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「ちゃりき!」にも、小径車がどんどん増えて来ました。ブームに乗り遅れまいと、
色々と物色していたタイガーさんでしたが、ついに購入。「KHS」社の「F18-R」です。
先日のイベントに、コイツで参加されましたが、実は、すでに水面下では改造計画が
秘かに進行していたのです。題して「プロジェクト:京都」。
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前後18インチのホイールに、前後サス。
この状態での重量は、12.1kg。
オーナー曰く、クルクルとペダリングできて、
走りは快調その物です。
が、「世界に二つと無い物にしたい!」
と言う欲望が目覚めて来たそうです。
まずは、オリジナル状態の紹介から。
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フロントはリンク式サスペンション。
けっこう良く動いてくれますが、ボビングを気にする程でも無いです。
リアはエラストマーを圧縮するタイプ。チェーンステー側にはピボットは無く、全体がしなる構造。
動き過ぎる事無く、路面からのショックを綺麗にいなしてくれます。
ブレーキは前後とも「テクトロ」社のVブレーキ。
これが、「F18-R」にした理由で、太いタイヤも履かす事ができるからなのです。
「F20」は、ロードのサイドプル・ブレーキなので、オリジナルのタイヤ以上に太いものは
装着しにくいからです。・・・なぜ太いタイヤか?ダート等で、走行を左右しないからです。
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広めのフラットバーハンドルに、バーエンド・バーが標準装備。
グリップシフトで、「シマノ」社の「RD−2200」で8速を駆動します。
が、このグリップシフトを何とかしたいそうです。(ギア歯数は11−30T) |
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クランクはPCD130mmの普通のロード用クランクに52Tギア板が、
ガードと共にセットされてます。(チェーンリング取り付けピンは、それ故にトリプル用の長い物)
サドルはノン・オリジナル。「セレ・イタリア」社の「Max Flite」。
何でも、チューブを買いにショップに行ったら、帰りに持っていたそうです(笑)。
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<改良:1>2006/06/04
快適な輪行での走行を目指して、ドロップハンドル化及び、フロントW化を実施。
使用部品は、オーナーのこだわりで「シマノ」社の「アルテグラ」にてリア10速化です。
さてさて、すんなりと取り付かないんですよね〜。
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完成状態です!
どうです?カッコいいでしょ?
ハンドルがちょっと上向きなのは、
フロントサスが沈むとちょうどいい感じに。
この状態の重量は11.3kg。
ドロップ化、フロントW化して、少し軽量に!
サドルは、この状態から、実走の結果、
もっと高くなりました。
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ハンドルバーは「日東」の「Neat Mod.184 STI-80 380mm」。ヘリオスと同じ物です。
これに「シマノ」社の「アルテグラ(ST−6600)」。
ブレーキワイヤー調整機構をさせる、補助レバーは「テクトロ社」の「カーボン」!
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クランクはオリジナルのギア板に変えて、
「ストロングライト」社の「Kit130 PCD130シマノ用 歯数:52/39t」に変更。
W化に伴い、BBはオリジナルの軸長115mmから113mmに変更。
フロントディレーラ−は、シートパイプ径が35mmなので、
「シマノ」社の「SM-AD15 直付けバンドユニット」で「アルテグラ(FD−6600)」が
すんなり付く予定でした・・・。が、フレーム形状から付きません!!(マズいっ!)
ですので、急遽、専用アダプターを製作して、取り付けいたしました。
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リアディレーラーも「シマノ」社の「アルテグラ(RD−6600)」。
リアカセットは、フロントW化により、クロスした11−23Tに変更。
現行「アルテグラ」ですから、当然10速。
ここで、目敏い方なら気が付かれたでしょう!そう、ホイールがオリジナルと変わってます。
「A−CLASS」社のエアロタイプになってます。
変更理由は・・・バーテープを買いに行ったら、何故かこれも買ってたそうです(笑)。
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ロード用のSTI使用するにあたって、ブレーキもミニVブレーキに変更。
ダイレクト引きでも良かったのですが、輪行で遠くに出掛ける事を考え、リムとの関係がシビアな
ダイレクト引きは止めました。操作性、効きは、ヘリオスで実証済みなので、これを採用。
「テクトロ」社の「RX5」。ヘリオスで使ってる「RX3」の高級版。
と言っても、そう高い値段では無く、シューも舟式になってますので、お薦めです。
タイヤは「パナレーサー」の「パセラ18×1.5」。ヘリオスと同じ銘柄です。
ここが「18R」にした理由で、太いタイヤで、どこでも気兼ね無く走れる事が狙いなんです。
掛かった費用を考えれば、「20R−RAC」に届こうとしますが、コンポは1ランク上の
「アルテグラ」ですし、太いタイヤも履けますし、第一、世の中に1台切りですから。
オーナーは、改造後の試走ポタで、大満足の様子でした。
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<改良:2>2006/06/04
先日の京都/奈良ポタで露呈した、18インチ故のギアが軽過ぎる問題。
今回それを対策する意味で、フロントギア板の歯数をアップしました。
それに伴い、前回改良で作成したフロントW化ステーを製作し直して、見栄えもアップです。
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さぁ、どうです?カッコいいでしょ?
