#272:「美濃小坂酒造蔵開きと子宝温泉ポタ!」(12/03/03)


寒い日が続いてましたが、3月の声を聞いて、少しは春らしくなった様です。
やっと自転車で出掛けても楽しい季節になってくれました。

今日は「美濃市」の「小坂酒造場」さんの蔵開きなので、
「美濃」界隈から「子宝温泉」へと、ゆったり行ってみる事にしました。

やっと春らしい、のどかで快適な一日でした。


本日のスタートは「道の駅 にわか茶屋」から。

「国道156号線」の「美濃」中心部を抜けた「長良川」のそばに有ります。

車を停めるのは、道の駅と国道を挟んだ反対側に有る「サイクルステーション利用者専用駐車場」。
この道の駅には「自転車で観光を」のコンセプトで、レンタル自転車を置いた施設が有ります。

いつもの「中濃総合庁舎」じゃない理由は、購入したお酒を担いだまま走りたく無いからです。


国道を走って「美濃うだつの町並み」へ。

「うだつの町並み」は、静なたたずまいで、今日も迎えてくれます。
ゆっくりと雰囲気を楽しみながら、目的の「小坂酒造場」さんへ。
立派な「うだつ」もですが、「むくれ屋根」と言う独特な屋根が、また魅力的な建物です。

道の駅から「うだつの町並み」へのルートは、国道は道が狭い上に登坂路になるので、
いつもですと、川沿いを「上有知川湊灯台」を回るルートか、警察、消防署の裏を通り
「美濃小学校」の横を抜けるルートを愛用してました。

ですが、最近、国道が拡幅整備されて、広い歩道が完備されたので、そこを通って来てます。


「小坂酒造場」さんの店内です。

店先で受付を済ませて、試飲の出来る店の奥へ向かいます。
店の奥から店先へと続く、床の2本の列は、かつて商品を運び出したトロッコの線路跡かな。
「小坂酒造場」さんの銘柄「清酒 百春」と紅白の垂れ幕、そして年期の入った建物が良い雰囲気。

店の奥の試飲会場で、少しだけ試飲。酒粕を焼いたのを砂糖醤油でいただいたりも。
そして「吟醸 生原酒」用の瓶を購入し、奥へ進んで係の方に入れてもらいます。(写真:右)

本日の朝しぼり「吟醸 生原酒」と試飲して気に入った「原酒 蔵出し」を入手です♪


今日の「うだつの町並み」には「忍者」がいっぱい♪

「美濃市観光協会」事務局長さんの『美濃市に忍者を』の発案に、集まった方々だそうです。
もちろん、当の事務局長さんも、この中に居られます♪いいなぁ、こう言う集まりって・・・ね!

「観光協会 番屋」の前で、「忍者」が「ぜんざい」と「甘酒」を売ってました(笑)。
どちらか迷ったけど『ぜんざい下さい!』。美味かったです、これ♪

この後、「山菜みなみ」さんに、久しぶりに顔出し。
お母さんとお父さんと、しばし歓談。久しぶりに笑顔が見れて、良かった。
『「花みこし」に、また来ます!』と約束して、「みなみ」さんを後にしました。


怪しい隧道(笑)♪

「うだつの町並み」から「道の駅」の車に戻って、手に入れたお酒をクーラーボックスに仕舞って。
それでは、ゆっくりノンビリ、探索気分のポタに出発します。

昨日、今日のルートを「ルートラボ」で見ていて見つけた怪しい「トンネル」記号。
何が怪しいかと言うと、片側は道に有るのに、その反対側が無い・・・気になって来てみました。

元々は、用水を通す為のトンネルで、その用水の上に、コンクリートで道を付けた様です。
あまり高く無い天井ですので、気をつけながら抜けて行きました。


「しだれ桜」が綺麗な「光照寺」さんです。

「花みこし」の「美濃まつり」の頃に、「しだれ桜」が本当に綺麗なんです!
でも、今は、お寺の向かいの畑の梅の木が、2輪ほど花を付けているだけでしたが。

「花みこし」の時を楽しみにして、また伺いましょう。


「新立花橋」付近にて。

いつものルートなら「うだつの町並み」を後に「曽代」の先で国道沿いを走り、
「新立花橋」の手前から「長良川」左岸を進むのですが、いつも同じじゃ面白く無い!

と言う訳で、今日は「新立花橋」を渡って、でも国道を進むのでは無く、右岸側を進んで見る事に。
のんびり川を眺めながら走らせて、清流や春の野の草の写真を。(オオイヌノフグリって言ったかな)


ちょっと河原に寄り道です。

写真の対岸のガードレールの道が、いつも通っているルート。
いつも走りながら『対岸の河原に降りてみたいな』と思ってましたので、寄ってみました。

サラサラの砂地なので、MTBのタイヤでも乗れません(笑)。
春のポカポカの日差しを浴びながら、景色を眺めて・・・ウツラウツラ。本当に昼寝しそうでした。


右岸を走る目的は、これです♪

いつものルート(左岸側)から、気になっていたのが、ここ。
今の国道のトンネルが出来る前は、ここを通ってたんじゃないかな・・・つまり、廃国道?。

ここの手前に『通行止め』の看板が有ったので、様子を見るだけでもと来てみたら、
『自動車通行できません』なので、進んで行く事にして。

左の写真の奥は、左に曲がって行き、抜けた先が右の写真。廃道っぽいですね〜!

