊び!!!

そろそろお昼ご飯にしたくて、場所を探しているのですが・・・。


「五加小学校跡」にて・・・昼食タイム♪

橋に魅せられて、そっちばかりに気を取られてたら、すぐ横に「廃校」跡が有りまして(笑)。
昭和55年に閉校になったそうです。校舎は無いですが、広い校庭にトイレも有りました。

校庭の隅の木陰が、今日のレストラン♪

木陰ですので、風の勢いも弱くなります。
荷物を解いて、ストーブを出して昼食準備です。

夏になったらテントを張って宿泊、
なんてのも良いなぁ・・・。
道具、無いですけど(笑)。

で、今日のメニューは・・・。

「道の駅 美濃白川」で購入して来た「ベーコン」と「ソーセージ」を炒めて♪
ご飯物は「道の駅」に併設していた、地元のお母さんの店「てまひまの店」の「鶏めし」。
いやいや、どちらも、本当に美味かったです!!!

写真の、「鍋焼きうどん」で使われているアルミ鍋はミツさんのアイディア。使い捨てが効いて便利でした。

食後は、当然、珈琲を入れて。ゆったりノンビリ、昼食を楽しんで来ました。


この橋から、前方に見える山越えなんです。

実は、どこで曲がって行けば良いのか解りませんでした。橋のたもとに林道の明示が有って助かりました。

橋の下は、ちょっとした淵の様になっていて、泳いでいる魚の姿がしっかり見えましたよ!


さて・・・苦手な登り坂だ・・・。

まだ、ほんの登り始めなので、余裕で景色の写真を撮ってます。

川の名前は解りませんが、岩が苔むしていて、まるで『庭園』の中の流れの様でした。


「久須見」の集落辺りです。

左の写真の赤い線の様に登って来てます・・・そこそこキツいです。
で、これから行く方向が右の写真で・・・まだまだ登って行きますね(笑)。

この辺り、地図と違っていて、新しい「広域農道」が建設中でした。


トンネル工事中!

綺麗で広い「広域農道(林道かな)」を
ゆっくりゆっくり登って行きましたが、
途中から、この様な細い道に。

写真の赤い線が、建設中のトンネルの入り口。
さて、どこに抜けるのでしょうね。


「五介の滝」です。

MTBの軽いギアで、ゆっくり登って行くと、谷川の部分に東屋が有りました。
何かな・・・と見ながら走って行くと「五介の滝」と言う看板が有りまして.

はて、「五介」って、どんな人物なんだろう?

自転車を停めて、歩いて谷川の方に。

木で土止めした階段を降りて、流れを跨いで行くと・・・「五介の滝」が有ります。
その先に『五介』と書かれた小さな石碑が有りましたが、由来が良く解りません???

一通り見てから、自転車を停めた道に戻って、しばらく谷川の砂防堰堤で休憩しました。


『空に向かう』様な坂です。

休憩の後は、一段と急になった登りを。
キツいですが、MTBのギアだと、
ゆっくり人が歩く様な速度なら大丈夫♪
(ミツさんはロードギア比で、キツそうでした)

さぁ、後少しで峠だ!


「無反峠」です。(国土地理院の地図では「大野峠」)

本日の最大難関をクリアしたので、記念撮影(笑)。
ここから「無反山」への登山道が有ったり、写真の左手の方へは林道が延びてたりしてました。


快適に下って行って・・・「黒川」地区に。

綺麗な路面ですが、ブラインドカーブが多いので、あまり飛ばさない様にした方が良いです。
植林された山が切れて来ると、お茶畑の広がる里山風景に。


大きな杉の木が見えて来ました・・・「里宮 佐久良太神社」です。

とにかく、大きな杉の木に惹き付けられる様に、神社へ。
当然、道中の安全を祈して、お参りです。

杉の木の説明板に、先ほどの謎解きが。

『五介』って盗賊だったんですね・・・で、あの滝の所に隠れ住んでた訳か。

で・・・『岩手又右衛門』って??? 謎は深まるばかりです(笑)。


「白川口」を目指して、帰路の道です。

里山風景の中、帰路は向かい風になりますが、基本下り坂ですから♪

「黒川」地区は、名前の通り集落の中を「黒川」が流れてます。こちらも綺麗な川でした。


進んで行くとトンネル工事現場が。

先ほどの「無反峠」のトンネルの出口の様です。
「久須見」集落側は、かなり登った先に有りましたが、こちら側は、集落の中。(写真:右)
「黒川」地区の方が、標高が高いんですねぇ・・・この先も快適な下り坂だな♪


「黒川」沿いを快適に。

急峻な山沿いに流れる「黒川」沿いを進んで行きます。
そこここに良い感じの場所が有って、ついつい写真を撮るのに停車してます(笑)。

半分壊れかけの吊り橋が有ったり、お茶農家の軒先では、お茶の選別なんかも。

右の写真、お茶の新芽の採取風景ですが、機械でバリカンの様に刈り取って行くんですね!


里山風景を楽しみながら・・・。

この様な、段々畑と点在する農家の景色が見たかったんです。(もちろん、他の景色も素晴らしいのですが)
私の母方の実家が、こう言うロケーションで、小さい頃の思い出の中に有るからでしょうね。

右の写真の様に、旧道が有る部分では、あえて、旧道の方を進んで行きます。
クルマの雑踏が聞こえないですし、湧き水が有ったりする可能性が高いですから♪


本日2回目、3時のおやつ代わりの珈琲タイム。

左の写真の様に、だんだん開けて来て・・・もう少しで「白川口」に到着です。
町中に入ってからだと、珈琲を入れて飲む場所が無いかと、ここらで珈琲タイム♪
朝購入しておいた『草餅』と入れたて珈琲、そして川の流れを楽しんで、と。

この後は「白川口」出て、朝来た「飛騨川」沿いの道を戻って「道の駅 美濃白川」へ無事帰着。
上り坂はキツかったですが、思惑通りの『里山』風景を堪能出来て、大満足。
「白川」「黒川」の流れの美しさが、夏場の水遊びポタを予感させます(笑)。

本日の走行距離:約52.8kmでした。