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以前、ひろたさんのH/Pで見た「下栗の里」。
標高1000m程の高地、傾斜30度程の山腹の集落です。
深いV字の谷を見下ろす様な、この集落を訪ねてみたくて、
季節は秋。谷の両側には、錦絵の屏風の様な紅葉が見れないかな?
そんな期待も胸に、ついに行って来ました!
事前に調べたキツい坂も何とかなるかと、ね(笑)。
2週に渡って、2回行ってます。
先週はSDカード不調で写真がだめになったので、今回はリベンジ(^^;
1回目は、ソロでしたが、今回はミツさんを誘っての二人旅を楽しんで来ました。
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スタート地点は「道の駅 郷かぐらの湯」から。
中央高速を走り「飯田山本IC」から「三遠南信自動車道(無料)」で「天竜峡IC」へ。
そこから国道151号線を南下、「阿南町」で「天竜川」沿いに出て「天龍村」へ。
国道418号線で「秋葉街道 和田宿」の「和田地区」まで、約2時間半。
駐車場の端に車を停めて、走行準備。
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雲一つ無い青空!
「遠山川」に掛かる橋の上から、桜並木の紅葉と青空が良いですねぇ。
先週に比べて、道の駅周辺の紅葉も進んで来てます。
「和田宿」の「秋葉街道」を、「下栗の里」の登り口の「上村」へ向かいます。
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いきなり、どうだっ!って感じの景色で。
「遠山中学校」の先、斜度がキツくなります。
正直「上村」までは、そんなに登って無いと思ってたんですが、結構、キツい。
でも、MTBなので、軽いギアで、ゆっくり登って行きます。
写真の様な景色が見れるからこそ、登って行けるんですね!
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「遠山川」沿いの道を、山を眺めながら。
先週よりは進んでますが、紅葉の盛りは、まだみたい。
「木沢地区」まで来ると、「下栗の里」の外れの方(?)が、山上に見えて来ます。(写真:右)
あそこまで上がるんだよな・・・と、期待なのか、諦めなのか(笑)
ちょっと、ここで寄り道します♪
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「旧木沢小学校」です。
木造校舎の有る廃校を訪ねてみたくて、寄りました。
一段高い所に有る学校の回りの苔むした石垣、校門への石段、学校前に有る神社、
どれも、私にとって、どこか懐かしさを感じる情景です。
石段の前に自転車を停めて、校庭へと石段を上がって行きます。
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木造校舎が、懐かしいなぁ。
小学校は、こんな木造校舎でした。同行いただいたミツさんも、だそうです。
校庭では、「遠山森林鉄道の会」の方が、山の中の廃線跡から、線路や車軸を拾い集めて来られて、
軽トラから下ろしているところでした。
ちょっとだけ、森林鉄道に関しての話を聞かせていただき、興味津々で聞いてました。
先週来た時は、校舎の外の写真を撮っただけでしたが、今回は、中も見学して行きましょう!
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使い込まれた木の廊下。そして、懐かしい雰囲気。
玄関で靴を脱いで「木沢小学校」の名入りのスリッパに履き替えて。
歩くと木の軋む音。うんうん、こうだったよなぁ。
校長室を覗いて、それから、教室の中へ。小さな木製の机と椅子。ほんと、小さい(笑)。
この机、天板の一部が、持ち上がって、中に教科書とか入れられるんですよ。
(ミツさんの時代には無かったそうな・・・年齢差だな)
文字の書かれている黒板に、見覚えの有る方も居られるかな?(カーソルを乗せると拡大します)
現在放映されている、某引っ越し会社のテレビCMの舞台になっているのが、
ここ「旧木沢小学校」で、その際に使われた黒板が、そのまま残されてます。
(御丁寧に、そのCMも小さなモニターで見せてくれます。)
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2階の教室は「林鉄資料館」。
「遠山森林鉄道」の往時の写真や、ルート地図、色んな林鉄に関する遺物等が展示されてます。
個人的には、こう言う先人達の営みの痕跡って、何かパワーを貰える様な気がするんです。
そのうち「遠山森林鉄道跡」を探索してみたいな♪
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壁に貼られた子供達の書いた絵は、鮮やかで、まるで、まだ現役の学校の様です。
教室の隅の鉄琴を叩くと、これまた、懐かしい音がしました。
最後に、窓から校庭を眺めて、ここを後に。少しの間でしたが、子供時代に戻った様な、そんな時でした。
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「梨元ていしゃ場」にて。
「遠山森林鉄道」の始発駅が有った場所です。
今は、観光案内や食事の出来る、道の駅。
敷地には、往時走っていた機関車と客車が
復元展示されてます。
その横に、先程の「遠山森林鉄道の会」が
再現敷設したレールも有ります。
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先週見つけた、紅葉の場所。
先週より、少しだけ紅葉が進んだかな・・・でも、真っ赤な紅葉って程じゃない。
この辺りは「上村川」になんですが「遠山川」と違って、綺麗に澄んだ流れ。
紅葉が映えると期待してたんだけどなぁ・・・。
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さて・・・登りに掛かります!
