#252:「安八百梅園と大垣周遊ポタ!」(11/02/19)


新年のイベントの後、私事でなかなか自転車に乗れない休日が続いて、
やっと時間が取れる様になったら、今度は、寒い日が続いてました。

2月も終わりの声を聞いて、やっと少しは暖かくなって来たので、
しばらく乗って無いので、リハビリを兼ねて、ソロソロと春を探しに♪

のんびりゆっくり、一人旅を楽しんで、春の気配を楽しんで来ました。


いきなりですが「中須川」沿いの遊歩道です。

「尾西庁舎」をスタートして、県道を西に向かって「濃尾大橋」を渡って。
「羽島」市内を裏道を駆使して、クルマに気を使わずに「羽島大橋」を渡って・・・。

いつもは「名森小学校」の所から、この遊歩道に入りますが、今日は路地を使って集落の中をウロウロ。
遊歩道に出たとたん「カワセミ」の姿を見つけて喜んで♪(でも写真撮れなかった・・・)

写真の様に、サクラ並木が続いていますが、当然、この時期は・・・こんな感じだ!(笑)


「安八百梅園」に到着して。

実は、先々週にも来てます。その時に比べて、多少、開花が進んだかな・・・と言う程度。
ま、雪も降りましたし・・・写真の様に、3分も行って無いです。

それでも、先々週に比べて、紅梅の開花が進んだかな・・・。

「寒紅梅」は「ロウバイ」は別として、真っ先に咲くのですが、その他の紅梅は遅いみたいですね。
それに比べて、白梅は、そこそこ咲いていて、目を楽しませてくれます。

その白梅の中でも、特に気に入っているのが
この「雲竜梅」。

幹がウネウネとうねっていて、
日本画に描かれている様な感じ。

寒いこの時期に、力強く見えます。


出店が有りました♪

先々週は、まったく有りませんでしたが、写真の様に「いかやき」とか「やきそば」とか「鯛焼き」とか。

「百梅園」の南の「安八ふれあいセンター」では「ぜんざい」のお店も♪
他にも「うどん」や「豚汁」「みたらし団子」等々・・・。

非常にそそられましたが、時間が微妙で、止めときました。


さらに、川沿いに南へ。

「安八百梅園」は「安八浄化センター」のすぐ横で、梅の時期は「浄化センター」が駐車場になります。
そこにも多くの梅が植えられていて、川沿いにも桜と梅が有りまして。

自転車を押して、ゆっくりと歩いて梅を堪能して来ました。


「中須川」沿いの遊歩道は、ここらで終わり。

「浄化センター」の南の橋で遊歩道は終わります。写真の橋は、そのすぐ南側の橋。
ず〜っと南に向かって走れますが、今日は「大垣」に向かうので、ここでUターン。

右の写真の「ツルニチニチソウ(蔓日々草)」が土手にチラホラと。春の気配だ♪


ほのぼのとした御地蔵様。

「百梅園」を後に、西に向かって行くと「輪中」の上の道に出ます。そこに居られたのが、この御地蔵様。
ふくよかな体型に、にこにこした様な表情をされてます。

由来に付いては、右の写真を御覧ください。


「輪中」の上の道を。

緩くカーブしたり、まっすぐになったりしながら、民家の間を通っています。

右の写真のクルマの前の角にも、小さい御地蔵様が居られました。


「平町常夜灯」。

「輪中」の上の道を北へ。堤防からの道に合流し、新幹線のガードを潜った先の、堤防上に有ります。
ここら辺りに、「揖斐川」の渡し船が有ったと、説明板に有ります。

堤防の上からは・・・。

雪を冠った「伊吹山」が見えますし、視線を北に向けると「富山県」との境の山々が見えます。

枯れ草の河川敷も、もうすぐ新緑の原っぱになるんでしょうねぇ♪

さて・・・お昼が近くなってますから「大垣」に向かいます♪


ちょっと寄り道して「大垣城」です。

「大垣」の街に着いて、『「餅惣」さんって、冬場はどうしてるのかな』と気になって。
「餅惣」さんの前まで行くと、すぐ横が「大垣城 大手門」なので、寄ってみました。

石垣に沿って、ぐるっと回って行くと・・・「水之手門跡」付近。

