何度も、この「長鉄」沿いに走ってみて、沿線の自然の素晴しさからも、
もっと利用客が増えないかと思いました。
このままの赤字路線で、他の鉄道の様に、廃線の危機に向かうのは、あまりにも勿体ない！
微力だとは思うけど、我々自転車乗りの立場から、なんとか応援できないかと。

今回の構想は、そう言う出発点に立った物です。
（関係者の皆様、エラそうな発想で申し訳ありません。でも、「長鉄」好きなんですよ！）

同じ岐阜県内で運行されている「養老鉄道」の様な、サイクルトレインです。
ネットの検索で「サイクルトレイン」で調べてみますと、
「近江鉄道（滋賀）」「北陸鉄道（石川）」「上信電鉄（群馬）」「静岡鉄道（静岡）」
などが有りました。
先日のニュースでは「松本電鉄（長野）」も試験導入と、全国的に広がりつつ有る状況の様です。

しかしながら、「サイクルトレイン」をすぐ実施と言うのは、企業にとってリスク以外の
何者でも無いと思います。運行中の他乗客とのトラブル、本人及び同乗他客の怪我、
載せ降ろしに伴うダイヤへの影響、などなど、考えればキリが無いです。
多くの鉄道で「サイクルトレイン」を試験導入しながらも、本格導入できない理由の一つが
これらだと思います。

では、何もできないのか？いや、手は有ります！まずは、貸し切りにしちゃいましょう！！
貸し切りと言う方法で自転車を載せてもらって楽しめると言う事を、当Ｈ／Ｐから発信して、
他のお客さんにも来ていただく。
「長鉄」さんに私たちの様な客がいて、ビジネスチャンスの可能性が有る事を知っていただく。
そして、その輪が広がった先に「サイクルトレイン」も有るのではと思っているのです。

はい、聞いてみました。
もともと「長鉄」では、自社の立てられた企画の中で、２０名以上であれば専用列車を
仕立てると言うものがありました。
『じゃ、「貸し切り」なら、自転車をそのまま載せて走ってもらえるのでは？』と言う事です。

ちょっとしたツテが有りまして聞いてもらったのですが、１５名以上で１ヶ月前に申し出て
もらえれば可能な様です。

それで、今回の企画となった訳です。→パンフはこちら！←

今回の企画は「長鉄」初の「自転車企画」です。今後の展開（サイクルトレインへの）を考えると、
「長鉄」サイドへの負担を出来る限り押さえた企画で有る必要があります。

また、参加者を１５名以上集める為には、参加しやすい距離に設定する必要がありました。
どの参加者の方にも優しくて、楽しめると言う事で、特に注意を払ったのは「距離」と
「時間」です。

まず、乗車列車の設定の理由は、

「長鉄」の現在の時刻表では、関発で郡上市以北に向かう列車で見込みの有りそうなのは、

以上の様、になります。

しかし、列車番号１、３では、名古屋から集合場所の「関市役所」に来るには、
高速道路を使ったとしても、６時前後の自宅出発となります。
これでは、誰もが参加できる状況とは言えません。

よって、必然的に列車番号５の１０：１２発となる訳です。

次に、下車駅を郡上八幡と設定した理由は、

主要ポイント間の距離は

これは長良川沿いの県道を走行した結果であり、昨年の台風の被害による回避を考え合わせると、
先に決定した列車で北濃まで行くと、昼から７０km走る事になります。
これでは誰でも走れる距離／時間では無いです。

今までの大人数でのイベント実績から「ちゃりき！的ポタ」を楽しむには、
「郡上八幡〜子宝温泉〜関市役所」の４３ｋｍ＋αが妥当な線と言う事で、この設定としました。

イベントとして企画する中で、色々と「長鉄」側と折衝せねばならない事が有ります。

●当日、雨になったらどうするの？

●料金は？

●どうやって載せるの？

などなど、これから、折衝して随時こちらにアップしてまいります。
ご意見、アイディア等、メールにてお願いいたします。（2002/06/09）

０５年６月１２日（日）、「長鉄」さんとの具体的な打ち合わせを行いました。
対応していただいたのは、技術部長さんです。以下に、打ち合わせ事項を記載いたします。

以下の、打ち合わせ時の要望事項に関して『基本的には、問題無いでしょう』との事ですが、
社内にて調整の上、４〜５日中に正式な回答をいただけるお約束をしていただきました。

１：日にちと乗車列車について。

日にちは、みなさんからの希望の多かった「７月１６日（土）」でお願いしております。
乗車する列車は、企画試案通りの関駅発１０：１２発　北濃行きです。
集合場所／時間は関市役所の駐車場に９時集合／９時半出発で、関駅まで１０分程度です。

