Report#7:バルブ・アダプター活用法!


チューブのバルブにはご存知の様に、英式、米式、仏式の3タイプあります。

便利な携帯式の空気入れはたいがい米式/仏式対応ですが、じゃぁ英式は?
チューブを替えてねー!

・・・なんて言いませんよ。(そのうちに替えるのを薦めますが・・・理由は本文参照。)


御存じかも知れませんが、まずはバルブの種類に付いてお勉強!(解説でっす)。
<英式バルブ>
普通の人が自転車の空気入れる所って言うとこのタイプ。
構造が単純ゆえにコストも安い。
が、米式/仏式に比べ、空気が抜けやすい
また、空気圧の細かい調節や高圧に不向きである。
反面、どこでも自転車屋があれば空気を入れられるし、
ホーム・センターがあればチューブ交換だって可能。
<仏式(プレスタ又はフレンチ)バルブ>
3種類のバルブの内、もっとも軽量。ゆえにロードやMTBの
競技車によく使われてます。
構造上高圧にしやすく、英式に比べ空気が抜けにくい。
圧力コントロールも容易です。
反面、バルブ軸が細いので破損しやすく、取り扱いには注意が
必要です。また空気を入れるのに一般的な自転車空気入れでは
専用のアダプターが必要
<米式(シュレッダー)バルブ>
構造が自動車やオートバイと全く同じ。だから空気圧調整も
可能ですし、英式に比べ空気が抜けにくい。
扱いも見た目の通りラフでも問題無し。
以外と知られて無いけど、ガソリンスタンドで自動車に使う
やつで空気を入れられます
(圧力調整式が安全)。
良い所ばかりなんだけど、反面バルブが重いと言われる。

ではでは、アダプターについて紹介します。いろいろありますので、必要に応じて
使い分けて下さい。
<仏式→英式変換アダプター> ¥150-

仏式のバルブに普通の空気入れで入れる時に使います。
が、40psiぐらいから上は洩れちゃって入りにくいです。
昔は出かける時に、これを付けとけば自転車屋さんで空気を
入れられると言われましたが、最近、自転車屋さんって案外
ないんですよねぇ〜
<仏式→米式変換アダプター> ¥250-
自動車用の口金で入れられる様にできます。つ・ま・り
ガソリンスタンドでも入れられます
。ただし、圧力調整式の
物で無いと入れ過ぎてバースト
なんて事も有り得ますので、
要注意です。
また、一部の自動車用の口金に入れられないものがあるので、
事務長は改造(簡単でっす!)して使ってます。
下の紹介写真を見て下さい。
<英式→米式変換アダプター> ¥250-
携帯式の空気入れって英式に対応してるのて少ないですよね。
お子さんのや普通の自転車と一緒に出掛けた時の為にコイツは
使えます。ただし、これを使っても空気圧調整はできません
また、ガソリンスタンドで使う為にはコイツもちょっとした
改造が必要です。
また一部の改良型の虫バルブはネジピッチが違い付きません
でした(下の写真を参照)

<事務長改造版アダプター>

自動車用空気入れの口金は、バルブの虫の頭で押されて口金側
のストッパーが開く構造になってます。
一部の空気入れ口金は、バルブの虫の頭の部分が無いと空気が
入れられません。
そこで事務長はサイドから1.5mmのピンを固定しました。
これが虫の頭の代わりになるので、今までこれで入らなかった
事はないです(^ ^)V。

<その他のアダプター>
仏式→英式と同じように米式→英式もあります。
左の写真の一番下のです(4つとも同じ)。

右の写真は、英式および米式のバルブと仏式のバルブ
の太さの違いを解消して、英式および米式用のリムに
取り付けられるようにするパーツです。
写真の様にチューブ側に取り付け、段差の部分がリム
に嵌まり通常のバルブ止めでリムを挟むように使います。


<改良型の英式用のバルブの虫について>

最近ホームセンター等で空気の抜けにくい虫が売られてます。
事務長も一般自転車の方に薦めてます。確かに抜けにくいです。
ですが、今回紹介している英式 →米式変換アダプターの付かない物が
あります。要注意です。
対処方法としては普通の虫をパンク修理セットの中に入れておけば
OKです。付かなければ一時的に普通の虫に替えれば、よしです。

以上のパーツは自転車屋さんで発注出来ます。みなさんも手に入れて使われては
いかがでしょうか?あると便利ですよ!

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