#160:「気ままに 垂井〜彦根 輪行試走ポタ」(07/07/22)


小径車を手に入れられたアマテラスさんの、試乗と各部調整を兼ねて、
垂井から彦根まで「中山道」を、輪行ポタして来ました。

今回の輪行ポタの目的は、アマテラスさんに「ヘリオスSL'07」の輪行のし易さ、
小径車の走りの良さ、輪行ポタの素晴らしさを体感していただく事。

合わせて「ポータブル ステレオスピーカー」のテストもして来ました。


「JR一宮駅」下り線ホームにて。

金曜日に、タイガーさんに我が家に運んでいただき、土曜日に組上げ調整。
そして、日曜日の朝、オーナーのアマテラスさんに引き渡して、基本のポジション調整して。
後は・・・現地走行中にと言う事で、デリーで「JR一宮駅」へ。

出発前に、輪行方法(折り畳み方など)をレクチャーしましたが、お一人で輪行準備完了。
早速、ホームへ上がり、電車を待ちます。


「JR垂井駅」にて。

電車の中では、輪行ポタの素晴らしさを
力説してました 笑。

駅前で、輪行を解き、これから走ります。
07年の上級モデルから、ハンドルが外折れ
になり、しかも、固定機能も付いたので、
折り畳み、組上げとも、数分で出来る様に
なりました。


「垂井の泉」にて。

「垂井宿」を案内した中の、一つ「垂井」の名前の起こりとなった「垂井の泉」です。

他には、旅籠から酒屋になった町屋を使った無料休憩所や、現在も営業の「旅籠 亀丸屋」さん。


「垂井の一里塚 跡」にて。

まだ、走り出して数キロですが「ヘリオスSL」の走行感に、満足されてました。


快調に走って・・・「関ヶ原」到着。

写真は、「関ヶ原醸造」さんの、黒壁の建物と、醤油を絞る機械とおぼしき物。

自転車で走ってみて「垂井」から、ずっと緩やかな登りで有る事、国道の1本裏に、
走り易い道が有って、そして、色々な見所が有る事に、驚かれてましたね。


「不破の関」跡にて。

「東山道」の遺構である「不破の関」。近くには資料館も。道標を左へ、坂道を下って行きます。


「中山道」をトレースしつつ、「今須宿」を通過して「寝物語の里」。

ここは、「美濃(岐阜)」と「近江(滋賀)」の国境。左の写真の溝が、その境です。

国境のここには、往時は、宿屋が有って、寝床で隣国の話が聞けたそうです。
きっと他国の情報が入手出来たのでしょう・・・けして『艶っぽい』話では、有りませんので。 

この後は、緩やかな集落の中の道を進み、「楓並木」を楽しんで「柏原宿」へ。


「柏原宿」にて・・・本日のランチです。

ちょうどお昼時・・・お腹が空きましたので、「柏原歴史館」横の「喫茶 柏」で昼食です。
地域の有志出資による共同出資によるお店で、「施設ボランティア」にて運営されてます。

今回は、普通に「エビピラフ」と「ざるそば」をいただきましたが、名物は「やいとうどん」。

これが、「やいとうどん」!

「柏原歴史観」のH/Pに紹介されてました。
「やいと」とは、関東で言う「お灸」の事で、
「とろろ昆布」で「もぐさ」を、
「紅ショウガ」で「火」と、模してあるそうです。

次は、これを食べてみたいな・・・。


「醒ケ井宿」まで、やって来ました。

基本は「中山道」ですが、国道を避けて、裏道を使いながら、気持ち良く走って来ました。
今日、初めて「ヘリオスSL」に乗るアマテラスさんでしたが、サドルの高さを変えたくらいで
ポジションの設定は良かった様・・・ご機嫌なアマテラスさんでした。

さすがに、今日は日曜日。人出も多く、町並みの様子も普段と違ってます。

お醤油屋さんも、喫茶をしてましたし、ボランティア団体の出店もありました。

「地蔵川」の眺めと、「梅花藻」。

「地蔵川」は昨日の雨の影響か、水量が普段より多かったです。
この時期は「梅花藻」が花を付けるのですが、今年は、どうも少ないです。

「西行法師」縁の、「西行水」にて。

「醒ケ井宿」の西の外れに有り、岩肌の下から、こんこんと湧いて来ています。
綺麗な水の中には、小魚が居ますが、人が来ても逃げません!
冷たい水なので・・・すいません、また水浴びしてしまいました 笑。

アマテラスさんが快調に走れているかで、ここまでにするか、先を進むか決めるつもりでしたが、
絶好調の様なので、この先も走る事にしました。


「摺針峠」からの「琵琶湖」眺望。

「番場宿」から、だらだら登りで「摺針峠」へ。もちろん、キツいとこは押します。笑

その頂上からまだ少しあがったとこに、「望湖堂」と言うのが建っていて、
そこから「琵琶湖」の眺めが良かったと聞いていたので、そこへ上がったのです。

峠への登りで、キツかったので、個人宅の玄関前に座り込んで話していたら、
そちらの奥様が、お庭に案内いただき、色々お話をしてくださいました。

「望湖堂」と言うのは、こちらのお宅の書院だったそうですが、家共々、焼失されたそうです。
かつての、家の写真も見せていただき、楽しい語らいの時間を過ごさせていただきました。
こう言うのが、楽しいんですね・・・今度は、茶菓子でも持って伺おうかな。


「赤玉神教丸」の「有川薬局」さん。

「摺針峠」を快適に下りて「鳥居本宿」。

峠の下りで、少し雨がパラついたので、
「琵琶湖」沿いの走行は、諦めて、
道沿いの往時を感じさせる建物を
楽しみながら、「彦根」を目指します。


「佐和山トンネル」です。歩行者/自転車専用のトンネルが有って、助かります。

で、そこを抜けて、振り返ると・・・ちょっと不気味な空間。「佐和山遊園」だそうです。
「佐和山」は「石田三成」の居城が有った場所で、「光成会」と言う団体が作った物だそうです。


「彦根城」にて。

町中を抜けて「彦根城」です。お堀を巡る、屋形船なんか有ったり・・・。

天気がヤバそうなので、「夢キャッスルロード」へ急ぎます。
そこの「分福茶屋」で「つぶら餅」をお土産にして(もちろん、現地でも食べました!)。


天気が心配なので、そそくさと「彦根駅」へ。

駅前で輪行状態にして、ホームへ。結局、雨は降らなかったのですが 笑。
電車を待って、帰路に着きました。
初めての小径車による、輪行ポタ。アマテラスさん、どちらも堪能いただけた様です。

本日の走行距離:約36kmでした。

*今回は、試乗ポタと言う事で、写真が少なくて、申し訳有りませんでした。


今回のパンフ、地図は、ありません。