２：料金について。

１車両を貸し切りにする場合、３５名分の運賃になるそうです。
今回、関〜郡上八幡ですから、片道￥９８０円になります。

また、今回は片道乗車ですので、列車の回送料で￥３，０００円がプラスされ、
総額￥３７，３００円となりますので、当初、御聞きしていたより高くなります。

今日現在の参加表明の方が１９名ですので、２０名として一人当たり￥１，８６５円です。
貸し切りで、自転車をそのまま載せて運んでもらうとした場合、妥当な線かと思うのですが。

他の参加者の方に追加負担になりますので、メールによる最終確認後の不参加表明の場合も、
お支払いいただきます。ご了承、ご協力ください。

当然、中止の場合は、後日、払い戻しにいたします。

この辺りにつきましては、先方からの計画受理の正式回答を待ちまして、
参加希望の方の正式な参加／不参加について、メールにて確認させていただきます。
メール確認の結果、参加人数が１５名を切った場合は、中止にさせていただきます。
参加者が１５名〜１９名の場合、料金に変動（最大＋￥６００円）があります。
ご理解の上、宜しくご了承ください。

３：雨天の場合。

申し込みは１ヶ月前ですが、中止の場合、３日前の連絡でお願いいたしました。
週間天気予報で、３日前で微妙な場合は中止にしようと思います。
走りたいと言う思い入れが、参加される方によって違うと思いますので、ご了承ください。

天気予報が外れて、もし当日、微妙になって、個人の判断で不参加とされた場合も、
料金の払い戻しはいたしませんので、ご了承ください。
中止の連絡は、３日前の夜に、メールにて連絡とさせていただきます。

４：積載方法、および、積み降ろしについて。

積載方法は、先日乗ってみました「近鉄養老線」方式で行きます。
各自が席に座って、自転車を支えていただく事になります。
席数がロングシートで４５名分だそうですが、自転車を支えながら座ると、
全員が座れないと思いますので、交代で座る様にしたいと思います。

積み降ろしの時間に関してですが、通常の停車時間は郡上八幡で１分と短いですが、
多少の延長は許諾いただけるとのお話でしたが、これも正式回答待ちです。
（どうしても、ダイヤへの影響でダメとなると、企画中止となります。）

関駅での、下り線への３〜４段の階段と、郡上八幡駅での跨線橋の階段部分は、
お互いに協力しあいたいと思います。ご協力ください。

以上です。

本文にも有ります様に、正式な受諾回答を待ちまして、メールにて最終確認をいたします。
現時点で、金額等の問題により、参加取り消しの場合はできるかぎり早めにご連絡ください。

想定しているコースの、去年の台風の影響の確認と、実走距離と時間について確かめて来ました。

１：台風の影響とコースついて。

崩落通行止めの箇所が、３カ所有ります。

一つ目は、高畑温泉入り口〜深戸地内。この間は、国道１５６号の歩道を走ります。
ここの歩道は広く、スノーシェッドの部分も外を走りますし、その他も、景色が良いですよ。
但し、深戸地内に入って５００ｍ強程、歩道が無くなります。
通行する路肩部分は広いのですが、後ろから来る車には気を付ける必要があります。

二つ目と、三つ目は、子宝温泉〜美濃市内までの部分、今年の「子宝温泉堪能ツアー」で
工事中だった箇所です。
この区間は、歩道の無い部分は殆どありませんので問題無いと思います。

高畑〜深戸地内の崩落箇所！

国道迂回部分からの景色です。

２：距離と時間について。

走行距離は、郡上インターを降りた所から、関市役所まで３km程の所で約４４ｋｍでした。
時間的には２０ｋｍ／ｈ前後の巡航で１３時１５分発で１７時半着（関市役所想定）。

列車の郡上八幡への到着時刻が１１：０７ですので、早めに食事をとって１２時半に郡上を
出発するとしても、当日の、多人数での走行（特に、国道迂回部分での信号、道路横断時のロス）、
多人数での休憩に掛かる時間を考え合わせると、関市役所への帰着は１８時と想定されます。

この場合でも、郡上市内の十分な散策、子宝温泉での入浴、美濃市街の訪問はできません。
「ちゃりき！」のイベントでの走行状況で単純計算すると、半日で４４ｋｍは一日だと９０ｋｍ
相当になりますので、残念ですが仕方の無い所かと思います。
バスツアーの様に「はい、次行きま〜す！」的な走行にはしたくないので、ご了承ください。
後日、また集中探訪ツアーは行いますので、また参加ください！

ＢＢＳに速報と書きました様に、「長鉄」さんに、ご快諾いただきました。
「今後も自転車載せてもいいね！」と思っていただける様に、スマートに実行したいです。
皆さんの御協力を、宜しくお願いいたします。

