#241:「下呂〜白川口 輪行里山ポタ!」(10/07/10)


ずっと平日晴れで土日不安定が続いてましたが・・・久々に晴れの土曜日!
昨年の秋に行って来た「加子母」の里山が見たくなり行って来ました。

夏を思わせる暑さでしたが、やはり山間の里山では走っている分には心地良く、
川の流れと長閑な里山風景に、久しぶりに癒されてまいりました。

御一緒いただいた、ミツさん、バラゴンさん、スプレーマンさん、
お疲れ様でした。そして、有り難うございました!


今回はちょっと優雅に特急「ワイドビューひだ」にて輪行!

「青空フリーパス」を使うので往復¥2,500円+特急料金で、少し安く上がります!
特急列車の場合、自転車を置くスペースが有るかどうか心配してましたが、
座席の後ろ、物置スペースで難なく収まりました。(これ以上の人数だと困るかな・・・)

『あの道良さそうだな』などと、車窓の景色を楽しみながら「下呂駅」に到着しました。


改札を出て、輪行を解きます。

昨年の秋に来ていて、輪行を解くのに良い場所を知ってますので、そちらへ。
駅を出て、北に向かった所に有る「観光案内所」前が良いですよ!
ただし、観光案内をされてるお父様方から、質問攻めに遭う事必死ですが(笑)。

今回は全員フルサイズでしたが、ものの10分程で、準備完了。
それでは、里山へのポタに出発しましょう♪


中心部を渡る橋の上から。

「下呂」の中心部を流れる「飛騨川」を渡る橋です。
「飛騨川」を挟んでホテルがいっぱい。さすが有名な「下呂温泉」ですね!

河川敷に有る露天風呂は、北側の歩道を行けば見下ろせるのですが・・・見てもね(笑)。


「竹原トンネル」手前にて。

「下呂」の町中を抜けて「国道41号線」を進み「帯雲橋」から「国道257号線」へ。
「竹原トンネル」の横には、トンネル開通前の廃道が有るのですが・・・普通には通れないです。

見下ろす「竹原川」の流れは、前日の雨にも関わらず、凄く綺麗でした。


昨年見つけた「養魚場」です。

昨年は秋口でしたので魚の数が少なかったのですが、今年は写真の通り。
拡大して見ると「パールマーク」はしっかり見えますので、アマゴかヤマメですね。
(右の写真、マウスを重ねると拡大されます♪)


国道を離れて「宮地」の集落です。

住所は「宮地」ですが「竹原郵便局」「竹原小・中学校」「竹原浄化センター」と「竹原」が多いので、
旧地名は「竹原」なんでしょうねぇ。

旧街道の集落の風情が、まだ残る町並みでした。
国道、旧道ともにユルユルと登ってますので、国道を進めば距離も短いのですが、
見るべき物も少ないし、風情が癒してくれますので、こっちが好きです。


「舞台峠」へ挑む前に♪(挑むと言う程でも無いのでしょうが 笑)

ここまで寄り添って来た「竹原川」は真っすぐ前方の山の方へ。
「舞台峠」へは、大きく右に回り込む様に進んで行きます。

昨年の秋に来た時に見つけた、川で遊べそうな所で休憩。

『川で遊べそうな・・・』と来れば、当然!(笑)

ご想像通りです・・・本日、今年初サンダルなので、当然、水の中に♪
先日、お仲間のmagさんのブログを見ていて『今日は絶対サンダルだな、と』。

だらだらと登って来た後なので、冷たい流れが気持ち良いったら!!!


「舞台峠」への登りです。

途中、1カ所で私は休憩しました。暑くて、汗がダラダラと・・・(^^;

やっと上がって「舞台峠公園」前を通過。後方の写真を撮る余裕も出て来たとこです。
前方の橋の所で、待ってくださっている、先行してもらったミツさん、バラゴンさんを発見。

合流した所で、先ほど通過した「舞台峠公園」に有るお店の『さぬきうどん』の幟が妙にそそられて♪


「下呂さぬき」さんにて、お昼ご飯です。

時間はまだ、11時半だったのですが、登って来てお腹が空いたのと、この先「加子母」に入って、
「加子母の大杉」の近くで珈琲タイムを過ごしたかったのも有って、早いお昼に。
もっとも先に書いた様に『さぬきうどん』の幟が、気持ちを決めていましたが(笑)。

メニューを眺めて・・・『ざるうどん、無いなぁ。天ざる蕎麦をうどんで出来ないかな』と。

出来ると言うので頼んでみたら・・・なんと2枚!(左の写真、マウスでその画像、出ます)。
味は「大垣」の「綾小町」さんの様な、本格的な「讃岐うどん」では無いですが、
もちもち感はしっかり。でもかなり太めの麺です。出汁は私には濃い目ですが、美味かったです!

