#1:ARAYA MF26RLWG ’97(事務長1号車)つづき


<07年04月 改良:6>

街乗り仕様として、特化させていたアラヤですが、最近、出番が無い!
街乗りで、快適に長く走る為にシンテシやCCTの改良が進んだ結果です。

ですが、最近、『もっとゆっくりノンビリ走れる自転車、どこでも行ける自転車も良いな。』と。
じゃ、MTB本来の姿に戻しちゃおう・・・って、事です。(これって、改良なのかな?)

本来のアラヤの姿かな?
太いタイヤが、新鮮に見えます(笑)。

基本的な部分は街乗り改造をしていないから、
MTB仕様に戻すのも、簡単です。

実は、私の所有する自転車の中で、
こいつが一番高価だったりするんだな。

車体重量は、サドルバッグ無しで、
なんと12.4kg。


変更点は、ステムとリア・カセット。

ステムは「リッチー」の「プロ」。ちょっとだけ、長く、軽い物。(新規購入)
変更理由は、スタンディングした際に、少しハンドルが近く、アクションしにくいから。

リア・カセットは、ダートの登りを想定すると、MTBオリジナルが良いのかな?と。
こいつは、アラヤに付けているクランクをオークションで購入した際に、付いて来た物。
11T−32Tですが、ちょっと、軽すぎるかも・・・11T−28Tくらいでも良いかな?


タイヤは新規購入しました。

最初に、MTBに戻した時は、最初に、
アラヤに付いていた「パナレーサー」の
「モーク」でした。

当時のダート本気仕様のタイヤなので、
トレッドノブが高く、サイドエッジも
ダートで掴む形状で、アスファルト部では
直進性が無さ過ぎて・・・。

最近の低いトレッドノブの物に変更です。

「パナレーサー」の「RazerXC 2.1」に変更しました。
フロント、リア共通ですが、回転方向の指定が逆です。(付け間違いじゃ無いですから!)

このタイヤ、1本当り450gと軽量なので、意外に漕ぎの重さが気になりません。
最近のイベントで、アラヤで参加してみましたが、結構、楽勝で行けました。

この本来の姿を取り戻したアラヤで、里山巡りとかしてみたいです。


<08年02月 改良:7>

MTB本来の姿に戻したアラヤですが、最近、ちょっと気になる事が有りまして。
と言うのは、初期旋回は良いのですが、中間段階以降での、ハンドルの切れ込みと言うか、
安定感に不満が有りまして。

スリック・タイヤだと、タイヤのグリップに物を言わせて、荷重を載せておけば不安感は
感じ無いのですが、ダートタイヤ故に、気になるのかもですが。

そこで、キャスター角を寝かせて安定性向上を狙う、100mmストロークのサスに変更です。

本来、設計の古いMTBなので、フロントフォークのストロークは80mm以下のフレーム設計
なのですが、最新のMTBのディメンションと比較すると、どうも立ち過ぎな気もしまして

変更に際して、色んなサスについて調べましたが、現在の主流はディスクブレーキですので、
Vブレーキ仕様で軽量で、使用していた「ROCKSHOX DUKE C」以上の機能の物、
また、コスト的に高く無いものとなるとなかなか有りませんでした。

本当は、全体のイメージから、シルバーか白系の物にしたかったのですが、以上の理由からも、
選べず、投入したのが、オークションで見つけた、07年モデルの「ROCKSHOX REBA SL」です。
レッグ、ブリッジ共にブラックなので、引き締まった感じはしますが、全体としてはどうでしょ?


真っ黒で、ちょっとゴツい感じになったかもですが、機能は充実です。

この「ROCKSHOX REBA SL」は、完成車外しの為、カタログモデルには無いのです。
気になる重量ですが、1665gで、元の「ROCKSHOX DUKE C」マイナス29g。


ROCKSHOX DUKE C」から機能は充実しました。

「モーションコントロール」と言う、走行中でもダンピング特性をいじれて、ロックアウトも可能。
また、リバウンドコントロールも装備され、戻り側の微妙な調整も出来そうです。

良く動くサスにセットして、ブレーキでサスを沈み込ませてキャスターを立て気味にし旋回初期。
旋回中期への間、少し効き気味にした戻り側で、キャスターを立て気味から、サグ状態へ戻します。
実際に走行しての感想ですが、中期以降の切れ込み感は無くなりました。


