#217:番外編「グルッと岡山県 列車で巡る雨の町並み」(2009/08/09)


本来なら'09瀬戸内紀行:2日目」となるはずでしたが・・・天候は雨。
しかも、太平洋上に居た低気圧が「熱帯性低気圧=台風」化・・・あらら。

雨の中を走るつもりも無いし、その必要も無い。
予約していた「小豆島」の宿をキャンセルして・・・。

昨夜の宿は実家なので、一日ぼーっとしていても良いのですが、それじゃ、ね!
「青春18切符」を利用して・・・『そうだ、津山に「ホルモンうどん」に行こう!』

と言う訳で、「岡山県内」をグルッと電車旅、して来ました♪


最寄り駅の「JR津山線」の「法界院駅」から出発。

すぐ近くに住んでいるけど、殆ど使った事の無い「JR津山線」・・・全線に乗るのは当然初めて。
「法界院駅」9時48分発の「快速ことぶき」に乗車。
この「ことぶき」の名称は、民間からの公募によるもので、沿線に「福渡(福が渡って来る)」など、
縁起の良い地名が有るからだとか・・・公募ってのが、良いな。

右の写真は、昨日、刀工の案内板の有った所。車窓からなので、雨の水滴が・・・(笑)。


「津山」到着。

当然ながら、雨・・・少しは小降りになるかと、
期待していましたが、全然(笑)。

今回、「津山」に来た目的は「ホルモンうどん」。
あの「日生」の「カキオコ」と味勝負したとか。
『どんな味なんだろう・・・』と気になってました。

傘をさして、それじゃ行きますか。

左の写真は、「吉井川」の「今津屋橋」から。
雨で増水しつつ有ります・・・写真では良く分かりませんが、茶色の濁流^^;

「津山」の町は初めてで・・・良く分からないまま歩いていると、カッパ(笑)。
「津山納涼ごんごまつり」と言うのが有るらしい。「津山」ではカッパを「ごんご」と言うんだって。

実は、この後、町中をぐるっと回ったのですが・・・無い・・・「ホルモンうどん」。
大々的にやっていると思ってたので、もっと簡単に出会えると思ったのですが・・・。


「こまつ」さん・・・ここで「ホルモンうどん」に会えた♪

見つからないので、駅まで戻って、観光案内所で情報収集。
なんと、日曜日は休みの店が多いんだって!!!
それと「ホルモンうどん」は、歴史も古く、「津山」ではポピュラーな食べ物みたい。

なるほど、最近、「B級グルメ」に参加してるけど、日常の物なのね。
だから、そんなに町中に情報が溢れてる訳じゃ無いんだ・・・。

で、「こまつ」さんで食べた「ホルモンうどん」の味は・・・うん、良いですよぉ、これ!
パンフに有った『仕事帰りにお父さん達が、酒の肴に』と言うのも、分かるな。


「JR津山駅」に戻って、今度は「姫新線」で「新見」へ。

「ホルモンうどん」に手間取って、食べ終わったのが12時30分。
12時45分発に乗車出来ないと、次は・・・15時50分!!! だから、急ぎましたよ〜(笑)

結構、ギリギリの時間で駅に。駅の売店で、缶酎ハイとスルメを買って・・・。
「津山」からの列車は、レールバスみたいな列車で、トイレも付いてるのには驚いたな。

「姫新線」は単線なので、途中の駅で行き違い・・・このあたりは「長良川鉄道」や「樽見鉄道」みたい。


14時24分、「新見駅」到着。

駅を出ると雨は小降りに。駅前の案内板を見ながら『さて、どこに行こうか?』と。
すると、「金棒すし(サバ押し寿司)」を発見!

子供の頃、祖母が時々、サバ寿司を作ってくれたのを思い出して、懐かしいなぁ・・・と。
と言う訳で、まずは、そのお店へと、歩き出しました。


町の中心部は「高梁川」を渡った先の様で・・・。

「高梁川」の流れも、まっ茶色・・・増水しかけてるな。

右の写真が「金棒すし(サバ押し寿司)」。「新見」の郷土料理、だそうです。
「金棒すし本舗寿司一」さんを見つけて、準備中にも関わらず、お願いして作っていただきました。
本来なら、お店の写真も紹介したかったのですが、撮影忘れ・・・ごめんなさい!

お土産にして、実家に戻ってから食べましたが、懐かしい味。
しっかり、サバに酢が効いていて、さすが保存食(確かに賞味期限は12日でした)。
ほんと、美味しかったです!


町を散策・・・雨は降ったり止んだり。

「金棒すし本舗寿司一」さんの前の通りを、東の方へ。
石造りの「お茶屋橋」を渡って、多分、旧街道(新見往来)と思われる道を進んで行きます。
(「国道180号線」は「城山公園」の北側を通ってますが、多分、こっちが、旧街道)

商店街の入り口に、右の写真のお店を発見!
現在も営業されているのでしょうが、見事にレトロ・・・でも、回りの建物からすれば、モダン。

寂れた商店街・・・どこの町も同じ傾向ですが。

ゆっくり歩いて見ました・・・でも、閉まっているお店が多い。
日曜日だから?・・・日曜日の方が、開いてると思うけど。

駐車場の無い、昔からの商店街は、存続して行けないのかな・・・ちょっと寂しさを感じました。

商店街の中の「枡形」の様な場所。

ひょっとすると、本当に「枡形」かも。
とすれば、「お茶屋橋」より西の町が、
往時からの町なのかな・・・。

色々と憶測を巡らしながら、散策してます(笑)。

さて、もっと見て回りたいですが、
列車の時刻も迫ってますので。
やはり、自転車じゃ無いと機動力、無いです。


「新見駅」15時50分発、「備前片上」行きの「JR伯備線」に乗車。

おぉっ!懐かしいカラーリングの列車です!!
緑とオレンジの組み合わせから、鉄道マニアからは『カボチャ列車』と呼ばれているそうです。

「JR新見駅」は、山陰山陽を繋ぐ要所の駅だった(今よりも)のでしょう。
広い構内が、今でも、昔の面影を残しています。


「JR伯備線」の車窓から。

基本「高梁川」沿いに走りますので、写真の様な景色が楽しめます。
特に、「石蟹(いしが)駅」から「方谷(ほうこく)駅」の間は、渓谷美が良いです。

今度は、自転車で走ってみたいな・・・そんな気分になりました。

この列車は「JR岡山駅」まで行くのですが、「JR吉備線」に乗ってみたいので、
「JR総社駅」で乗り換えて「JR岡山駅」。そこから「JR津山線」で、最寄り駅の「法界院駅」へ。
(「総社駅」から「法界院駅」間の写真は、乗客が多かったので、自粛しました。)

今まで乗った事の無い路線を、ぐるっと1日掛けて、楽しんで来ました。
初めての町の散策も楽しかったですが、やはり自転車の機動力が欲しかったな。

本日の乗車賃:¥2,300円(青春18切符1日分・・・通常¥3,840円)


<番外の番外(笑)>

あまりの天候の悪さに、予定を切り上げ、
8月10日に自宅へ向かいました。

その車中で食べた「岡山 祭り寿司」。
「岡山」の海産物が一気に楽しめます。
(ほんとか?・・・笑)