しかし、さすがに2枚も有ると食いきれない・・・残してしまいました。
他の方が頼んだメニューも、普通で大盛りな感じ・・・記事を書きながらネットで調べたら、
お店のH/Pに『ボリューム満点、圧力釜で茹でるコシのあるうどんが自慢!』と。
行かれたお客さんのブログにも『量がはんぱじゃない!!』とか・・・納得です。(笑)


「舞台峠」への道・・・頂上まで後少し。

旧道は大きく谷を回って行く様ですが、現道は写真の橋で谷をひと跨ぎで。
橋の上から、先ほど通って来た集落が見えます・・・これだけ上がったのかと実感。


峠のお地蔵様です。

頂上付近の切り通しに居られました。
コンクリートの小さな祠なので、
自転車か歩きじゃないと、見逃すかな。
(もっとも、興味の無い方の方が多いか 笑)


「舞台峠」頂上です。

今回、シクロクロス仕様にしたCCTで、昨年と同じバイクだったのですが、キツかった(^^;。
キツかった理由を、体力の低下だとすれば良いのでしょうが、したく無い(笑)。

昨年、秋に登った時も、アンダーウェア(様は下のTシャツね)が汗でビショビショだったので、
単に、今日の暑さからと思いたいです(笑)。


「加子母の大杉」です。

「舞台峠」頂上のT字路を左手に進んで、
視界が開けると前方に見えて来ます。

樹齢千年以上だそうで、根元に近づいて
見上げると、さすがに大きいです!!!

ここは「文覚上人」が亡くなられた地とか。
すぐそばには「文覚上人」の碑もあります。


「乳子の池」です。

由来は昨年の記事にも書きましたが・・・(ここ、昨年のコピペです 笑)

『昔、昔、情け深い御婦人が、捨て子の赤ちゃんを拾って育てようとしましたが、乳が出ない。
困り果てて御地蔵様に相談したところ、池の清水を与えて育てよ、と。
赤ちゃんに与えて育てたところ、すくすくと育って、成人して孝行を尽くしたそうな・・・。

こんな逸話で、母乳の出ない御婦人が飲めば、良く出る様になると言う・・・と書かれてます。』

「加子母の大杉」「乳子の池」と、昨年秋同様の場所ですが・・・今年はちょっと違います♪

本日の珈琲タイムです!

湧き水が有ると言う事で、珈琲タイムと洒落込んでみます。
が、池の中から湧くには湧いているのですが・・・汲みにくい(^^;

ま、そこは、サンダル仕様の私が、汲んで来て。
『飲んで大丈夫なのか?』と言う疑念は有りましたが、沸騰させますし(笑)

と言う訳で、長閑な景色の中、珈琲タイムを楽しんで来ました♪


「加子母 温泉スタンド」。

ここも昨年同様なんですが、今回は、時間が良かったのか、地元の方とお話出来ました。
左の写真の奥様(楽しい方でした♪)の話ですと、左の写真のスタンドは沸かして有るので、
この時間(13時半過ぎ)に汲んで帰って、お風呂に移しておくと、夕方に適温になるそうです。

実際、ミツさんが触らせてもらったのですが・・・むちゃくちゃ熱かったみたい。

で、右の写真のスタンドは、源泉のまま(29℃とか)で、こちらも奥様の好意で、
タンクに移し終えた残りを、手に掛けていただいたのですが、温くて気持ち良かったです。
子供用の膨らますプールを持って来て・・・行水なんか良いなぁ♪


珈琲タイムの後は・・・。

緩やかに下る道を、景色を眺めながら。
きっと冬になると雪が多くて大変な土地
なんだろうけど、住んでみたくなります。

ゆっくりと下った先には・・・。


廃校になった分校が有ります。

左の写真の門柱には
「加子母村立 加子母小学校 北分校」
と有りました。

昨年来た時は、左下の写真のモミジの紅葉が
素晴らしかったです。

右下の写真、当時の校舎なのかなぁ。


旧道の橋にて。

国道を気持ちよく下って来て、右手に石造りの橋が有るので、寄り道。
「加子母」側の川は・・・「加子母川」。でも、国土地理院の地図によると「白川(加子母川)」。
そう、「白川口」に流れて行く「白川」の源流なんですね!

とすると・・・「加子母」「東白川村」の生活雑排水も流れ込んでる訳か(^^;。


「加子母」の中心部に向かう国道での眺め。

山間の長閑な農村風景、と言えば良いのでしょうか。ちょっと高原っぽい感も有ります。

「舞台峠」以降の国道は、結構な下り坂で、最高速度47km/h越えしてました。


「旧 加子母村役場」です。

ずっと国道を下って行けば良いのですが、それだけでは面白く無いんですよ(笑)。
で、国道から分岐する形で旧道が残ってますから、そちらへ。

すると、この様な物が残っていてくれるんです。
今は郷土館となってます。・・・が、何時開館するんでしょう。


「道の駅 加子母」に寄り道。

寄り道したかった理由は・・・右の写真。「加子母」はトマトが特産なんです。
私、トマト好きなんで、ここはいただいとかなきゃ!と♪

道の駅のレストランで、トマトジュースをいただきました。
いや、これ、甘みが強いんですよ。もちろん、自然な甘みです!美味かったなぁ♪
但し、私の様に外で飲みたい方は、外にテイクアウト専用の店が有りますので、そちらで(笑)。

スプレーマンさんは「トマトソフトクリーム」を食べられてました。
食べたかったのですが、ソフトクリームは他で狙ってるのが有るので、自重です。(^^;

ちなみに、このレストランで珈琲を頼むと、普通に付いて来るおつまみ(菓子とか)の他、
なんと「トマト」が二切れ付いてるのを目撃しました!!