先程の紅葉の場所を下に見ながら、「林道 赤石線」を上がって行きます。
折り重なる様な山々を眺めながら、ゆっくりゆっくり上がるんです。
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登り始めて、ここまでが、まずキツい!!
ほんと、この回り込む様なカーブまでが、キツいんです。
先週は、なんとか乗ったまま上がりましたが、いっぱい汗をかいてしまって、
後で寒くなったので、今日は程々に・・・と言う訳で、押しました(笑)。
カーブの内側の木々を眺めながら、ちょっと休憩。
写真の一番上の、裸になった木ですが、先週は真っ赤な葉っぱを付けてたのになぁ。
それにしても、先週の写真がダメになったのが悔やまれる・・・。
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山上の集落の端に到着・・・そして、また木漏れ日の道を進んで。
先程のカーブから程なく、最初の民家が出て来たら、勾配が緩くなって一息付けます。
その区間は、右の写真の様な、木漏れ日の道で、気持ち良いですよ!
木々を通して、V字の深い谷がチラホラ見えたりもします。
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かなり上がって来ましたね〜!
錦絵の屏風の様な紅葉・・・とは行きませんでしたが、これでも満足♪
右の写真、右端の木の先端辺り、尾根の上に家が有るんですが、分かりますか?
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どれだけ深いV字の谷かと言うと・・・。
こんな感じです!
自転車をギリギリに停めて、写真を撮ってますが、落ちそうなのは自転車なのに、
自分の背筋がゾクゾクしてます(笑)。
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あまりに景色が良いので・・・。
ちょっと進んでは写真、なんて繰り返してますから、進まないんだな(笑)。
でも、この景色を停まって眺めないなんて、勿体ないじゃないですか?
右の写真の奥の山々は、南アルプスです。
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集落に近づいて来てます!
こんな山の上で暮らすなんて、ちょっと羨ましいですが、きっと、大変なんだろうなぁ。
振り返ると、こんな景色で。
右上に上がる道は、林道じゃなくて、上の集落に向かう道。まだ上にも人が住んでるって事です!
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水場が有りました!
湧き水じゃなく、沢から引いて来ている様です。
そして、その横に「山の神」と「水の神」が祀られていました。
せっかく水が有るんだし、時間も良い時間なので、道端ではありますが、お昼にします♪
ストーブで沢水を沸かして、珈琲豆を挽いて、美味い珈琲を入れて。
コンビニで買って来たパンをいただきます。
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まだまだ登ります・・・。
先程、お昼を食べた場所から、目的地までは、まだ200mほど高度を上げるみたいです。
確かに写真の様に、ぐんぐん登って行きます。
でもMTBなので、ギアを軽くして、ゆっくり上がって行けば、なんとかなってます(笑)。
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道沿いには、こんな物が有ります!
さて、これは何でしょう?・・・って、すぐに答え書きますが、蜂蜜を自給自足されてるんです。
この辺りでは、各家ごとに、写真の様な木の樽や丸太をくり抜いた物で、養蜂をされてるんです!
テレビで見た事は有りましたが、実際に見たのは初めて。
写真を撮ってる振りをして、右の写真の様な登りで、休んでたりします(笑)。
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「下栗」集落の中心まで来ました!
やっと「民宿ひなた」さんの所まで来ました。
深い谷が見下ろせます。
どのくらいかと言うと、右の写真で斜度が判るでしょうか?
覗き込んで写真を撮ってますが、背筋ゾクゾクです(^^;
この後は、集落の中のつづれ折れの道を上がって行きます。
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つづれ折れなので・・・。
少し登っては180度曲がって、を繰り返します。
ですので、同じ方向の写真を高度を変えて撮る事になります。
遠く南アルプスの山々まで、見通す事が出来ます。
同行のミツさんと、場所を譲り合いながら、愛車と景色の写真を撮ってます。
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どれくらい、つづれ折れなのかと言うと・・・。
左の写真の矢印の所を、順々に通って上がって行くんです。
右の写真、左の写真の白い車の辺りを、上から撮った物です。
グルッと180度向きを変えながら、登っている様子が判りますか?