小径車とフルサイズ車(26インチ、700C)では、タイヤ周長の違いにより、
タイヤ1回転当りの進む距離に違いが出て来ます。
故に、巡航速度を合わせた場合、クランク回転数を上げる必要が有り、疲労が増える事になります。
そこで、フロントギア板の歯数をアップ、クランク1回転当りのリアタイヤの回転数を稼ぐ訳です。
チョイスしたのは「シマノ」社のロード最高峰の「デュラエース」のトライアスロン用。
通常のギア板と違って貫通した穴は無く,裏面が肉盗み加工で剛性確保と軽量化してあります。
ですので、ちょっと見、フロントシングルにも見えますね!
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これが今回製作し直した、W化ステー。A2014材使用で、ポリッシュ仕上げです。
前回のステーに比較して、ギア板との位置関係を見直ししてあります。
結果、変速性能も以前以上に向上しております!
前回のステーは、「京都/奈良ポタ」に間に合わせる為、暫定のブラスト仕上げでしたが、
今回は、より念入りに製作し、ポリッシュ仕上げで「アルテグラ」のフロントディレーラーの
品質感に負けていないと思いますよ!(いつもの様に、自画自賛です。笑)
ですが・・・ポタ前に組み付けようとしたら、一部干渉!
ディレーラーのW位置を外に出せる様に設計変更したのが裏目に。
急遽、追加加工しましたが、きちんと加工部分もポリッシュ仕上げしました!!
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<改良:3>2006/08/17
購入時から、クランクのデザインが気に掛かっていたそうで、
今回、「カーボンクランク」の導入となりました。
今回改良のポイントは、「オクタリンクBB」の軸選択でした。
デュラエース7700系、XTRのBB4本を検証した結果、
「オクタリンクBB」の軸長の勉強になりました。
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カーボンクランク装着後の姿。
どうでしょう?
元のクランクも黒色なので、遠目には
変わって無い様に見えます。
今回の改造で、−146gとなりましたが、
輪行時の補助スタンドの導入により、
車体重量は、差し引きゼロでした。
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チョイスしたクランクは「PAZZAZ」社の限定品。
カタログでは、かなりの軽量が謳い文句でしたが、オリジナルのクランクも
そこそこ軽かったので、劇的な軽量化にはなりませんでした。
しかし、見栄えは、さすがカーボン!高級感の向上は、狙い通りです。
しかし、「オクタリンクBB」を使用する為、データが無くちょっと手間取りました。
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実は・・・前回、BBを組んだ際に、ちょっとした手違いでシェルケース73mmなのに、
68mm/110mmの物を組みまして・・・。
正しい73mmシェルケースの軸長に換算すると、113mmの物で良い事になります。
(ですので、<改良:1>の記事中の寸法も110mm→113mmに変えてあります。)
対応するオクタリンクBBは、シェルケースが73mmだと、ロード用には無い為、
XTRを使用します。
この際の軸長は・・・112.5mmか116mmのどちらかの選択なんですが、
チェーンライン的には、どちらでも行けそうでした。
しかし、「シマノ」社純正のクランクで無い為、左の写真のC面カット部がスパイダーの
固定部分に干渉する為、116mmとなりました。
これにより、当初、四角軸BBでのチェーンライン52.9mm→54.3mmとなりましたが、
フロントインナー×リアトップ時のアウターリングへのチェーンが若干当りが解消出来ました。
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折り畳み時の補助スタンドの装着。・・・KHS純正 F20シリーズ用(写真:左)
KHSのFシリーズの物は、ダホン等とは違って、シートポスト下部が折り畳み時の
スタンド代わりになりません。
その対策にと、写真右のクランク先端にワンタッチで嵌められる部品(石突き?)を
製作していたのですが、クランクを回転しない様になど、輪行時に面倒でした。
今回、KHS純正 F20シリーズ用の折り畳み時補助スタンドを装着。
とは言っても、F20シリーズに有る、取り付け座が無い為、市販片足スタンドの部品を
流用して取り付けしました。
これに寄って、折り畳み時の面倒な作業が無くなりました。
*専門店のコメントでは、KHS特有のチェーンステーのしなりに寄るサスペンションの為、
フレームへの影響が心配だとの事です。
私達は、まず、大丈夫と判断しての装着ですが、真似される方は、自己責任でお願いいたします。
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