岩盤剥き出しの切り通し・・・落石注意!!!

少しぬかるんだ路面を抜けて、写真の様な岩盤剥き出しの道を、路面の落石状況を確認しながら。
落石が多いなら、今も危険性が高いので、戻る事も考えに入れて進んで来ました。

ちょっと危ない楽しみですが、その代わり、右の写真の様な景色を独り占めです。

この先、国道に合流して、しばらくは、そのまま国道沿いを進んで行きました。


「洲原神社」です。

国道沿いを進み「長良川鉄道 洲原駅」の先に有ります。
桧皮葺の社殿、拝殿、山門(で良いのか?)、そして大きな木々が歴史を感じさせます。
夏場、日陰で涼しいし、山門の石段の先に、水遊び出来そうな「長良川」で休憩に、お薦め!

ここは、以前は「ブッポウソウ」の生息地だったそうですが、国道の交通量増加に伴う騒音で、
今では、石碑のみが残るだけです。


「洲原隧道」から「上河和橋」で左岸へ。

「洲原神社」のすぐ先、国道はトンネルに入って行きますが、右手に進む道が有って、
そこの写真の「洲原隧道」が有ります。ここも、旧国道なんでしょうね。

右の写真は、隧道を抜けた先の橋の上から。「長良川」の景色は、どこも写真に映えますね!


『おぉっ!野生の猿だっ!』(笑)

左岸側を進んで行くと、対岸の「木尾(こんの)駅」に向かう橋が有りますが、
その周辺の田んぼに、コイツ等が集会してまして。

ちょっとアップで撮ってやりたくて・・・近づいて撮影♪ でも、距離は5mは有りますから(^^;

父母の実家の「高梁」に「臥牛山自然動物園」と言う、野生の日本猿を餌付けした公園が有りました。
そこに幼い頃、良く連れて行かれて。その際に教えられたのは、『絶対に目をそらさない事!』
奴らは人間が凄く怖いので、攻撃のチャンスを狙っているのです。だから、目をそらしちゃ駄目です!


川沿いの道をクネクネと。

先程の橋を過ぎると、眼下に川面が見えます。
木々を通した緑色の水面、これも綺麗です。

見通しが悪いのと、所々、水が流れてますので、
あまり飛ばさないでね!


「道の駅 美並」の対岸です。

クネクネの部分が終わり、道はまた、緩やかなカーブを描いて続いて行きます。

山の木々は、まだまだ春の装いでは無いですが、春の日差しに照らされた「長良川」が
かえって鮮やかに見えた気がしました。


「黒地の岩清水」です。

緩い登りに掛かり、数件の集落を抜けて行くと、道は右に大きく曲がって行きます。
再び、岩肌が道に迫る区間に入ってすぐに、ここは有ります。

ここに来ると、前方に「長良川鉄道」の鉄橋と赤い「勝原橋」が見えて来ます。
「子宝温泉」は、もう少しです。


「勝原橋」と「長良川」の流れ。

「勝原橋」からの道との合流を過ぎた先で、川の方に降りる道があるので、そこを行きます。
キラキラ日差しを反射して、透明度の有る「長良川」。この川面の眺めが好きなんです。

ここは、日当りが良い所なので、田んぼの畦に、春の兆候が無いかと思ったのですが・・・。
やっぱり、フキノトウとか、まだなのかな(^^;


「子宝温泉」到着です。

写真の様に「長良川鉄道」の「みなみ子宝温泉駅」が、そのまま温泉です。

右の写真の方が「美濃」や「関」方面。里山を、線路がまっすぐに延びてます。

さてと・・・。ちょっと、温泉入って来ま〜す♪


「長良川鉄道」のレールバスです。

温泉を楽しんで、外に出て休憩中(中は禁煙になったの)に列車が来たので撮影。

右の写真は「勝原」の鉄橋を渡る「長良川鉄道」のレールバス。
「長良川鉄道」は単線なので、「みなみ子宝温泉駅」の次の「大矢駅」で上下線が行き違います。
なので、「みなみ子宝温泉駅」に下り列車が来たと言う事は、「大矢駅」に上りが居る可能性大。

と言う訳で、良いポジションに移動して、撮影しましたが、構図が悪いな(^^;


帰りは、基本、下り坂なんです♪

写真の様な、まっすぐな所は少ないですが、ユルユルと登って来た道ですから、帰路は下り♪

温泉上がりの身には、下りで体に感じる風の心地良い事!


帰路の途中の「長良川」。

写真の場所、以前は、電柱の向こうに見えるくらいの木が、数本植わってましたが、
やはり、河川敷のは増水時の抵抗になって危険なのか、切ったみたい。

整備されて公園になるなら、それでも良いかな♪
右の写真の様な景色を眺めながら、のんびり出来るし、川遊びも出来そうですからね。

今日は、久しぶりに暖かな日差しを楽しめたポタでした。
さすがに、もう暖かくなると思うので、いっぱい出掛ける予定です♪

本日の走行距離:約34.9kmでした。