#217:'09瀬戸内紀行「真夏の吉備高原を行く!」(09/08/08)


例年通り、夏の長期休暇を利用して「瀬戸内」へと今年も出掛けました。

が、今年は、記事で紹介する初日だけが好天で、後は歴史に残る豪雨・・・。
(被害の有った地域の皆様には、お見舞い申し上げます。)

それでは、初日の「吉備高原」の旅、ご紹介いたします。

<番外編>
「グルッと岡山県 列車で巡る雨の町並み」(2009/08/09)


「JR尾張一宮駅」からの輪行で、旅は始まります!

例年通り、6時5分の始発に乗車します。
左の写真の様に、2両編成なので、『まぁ、大垣駅までの混雑、我慢しなきゃな・・・』
と思っていたのですが、例のETC休日¥1,000円のせいなのか、それ程でも無く。
「JR大垣駅」まで座って行けまして・・・。


「JR米原駅」で「播州赤穂」行きに、乗り換えです。

「JR大垣駅」で「米原」行きに乗り換えたのですが、乗り換え時間が4分なので写真は無し。
「大垣〜米原」間も、乗客が少なく座る事が出来ました。

毎年書いてますが、「米原駅」発の「播州赤穂」行きは、この駅始発で編成車両も多いので、
余程の事が無い限り座る事が出来ます。

右のホームの写真ですが・・・喫煙コーナー、撤去されてます・・・。
これから長い列車旅をする『時代遅れの喫煙者』にとっては、これは辛いかも・・・。(笑)


「JR米原駅」を出たら、後は3時間たっぷりの電車旅。

車窓からの景色を眺めたり、文庫本を読んだり、居眠りしたり・・・時間は十分!

昨年の記事と、ほぼ同じ場所からの写真・・・「明石海峡大橋」が列車から写真に撮れるのは、
沿線の建物の関係から、この場所しか無いのです(笑)。

今回の旅は、天候に不安が無かったので、旅程4日を考えていました。
なので、デジカメのバッテリーの関係から、愛用の「エクシリウム」と2機使用。
「パナソニック」は広角レンズ搭載で、普段と違う写真が撮れるかと思ったのですが、
あまり代わり映えがしないな・・・(笑)。


「JR岡山駅」到着。

ここで「伯備線」に乗り換えて「高梁」へ。

「JR相生駅」で「JR山陽本線」に
乗り換えでしたが、乗り換え時間2分なので
当然、写真を撮る余裕は無し。

「JR相生駅」からも、座る事が出来ました。
やはり、今年は高速利用の方が多いのかな。

「JR岡山駅」での乗り換えは、6分有ります。

やっと、ここで喫煙出来ました・・・。
が、右の写真の様に、乗車する列車が見えないくらい、ホームの端っこで(笑)。
まぁ、喫煙所が無いよりはマシ・・・でしょうね。


「JR備中高梁駅」到着・・・約6時間の列車旅は終了です。

時刻は12時37分、お腹が空いた・・・駅前で輪行状態を解いて、さぁ「味屋」へ!


「高梁市本町」にある「味屋」さん。

お腹が空いていたので、チャーシューメンを。
しかも、大盛りで♪

はい、いつもの、あの味でした。
私にとって、懐かしい、これぞ中華そば!

お店のお母さんに断って、店内の写真も
撮らせていただきました。

来年も、また食べに来なきゃな!


「高梁」の町を抜けて「国道180号線」を「木野山」へ。

昨年は「高梁」の町を散策して、ご紹介しましたので、今年は、省略。
写真の様に「国道180号線」は路肩が狭く交通量も多いので、歩道を行きます。
アスファルト舗装で段差も少ないので、まぁ、こっちの方が快適じゃないかな。

写真の瓦の乗った塀の向こうは「高梁川」なんです。
あっち側を走ってみたかったけど、自転車で走るには狭そうだし、渡るチャンスを逃したので、無し。


「木野山」で「国道180号線」から別れて「吉備高原」へ。

「木野山」から「有漢川」に沿って「国道313号線」をしばらく走って。
「駿河」と言う所で「主要地方道31号線」へ入って行きます。

前方に見える山々・・・事前のルート設定で、有る程度の登りは覚悟していたのだけど・・・。


綴れ折れしながら、登って行きます・・・。

炎天下ですし、風も無く・・・停まると汗が吹き出て来ます(笑)。
ハンドルに掛けたタオルで、流れる汗を拭きながら・・・でも、そうキツい訳でも。


分水領の近くになると・・・。

棚田の景色が、気持ちを癒してくれました。それに、標高が上がったので、風も心地良く。
ですが、Tシャツは汗でビショビショ・・・下りに備えて、着替えなきゃね(笑)

右の写真が、最高点。各地からの道が、集まって来てます。


最高点「吉備中央町上竹」付近にて。

最高点の交差点に有る
小さなスーパー(?)の前で、着替えて。
汗で濡れた服を入れる袋を忘れてて・・・。
このお店で1枚もらっちゃいました。感謝!