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さぁ、最後の登りだ!!!
太陽に向かって、最後のキツい所を、颯爽と・・・じゃなく、ユルユルと登ってます。
振り返ると、こんな斜度。私には、これが限界(笑)。
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登りきった!
「下栗の里 本村 標高979m」だそうです!
最後のキツく、ユルユルと曲がった道が、見えてます。
ここから「遠山川」を覗き込むと、右の写真。
ちょっと間違えれば、一気に落ちて行きますね・・・正直、怖かった(^^;
先週は、ここで、帰路に着いたのですが、交通量調査&交通整理をされてた、
地元のお父さんと歓談して、今日は、時間に余裕があるし、この上の「まんば亭」まで上がる事に。
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標高1000m越えしました。
標高1080mだそうです。自転車で、こんな高い所に来たのは、初めてじゃないかな♪
左の写真だと、普通の田舎の集落に見えますが、右の写真だと、急傾斜の山地の集落だと判りますね!
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「はんば亭」前の広場にて。
視線と山頂の高さが同じくらいに感じます。
見える限り、山々が折り重なってます。
でも、ここ、振り返ると混み合って、
殺伐とした駐車場なんですよね(^^;
ここまでが、静かな世界だっただけに、
いきなり現実に戻された様な(笑)。
さて、長居は無用。下山しましょ♪
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帰路は、下り坂だ♪
「はんば亭」から下って分岐へ。地元のお父さんに、さよならの挨拶して。
そこからしばらくは、同じくらいの標高で平行移動して行く感じ。
所々で停まって、急傾斜地の集落の写真を撮って行きます。
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見下ろす様な急傾斜地での暮らしは・・・。
今年の夏訪ねた、母の実家も山上に近い所に有りましたが、ここはスケールが違う。
母の実家でさえ、畑仕事は大変だったのだから、ここだったら・・・キツいだろうなぁ。
でも、雲海を見下ろす朝の景色は、懐かしく、そして、ちょっと羨ましい。
ま、たまに来る旅人だから、言える事なんでしょうけど。
写真を撮って、見上げると、柿の実と青空が素敵だったなぁ。
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少し夕時の陽になりつつある山々。
影が長くなって来てます。少し夕時の陽をあびる山々も、これまた、良い!
でも、あまりノンビリしてると、暗くなっちゃうから、このくらいにして(笑)。
ここを過ぎたら、後は快適なダウンヒル♪
かなり速度が出ます!路面は、まぁまぁですが、アスファルトの継ぎ目で荒れてたりします。
みなさん、速度の出し過ぎには、注意しましょうね♪
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「命水 一本木」です。
沢から引いて来ている清水です。冷たくて美味しいので、ペットボトルに詰めて持ち帰りしました。
きっと鉱水でしょうから、珈琲よりは、紅茶の方が良いのかな?
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「上村小学校」前の橋にて。
登るのに2時間は掛かったのですが、
下るのは写真撮影の時間を入れても30分!
いやぁ、気持ち良かった!(笑)
ここから見ると、木々の紅葉が綺麗。
もう少し時間が経つと、もっと良くなるんかな?
さて、後は、有る目的を果たしてから、
道の駅でお風呂に浸かろう♪
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帰りに「梨元ていしゃ場」でトイレ休憩したので。
「遠山森林鉄道」で走っていた車両を、レストアして展示してあります。
その横に、往時の路線図や写真の説明板が有ります。
記事を書きながら、色々調べてみましたが(だから、記事書くの遅いんだぞ!)、
なかなか楽しめそうなんだよなぁ♪
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目的も果たし「郷かぐらの湯」に、無事に帰着。
山に落ちようとしている夕日に向かって、最後の橋を渡って行きます。
後は、駐車場に停めてる車に自転車を積み込んで、お風呂だ!
駐車場に着いて、まずは、休憩。
さて、『有る目的』と言うのが、右の写真の2本のガラス瓶。
「下栗いも焼酎 天空の里(あまのさと)」です!
「下栗芋(二度芋)」と呼ばれるジャガイモで作った焼酎で、限定品らしいです。
今回来るにあたって、色々調べてて見つけたので、ぜひ、購入したかったんです。
芋焼酎ですが、癖も無く、さっぱりして美味いですよ!
好天の下、今回も登りはキツかったけど、あの雄大な景色が楽しめて、本当に楽しい一日でした。
本日の走行距離:約36.4kmでした。(車移動は、300km以上 笑)
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