先回までに加えての、新しい確定事項は・・・。

１：料金は今回のみの特別料金を適用してくださいまして、￥３４，０００になりました。

２：列車は、乗り口部分に１段だけ段差がある車両に決定しました。積み込みの際は、
　　あわてて踏み外したりしない様に注意願います。

３：郡上八幡駅で、乗車の車両を切り離すそうです。
　　ですので、降りる時は時間を気にしなくても良いそうです。

４：子宝温泉は、堪能すると帰着時間が遅くなりますので、今回は見送ります。

５：「ちゃりき！」イベント発の１５名超えの参加者数になりますので、
　　交通への影響を考えてグループ分けをして走行する予定です。

以上、追加事項です。

現在、事前の参加表明をＢＢＳにいただいている方に、最終確認メールを送った所です。
２３時現在の参加表明は１１名です。

皆様からの多くの参加表明をいただきまして、予定人員に到達いたしました。
これを持ちまして、今回の参加者募集は終了いたします。

思った以上の反響で、お問い合わせも多くいただきましたが、総ての方を御受け出来ない事を
申し訳無く思います。
今回の「長鉄企画」を「ちゃりき！」サイド、「長鉄」さんサイド双方が喜べる企画となる様、
無事に終了させる様、努力して行きます。
そして、今後もこの「長鉄企画」を実行できる様に頑張ります！

次回は秋頃に「長良川鉄道で行く〜紅葉の長良川紀行！」と題して
実行できると良いなと思ってます。（募集は、またその頃に！）

御参加の方には、メールにてご連絡さし上げてますが、こちらにもアップしておきます。

＜１＞集合時間／場所について。

内容の変更はございませんが、今一度、以下のパンフにてご確認ください。

→パンフはこちら←

＊万が一、当日、集合時間に遅れる場合は、必ず連絡を願います。
　なお、列車の発車時刻に間に合わない場合は、以後の列車へのそのままでの
乗車はできません。　必ず、余裕を持って集合してください。

＜２＞料金について。

参加人員が２８名ですので、お一人￥１，２００円になりました。
集金は、当日の朝、緑色のデリカの所にＡｋｉさんがいますので、
そちらにお願いいたします。（集合確認を兼ねさせていただきます。）

＊時間に余裕が有りませんので、お手数ですが必ず、各自の分（お二人参加の場合は
二人分まとめて）をおつりの無い様に、ご用意願います。

＜３＞関駅乗車時について。

通常ダイヤでの、関駅停車時間は３分間です。多少の遅延は承諾いただいておりますが、
ここはスマートに速やかな乗車を行いましょう！

＊お送りした参加メンバー表にて、御自身が「前乗り」か「後ろ乗り」かをご確認ください。

＊乗車に際しましては、メンバー表の数字の順に車両の前号方向中央部分につめて乗車し、
　速やかに全員が乗り込める様、ご協力ください。

＜４＞郡上〜関の自転車走行時について。

お送りした参加メンバー表にございます様に、３グループに分けての走行とします。
走行時は各グループリーダーの方の指示に従ってください。

御自身のリーダーがどの方かを、当日の集合時にご確認ください。

走行コース、主な休憩場所は以下の地図を、各自プリントアウトしてご持参ください。

○郡上〜相生駅　間

○相生駅〜美並ＩＣ付近　間

○美並ＩＣ付近〜はんざい駅　間

○はんざい駅〜曽代公園　間

○曽代公園〜美濃ＩＣ付近　間

○美濃ＩＣ付近〜関市役所　間

＊＊＊＊＊＊重要！！＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

今まで「ちゃりき！」に参加いただいている方は、みなさんご承知の事ですが、
初めての方もみえられますので、ここで今一度、明記しておきます。

「ちゃりき！」は「大人の集まり」です。
「ちゃりき！」においては「各自の責任は自分自身で持てる」のが大人の基準としております。

万が一のイベント中の事故に関しての責任は、各自、御自身が持ち、他の参加者、主催者、
長良川鉄道への責任追及はしない事をご理解／ご承諾願います。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

楽しい一日なる様、また、今後の「サイクルトレイン」導入、次回企画への足掛かりとなる様、
ご協力お願いいたします！では、当日が天気で有ります様に、みんなで祈りましょう！

「ちゃりき！」初の２８名参加の大盛況で、無事終了いたしました。

「関駅」での乗車もスムーズに行き、通常停車時間の３分の内に終了、車内では４名の立ち席の
方が出ましたが、ほとんど座れる状態でした。後、３名程なら乗車自体は可能かもしれません。

今後も「長鉄」さんにお願いして、この様な企画を立てて行きたいと思います。
当サイトにて興味を持たれた方は、以下の長良川鉄道さんへ電話にて御相談ください。
きっと、快く相談に乗っていただけると思いますよ！

「長良川鉄道」　　http://www.nagatetsu.co.jp/

そして、将来的には「サイクルトレイン」導入を考えていただける様、頑張りましょう！

「郡上八幡駅」では上り線へ列車を回送していただき、跨線橋を使わずに済みました！（写真：右）