#24:Non-Brand クロスバイク ’03(ko1さん1号車)


ko1さんが、当サイトに参加いただくきっかけになったバイクで「スポーツオーソリティー」
のオリジナル商品だそうです。
乗り心地を改善したいと相談を受けていたのですが、#19のバイクを新規導入してから、
ご自身で改造に次ぐ改造で「こだわりの一品」に仕上がったそうなので、こちらにアップです。
私、事務長も認めた、かなりの仕上がりですぞ。

まずは、オリジナルの状態です。

これはこれで、良いのですが、
やはりフレーム、フロントフォークの
形状から推測されるように、かなり
ロード寄りの固めな乗り心地だそうで、
何とかしたいと言うのがあったそうです。

オリジナルの重量は11.5kg。
さて、軽量化の程は・・・。


いきなり完成写真!

オーナーのコンセプトは軽量&シンプル。
各部の改良で重量はの8.8kg。
ホントに軽量マシンになりましたね。
マイナス2.7kgはなかなか難しいですよ!
オーナーのコメントとして「ひとつひとつ部品
を変更、改造して行ったのでハイグレード部品
の良さを体感できた」そうです。

それでは、以下に改造点について説明して
いきます。


まずはクランク。シマノの600アルテグラ。すっぱりとシングル化されてます。
オリジナルの肉抜き加工とバフ掛けで、元のデザインとはかなりの変貌です。
ご本人コメントで
「メイン部のスリット状の肉抜きは、軽量化への意気込みとして、くり抜きました!」
強度的には・・・・大丈夫みたいです。

ペダルは三ヶ島(ミカシマ)のシルバン・ライト。これにも軽量化の手が加えられてます。
ペダリングの為に、樹脂性のトーフックが使用されてます。

リア周りはロード系ギア(アルテグラ12T〜27T)で9速化されてます。
リア・ディレーラーもアルテグラで、オーナーはこのビューから見た変速機の
形状に惚れ込んだそうです。


ハンドル周り。ここにもシンプル&軽量の精神が表現されてます!
ブレーキレバーはその軽量さとシンプルさから、ダイヤコンペをチョイス。
ロード用のサイドプル式のブレーキですので、こいつが使えます。
シフターはSL−R660です。これ、MTB用のXT(M750)と見た目は
変わらないんですよ。

フロント・フォークはPAZZAZ社のPZ−F101(カーボン)に変更で、
軽量化と乗り心地の改善を狙ってあります。


ブレーキ本体。ロード用のサイドプル式です。メーカーは不明です。
が、yosanのウォーリアにも同形状のが付いてましたから、多分テクトロ社のだと思います。

タイヤサイズ的には32Cまでは行けそうなクリアランスは有りそうです。


サドルはアボセット社のO2−40R。事務長1号車で使っていた物を再利用してくださってます。
どうもko1さんのお尻には調子良いみたいです。(だから、サドル選びは難しいですね。)

シート・ポストはポストモダン社のPM−610。
これ、シマノ社のデュラエースのポストと重量が変わらないのに値段は半額以下!!!
ちょっと気になりませんか?仕上げもなかなかで品質感ありますよ。


ホイールのハブは105、リムはマビック社のCXP−21。
オーナーの好みでブランド名のステッカーは剥がされています。

タイヤはケンダ社の700×28C。これは、近々変更されるかも、だそうです。


<まとめ>

元の値段が2万円弱だったそうですが、ここまでするのに部品代で8万近く掛かったそうです。
「じゃ、初めからそれくらいの完成車買えばいいじゃん!」と言う声が聞こえて来そうですが、
実際、使われている部品のグレードを考えると、とてもこの値段では無理です。
それに、一番重要なのは、自分オリジナルってのじゃないでしょうか?完成度、高いですよ〜!!