山間に広がる田んぼ、点在する家々、
景色が高原の様相でしょ?
何故かしら気持ちが落ち着くし・・・。
こう言う場所、好きなんです。


最高点から先は・・・基本、ずっと下りなんです♪

今回の全行程の距離は約70km、先ほどの最高点までが約13kmで、後はずっと下り♪
写真の様な感じで、路面状況も良く、気持ち良く下って行きます!
空には青空、緑の木々を左右に眺めながら、快走、快走!!

横に見える川は「宇甘川」。登り始めに有った川は「有漢川」で、読みは一緒ですが別の川。


「加茂市場」の「惣社宮」。

説明は、左の写真と省略。(笑)

主要地方道を快適に下って来て、
「宇甘川」の向こうに古い集落が見えたので
寄ってみました。

鬱蒼とした木々の中の村の鎮守、
そんな感じの神社でした。


山間の快走路を気持ち良く。

下るに従って、道は「宇甘川」に沿った
渓谷を走る様な感じになります。

その「宇甘川」ですが、写真の様に、
水が濁っていて・・・昨晩、雨でも降ったのかな?

この時期、清流で暑さを癒すのが楽しみだし、
体調管理の意味でも大切ですが、これじゃ、ね。


ちょっと脇道に入ってみたら・・・。

下って来ている主要地方道は快適なのですが、綺麗に整備し直した道だけに面白みが・・・。
と言う訳で、ちょっと外れて、脇道に入ったら、林道になりそうでした。
きっと、この奥の集落への旧道だったのでしょうが、今日は時間が無いので、ここで(笑)。


かなり下って来ました。

景色の感じが、平野に近くなったのを感じさせます・・・「金川」の町まで、もう少しかな。


ほぼ下りきった所で。

「宇甘川」を渡った所に、右の写真の説明板が有りました。
「岡山」には「備前長船」が刀工の里として有名ですが、ここにも有ったのですねぇ。


「金川」の町に入る所から「宇甘川」沿いの道を進む事に。

そのまま主要地方道を行けば、集落の感じとか味わえそうでしたが、路肩が狭く交通量も増えて来たので。

そうしたら、こんな橋に出会えました・・・「流れ橋」です!
右のアップの写真を見てもらえれば分かりますが、橋の通る部分がワイヤーで桁に繋がれてます。
増水したら桁を離れて、橋の損傷を防ぐ、と言う事ですね。


「金川」で「国道53号線」に出て。

「宇甘川」を渡る頃には、日は山に隠れようとしてます。
右の写真は、「旭川」に出た所。この先は、基本「旭川」に沿って「岡山」の町を目指します。


「野々口」で「国道53号線」から「県道218号線」へ。

左の写真、ふと停車して振り返ったら、良い感じだったので撮影。

この先「玉柏」への道は、部分的に綺麗な道に整備されてました。
ほぼ30年ぶりに通るんだから、当たり前かっ!(笑)。


「牧山クラインガルテン」です。

「旭川」沿いに、右に大きく曲がった前方に、棚田に点在する無数の小屋、そして、たなびく煙。
集落にしては、1件1件の家屋が小さいし・・・『何だろ?』と立ち寄ってみました。

ちょうど作業をされている御夫婦が居られましたので、聞いてみましたら「市民農園」だとか。
もっと知りたい私は、帰宅後に調べてみました。

「クラインガルテン」とは、ドイツの農地賃貸制度の事だそうで、日本語に直訳すると「小さな庭」。
点在する小屋は「ラウベ」と呼ばれ、まぁ、農作業小屋と思えば良いそうです。
ここ「牧山クラインガルテン」は岡山市営で、ラウベ付きの区画で年間12万弱程。
週末には朝市が開かれたり、交流の場が有ったり、そして、この環境・・・魅力的でした。


「玉柏」の集落の手前辺りです。

「旭川」の流れが、この先に有る堰で止められ、水面が鏡の様で。
そこに写り込む景色に、しばらく見とれてました。

若い頃、よくこの辺りは通ったのですが、こんな感慨を持った事は無かったな。
単に、年を取ったから・・・何でしょうかねぇ(笑)。

さて、この先「玉柏」から「三野」辺りは、中学時代の学区なので、友人宅に遊びにと良く来た所。
『ここは○○の家だよなぁ・・・』とか、思いながら走ってて・・・写真が有りません(笑)。

「JR法界院駅」近辺まで走って、今回のポタは終了。
何十年振りで走る「岡山県中央部」・・・まだまだ行ってみたい所が、いっぱいです!

本日の走行距離:約73kmでした。


翌日からは、「小豆島」に渡って、シーサイド・ポタの予定でしたが、雨・・・。
おまけに、太平洋に居た低気圧が『熱帯低気圧=台風』に・・・。

雨の中を走るのは嫌いなので(好きな人、居るのか?)、「青春18切符」を生かして、
「岡山県内」を電車でグルッと回る散策をしてみました。
自転車ネタじゃ無いですが、良かったらどうぞ!(笑)。

<番外編>
「グルッと岡山県 列車で巡る雨の町並み」(2009/08/09)