昨年も寄りましたが「明治座」です。

明治時代に『娯楽の少ない山村に劇場を造ろう』と言う地元の方々の努力で出来たそうです。
ここだけで無く、同じ様な趣向で造られた劇場が、近隣に幾つかあるそうですよ。

前回は、表から中を覗いただけでしたが、せっかくなので・・・。

「維持修復基金」として¥300円を払って、中に。

「維持修復基金」は、桧で出来た「割り符」を購入し、名前を書いて、半分に割ります。
片方は領収書として持ち帰れて、もう半分の名前を書いて方は、明治座の壁に掛けて行くのです。

劇場の方が、中を丁寧に説明して下さいます。左の写真は「娘引き幕」の説明の絵。
この「娘引き幕」は、建設当時の物で、地元の寄付した女性の名前が書かれており、
今も、多少色褪せてはいますが、往時の姿をとどめています。

右の写真は、回り舞台下の様子。「奈落」と言うんですね・・・「奈落の底」とは、ここね(笑)。
他にも、楽屋や道具部屋など、劇場の全てを説明していただけました。

加子母 明治座 H/P http://meijiza.jp/index.html


「加子母」を後に「国道256号線」で「白川口」へ。

緩やかに下りながら、道幅の広い道が続いて行きます。路面状況も良いので気持ち良く走れます。
が、ここは、残っている旧道を選んで行きます(笑)。

右の写真は、少し小高くなった旧道から、見渡す里山の景色。良いでしょ、この雰囲気♪


大きな橋が現れて・・・大きさにちょっとビックリ!

周りの景色に似つかわしく無いと言ったら失礼かもですが、ほんと、トラスの大きい橋でした。
現道は、まっすぐ進んで行きますが、ここは、左手に折れて行く旧道の方へ。

すると、製材所の木屑を燃やす煙でしょうか・・・長閑に漂っている景色に出会えました。(写真:右)


「越原」の集落(だと思います)の入り口にて。

掛かっている橋こそ真新しいですが、他は、良き時代の面影をとどめていました。
右の写真の川沿いに建つ家屋の感じ、「郡上」や「木曽福島」に似てるなと感じました。


「道の駅 茶の里東白川」です。

通り道で休憩に予定していた所ですが、もちろん、目的は、これ。「新茶ソフト」です!
「抹茶ソフト」と、どう違うか?・・・抹茶はちょっと苦み感が有ったりしますが、
この「新茶ソフト」には感じられず、お茶の良い香りと味わいが、さっぱりと美味しかったです!!


再び「白川口」を目指して。

帰りの列車の時間を気にしなくてはならないのですが、せっかく来たのだし、と寄り道してます(笑)。

左の写真は、旧道の橋の跡。進んで行くと『あ、橋が無い!』状態。もちろんガードレール有りですが。
右の写真は、本日、初の吊り橋。吊り橋と来れば行かなきゃ・・・と言う訳です(笑)。


再び「白川口」を目指して:2

列車の時間を気にするの有って、道が良く下り坂なので、ちょっと速度を上げて走行してます。

が、こう言う良い景色が有ると、ついつい写真を撮ってます。(笑)


「五加」集落にある、良い感じの橋にて。

5月に来て、珈琲ランチした「五加小学校跡」のすぐ前の橋です。
光線の加減か、5月の時の水の青さを感じられませんでしたが、それでも綺麗な水で。

ここで休憩しながら話し合って・・・予定の列車は、見送る事に。
やっぱり、ゆっくり楽しみたいですものね♪


「水戸野の枝垂れ桜」にて。

乗車列車を送らせたので、ここにも寄り道。
写真を撮影した所が、草原になってて、横になると風が心地良くて・・・。

テント持参なら、こう言う所で野営・・・いつかはしてみたいですね♪


「白川橋」にて。

時刻は17時・・・寄り道をしなきゃ、予定列車に間に合ったか(笑)。
まだまだ日は高いですが、日差しは夕方の様相を示して来ました。

実は、この前に、本日2回目の珈琲タイムと思ったのですが、予定していた川沿いの場所が、
先日からの雨で、水が溜まっていて・・・あきらめました。


「白川口駅」にて。

到着した時、ちょうど列車が出る所。急いで来てたら、間に合ったかどうか・・・なぐらい。
ま、輪行状態にしなきゃだし、これはこれで良し・・・私的には、ですが(笑)。

で、ゆっくり輪行状態にして、ホームでノンビリと♪
夕方の様相は、さらに増して、右の写真の様な、良い写真が撮れました♪

昨年の秋に訪れて、『新緑の頃に』と思ったのが、今日になりました。
予想通りに、長閑な風景をたっぷりと楽しめ、大満足の一日でした。

本日の走行距離:約53.4kmでした。