<改良:1 2004/12/20>

1号車のその後の改良報告です。いやぁ、知らないうちに(ちょっとは知ってましたが)大変貌。
ついにフレームまで変更で、もう完全なるオリジナルバイクです。重量は8.5kgになりました。
残っているのは・・・ブレーキキャリパーのみですね。

大満足の結果に「一生、大事に乗って行きます!!」との事です。

(*この記事は、ko1さん自身のコメントを元にしております。)


チタンフレームの導入です。
御馴染みのヤフオクで手に入れました。
剛性を考慮し多種類の異形パイプを使い分けた、
light cycleさんこだわりの一品です。

チタン素材そのままの無塗装仕上げです。
ko1さん好みのノーネーム仕様になってます。

シャキッとした外観からは想像出来ない、
当りが柔らかく、しかも剛性感のある乗り心地は
狙い通りで大満足です。

価格はフレーム単品で¥7万円。
一生ものと考えれば充分納得の価格です。


フレームがチタン生地色になったので、サドルとグリップをライトブラウン系でまとめてみました。

グリップはサイクルベースアサヒさんのオリジナル商品。価格は・・・忘れました。

サドルは、色々探してみたのですが、この系統の色の軽量サドルで気に入った物が
見つからなかったので、元々付いていた物を、ご近所の椅子屋さんで張り替えしました。
いい感じの質感のビニールレザーで、満足の仕上がりです。(¥3,000)

ブラック色のタイア/グリップ/サドルのセットもありますので、気分で交換して楽しめます。

合わせて、クランク回りも変更したので報告します。
ギア板を自分の脚力に合わせて48T→42Tに変更しました。フロントシングルで行きたいので、
貧脚の自分にはちょうど良いそうです。
グレードはアルテグラ、自作バフがけクランクに合わせて、バフ仕上げです。


通常販売の状態は写真の様にロゴが入っています。(写真:左)
ちょっと解りにくいですが、図面の様に各部のパイプは異形断面です。(写真:右)
ヘッド回りは、インテグラルヘッドですっきり。溶接痕もきれいですね。
写真のカーボン・フォークも入手可能です。
今回チョイスしたのはフルチタンでしたが、カーボンバックのも有ります。
エンド部分の加工もすっきりと奇麗ですね。

<改良:2 2005/04/05>

ko1さんから、ブラックバージョンの写真とコメントが届きました。
以下、ko1さん自身の紹介コメントです。(一部、私が補足してます。)

前回紹介したのはベージュ・バージョン。
今回はブラックの超軽量バージョンです。

突然7kg台にしようと思い立ったものの
あまり削れるところがない。
でも何とかペダル、サドル、ホイール、
タイヤを軽量化しました。

ちょっと精悍な感じの
ブラック・バージョンです。


ホイールは「ちゃりき!」メンバーでは御馴染みの「シマノWH−R550」
(重量:実測1,835g)

乗り心地を試そうと、ひみよしさんのをちょっと試し履きさせてもらったら・・・。
これがデザイン面でのフレームとのマッチングがドンピシャ。買ってしまいました。
インプレッションは、以前のホイールに比べて、漕ぎは軽いです。が、乗り心地は固いのです。

タイヤは「TNI」スーパーコルサ700×23C(重量:実測220g)

漕ぎも軽い、重量も軽い、乗り心地もよくていいタイヤです。

ペダルは、こちらも「ちゃりき!」では御馴染み、タイオガの「シェアーフット7」です。
重量が265g(実測)と軽く、ブッシュ式ベアリング採用で滑らかな踏み心地です。

全体のデザインから、事務長さんと『シルバー色の方が軽いイメージでいいね』と意見が一致。
本来ブラックの外枠をショットブラスト(ガラスビーズを高圧で吹き付けて凹凸をつける加工方法)
にて、加工してます(事務長さんに特注)。
アルミ素材そのままのシルバー仕上げになっています。う〜ん、いいねえ!(と、思いません?)。

サドルは、群馬県のサイクルショップ「タキザワ」のオリジナル商品です。(重量:実測285g)

この重量で¥2980はお値打ち。でもデザインが、今いちそそらないんだよね〜(^^;。
座り心地はソフトで、長距離でも快適ですよ!


この写真の状態で、思惑通りに7.8kg!結構軽くなりました。

以前にも増して軽々と加速します。でも軽すぎて風の強い日は堤防から落ちそうになることも。
今後はダイエットにも疲れたので、少し重量が増えても気に入ったデザインにして乗るつもりです。


いやぁ、シックで落ち着いていながら、どこか「やる気」にさせる1台になりましたね。
気分でベージュと組み替えて乗るって言うのは、ko1さんならではの楽しみ方。
こう言う、楽しみ方、有りですよね!ねっ、皆さん!!