本丸の隅櫓との間が「水之手門跡」。そこから覗き込んだ景色が、なかなか良い感じ♪

石段を上がってみると。

何かの石碑。『明治29年大洪水?』
すぐ横に有った説明板によると、天守閣の石垣に有る線まで、浸水したんだそうです。

殆どの家屋が、屋根の上まで浸水・・・恐ろしいですねぇ。


「大垣八幡神社」で「自刎水」を手に入れて。

「大垣城」の堀にあたる「水門川」が南に折れ曲がる所に有ります。
駅から西方向で、「大垣祭り」の時には、この前に「山車」が勢揃いします。

そこの境内に、この「自刎水」は有ります。

石造りの枡から、こんこんと湧き上がって来てます♪

夏場に立ち寄って、手や足を流れ出る部分に浸すと、数秒で痛くなるくらい冷たいのですが、
この時期に触ると、ほんのり温かいんです。

理由は、年間を通して14℃くらいなんです。だから相対的に、そう感じるんですよ。

珈琲用の水も手に入れたし、さて、お昼御飯だ♪


お昼御飯は「讃岐うどん 綾小町」さんで♪

先々週も来てます。私、うどん好きです。(笑)

先々週は「釜揚げ」を食べたので、今日は「かけ」。「いりこ」出汁が美味いんですよね♪
それに天ぷらとおにぎりを付けて、今日のお昼御飯でした。

先々週は、食事の後、寒さで帰路に着いたのですが、今日は暖かい。
ですので、ちょっと足を伸ばしてみる事に♪


裏路地をウロウロと探訪しながら・・・。

「綾小町」さんの前の道を北へ。途中、迂回出来る所は、そちらへ。
「国道21号線」を渡って県道との交差点はアンダーパスで。

その後は、左の写真の様な路地の探訪をメインで進み、「養老鉄道 東赤坂駅」辺りへ。
右の写真がその辺りの物で、少し雪をかぶった「池田山」が近くに見えてます。


「輪中堤遊歩道」へ入ります。

「東赤坂駅」のすぐ北側辺りに線路沿いに向かって入ると、遊歩道の始まりです。

ちょうど「揖斐」行きの列車が来たので、写真撮影♪


遊歩道は基本、この様に赤い舗装がされてます。

「輪中堤遊歩道」と言うくらいで「輪中堤」の上を通ってますので、まず迷う事は無いですが。

写真の様に、桜並木がずっと続いてます。その時期になれば、そりゃあ、もう♪

この後、2回、大きな道を専用の橋で渡ります。


この景色が見えて来たら・・・。

2回目の専用橋を渡って、左下に「バラ園」や「テニスコート」を見ながら進んで行きます。
その辺りに来ると、遊歩道は歩道部分だけになって、クルマも通ります。

写真の東屋が見える辺りで、道幅が大きく広くなります。
道なりに右に曲がった先で、右の写真の様に二股に別れますので、右手の下って行く方へ。

「花菖蒲」で有名な「曽根城公園」です。

綺麗な水の池が有って、緑の芝生が有ります。が、今は、こんな感じ(笑)。
季節になれば色んな種類の「花菖蒲」が見れます。(花菖蒲園は池の向こうだけど)

風も無く、日差しがポカポカと気持ち良いので♪

この公園で、珈琲を楽しむ事にします。
実は「輪中堤遊歩道」の途中の東屋で、珈琲をしようと思ってたのですが、
先客が居られたので、ここまで来てしまったのです(笑)。

美味い珈琲を入れて、もう終わりの「サザンカ」や早咲きの梅を眺めながら、まったりしました♪

これが「花菖蒲園」。

今は、色んな品種の株が育てられてます。時期になれば、この広い敷地に植えかえられて、
多くの花が目を楽しませてくれます。

で、この「花菖蒲園」の有る場所も「曽根城」の一部で、家老の「斉藤内蔵助利三」の屋敷跡。
この人物は「明智光秀」の家臣であり「春日の局」の父であったりします。
(先日、「司馬遼太郎」の「国取り物語」を読んだばかりなので 笑)


「華渓寺」です。

「曽根城」の本丸跡に当たります。お寺の入り口に、右の説明板が有ります。
お寺の北側、公園に面した部分には、発掘された石垣が見れる様にもなってます。

で、ここには・・・。

「自刎水」が有るんですよ!

割と新しく作られた物の様ですが、綺麗な水がこんこんと湧き出してます。

昨年、来た時に見つけてたのですが、すっかり記憶から無くしてまして。
「大垣」で珈琲用の水を汲んで来たのですが・・・ここでの珈琲は予定外ですから(^^;


「大島堤サイクリングロード」です。

「曽根城公園」からは、名称が変わります。
ここも多くの桜の木が有ります。

過去の記事を見ていただけると分かりますが、
桜のトンネルを体感出来ます♪

今は、まだこんな感じですが、
土手の法面に緑が増えて来てますでしょ♪


「平野井川」の堤防上を進んで行きます。

「大島堤サイクリングロード」と言う名称ですが、川の名前は「平野井川」なんですよね。
で、県道を潜った先もサイクリングロードは有るのですが、土手の下だし、路面悪いしで、
堤防の上を行った方が気持ち良いです。

で、ここら辺り「中山道」と重なる部分でも有ります。
左の写真、「墨俣」との分岐に道標が有ります。「右 すのまた宿ヘ」と見えてます。

右の写真、先程の左の堤防を降りた道の先、橋を渡って進んで行くのが「中山道」です。


「旧 揖斐川橋梁」です。

明治20年の供用開始、明治41年に複線化に伴い、道路橋へ転用されました。
昭和の末までは、自動車も渡れたそうです。今年で120年は経過してます。

今は、人、自転車、単車のみが渡れる大規模トラス橋で、国指定の重要文化財なんですよ。
すぐ横に、複線化当時の橋台も残っていて、現在の橋は3代目となります。

トラス構造のコーナー部分に、この様に曲線を用いてあります。

強度的に現在の物との違いは分かりませんが、手が掛かっている事は確かでしょう。
塗装が剥げて来てますが、補修しないのかな・・・。

この橋梁の北側に有るのは「樽見鉄道」の物。

こちらは旧国鉄が第3セクターになった鉄道。
「ちゃりき!」のイベントでも何度か乗ってます。

写真でわかりにくいですが、橋梁の向こうに
「能郷白山」等の山々が見えてます。

余談ですが、国鉄当時の「樽見鉄道」の
基本案は、「能郷白山」の下をトンネルで
抜けて「富山」までとか・・・凄い計画(^^;


橋を渡って「穂積市」に入って・・・。

「東海道線」の下を抜けて「国道21号線」の下を抜けて所。
まっすぐ、舗装路を行けば良いのですが、つまんないんですよね(笑)

と言う訳で、土手の上に上がるダートを進んで。
土手の上には、右の写真の様な未舗装路。大昔の街道って、こう言う感じだったと思えて来ます♪


史実とは違う「墨俣一夜城」です。

ま、史実とは違いますが、休憩ポイントとしては、いつもお世話になってます。(笑)

左の写真、定点観測で、寄るたびにここで、写真を撮る様にしています。
季節が進むに従って、枝に花が咲き、葉が付き(毛虫も)、色づいて、落葉・・・色々な表情が見れます。


「長良大橋」を渡って「日置江」辺りで堤防の上の遊歩道へ。

ここも桜並木が続いていて、ここをずっと行くと用水を渡って、
「高桑桜」の有る「小熊高桑大橋」辺りで「美濃路」に入って快適に帰れるのです。

ところが、工事通行止めです。

1月のイベントの際に、このすぐ近くの方に
教えていただいたのですが、用水の治水の関係で
明治時代の水門を取り壊す事になったそうです。

盛り土の部分が取り除かれ(2月6日)
橋は、半分が壊されていました。

現在、この写真を撮影している場所に
立派な橋が架かってますので、写真の場所を
通る橋が再建されるかは怪しいです。

ちなみに写真の右側の建物は、
往時の排水ポンプ小屋だったそうです。


お気に入りの場所近くで見つけた梅の花です。

「美濃路」は「境川」の左岸側なんですが、最近は右岸側を使う事が多いです。
理由は、河川敷の部分に、長閑な景色を楽しめる所が有るから。

ヤギやポニーを飼って居られる農家が有ったりします♪
でも、さすがに、まだ寒いからか、この時間だと外に出してませんでしたが。

そんな畑の一角に、この木は有りました。梅だと思うのですが・・・違うかな?(^^;


最後に、今日出会った「春」です。

左上から「たんぽぽ」。右上「なずな」。左下「菜の花」。右下「ホトケノザ」です。

毎日、寒い寒いと思ってましたが、確実に「春」は身近になって来てます。
寒かった今年の冬も、もうすぐ終わりでしょうね♪

さて、自転車の旅、いっぱい楽しんで行きましょう!

本日の走行距離:約57.3kmでした。