合わせて、昨年交換して、記事にしてなかったホイールについて、です。

導入したのは、「シマノ」社のXTグレード「WH-M770 リムブレーキ専用モデル」です。

重量の方はF:722g(854g)、R:929g(1097g)で、マイナス300g。
*( )内は、変更前の「WH-M540」


UST規格 チューブレスタイヤ対応で、チューブドタイヤにも使用可能です。

チューブレスタイヤに対応する為に、ニップルは通常の様に、リムを貫通していません。
故に、リムフラップが不要で、これも軽量化に貢献するかな。

ですが、今まで通りに、フレンチバルブのチューブも使用可能なんです。
旅先でのパンク修理を考えると、チューブレスは空気が入れられるか、少し不安なんですよ 笑。

実は、タイヤも変わってまして・・・。

「パナレーサー」の「Razer MXPR」です。
同社のこのシリーズは、表記寸法より少し細め
なので、元の2.1から2.3に上げたのです。

ブロックパターンは同じ系統で、漕ぎの重さも
気になりません。
ですが、重量は+260gで、ホイールの
軽量化分を消費してしまいました 笑。


<番外編>何故かサイ・コンが動かない!

理由は分かりませんが、フォークを交換すると
いつも、サイ・コンが動かない!

色々と設定してみるのですが・・・ダメ。
仕方が無いので、ストックに安く購入していた
「CATEYE」社の「MC-100W」に交換。

と言う訳で、思い通りの素直な操縦性に
なったと思います。(自画自賛 笑)


<08年03月 改良:8>

Fサスを変更し走行安定性を増して、乗り易くなったアラヤですが、Fサスを変更した結果、
見た目のデザインバランスが崩れてしまいました。
そこで、バランスを取り直すべく、クランク、Rディレーラー、シートポストを変更しました。

今回の改良の狙いはデザイン的な物ですが、もちろん性能面でも向上、完成後の重量も、
多少ですが軽くなってくれました。

左が改良前、右が改良後です。

元々、アラヤは全体をシルバー(アルミポリッシュ)で統一していました。
前回の改良で、Fサスを変更した結果、Fサスのみが黒く、ちょっとバランスが・・・。

部分的に、黒っぽい部品に変更する事で、精悍な感じにまとまったと思いますが、どうでしょう?


クランク変更・・・[XT]「FC-M750」から「FC-M771K」へ。

長年使って来た「シマノ」社の「FC-M750」、販売期間も短い希少性、デザインがシンプルと、
気に入っていましたが、最近、少し歯先の摩耗も気になってましたので、思い切って、
最新のクランクへ変更しました。
当時の「XTR」と同じ、PCD110mmで、ロードのコンパクトドライブのギア板が使えるので、
ギア板のみの変更も考えましたが、ミドル38Tから48Tへのもたつきが酷くなる可能性から、
行いませんでした。

デザイン的には、大ギアのみが黒く、デザイン的に重すぎないのが気に入りました。
ミドル、インナー共に、アルミ製。重量的には「XT-M750」:1024gから
「FC-M771K」:883gと、マイナス141gの軽量化。
今回、クランク長を170mmから165mmに変更しています。

乗った感じは、ミドルから大ギアへの、変速もたつきも無く(「FC-M750」は多少有りました)、
「ホローテック2」のもたらす高剛性は、さすがでした!


シートポスト変更・・・「シマノXTR」から「SYNCROS」社製へ。

デザイン的に、シートポストの色は効くのですが、この部品が一番悩みました。
と言うのは、元々が「シマノ」社の「XTR」で190gと軽かったからなんです。
黒い物で軽量、しかも、シートクランプを変更しなくて済むアルミ製でとなると、
なかなか良い物が無くて・・・。

いつもの「アサヒ」ネット店で、探した結果、見つけたのが、この「マイクロアジャスト7075」。
重量は、217g(実測)と+27g増ですが、それは、他で穴埋めするとして。
ゼロオフセット形状で、私には少し大きいアラヤのフレームでも、改良前よりサドル位置を
車両前方に出せますし、2ボルトクランプなので、角度も微調整が効きます。


Rディレーラー変更・・・[XT]「RD-M750」から[XTR]「RD-M972」へ。

発売から「シャドー・リアディレイラー」は気になっていました。
昨年、導入した「DAHON ヘリオスSL」に装着されていた「SRAM」社の「X-9」が、
従来のRディレと違って、ワイヤーの取り回しや、機構的に、効率的だなと思っていました。

何故、「XT」でなく「XTR」なのかは、色の問題と、軽量化だけです(笑)。
操作感は、当然良いのでしょうが、元々、最高のセッティングを出してましたから、
大きくは体感出来ませんでした。(重要なのは、セッティングなんですからね!)


<10年01月 改良:9>

今回は、改良と言うよりは修理です。

’03年の1月から使用して来たフロント・ディレーラー「FD−M750」ですが、
ついに寿命を向かえた様なので、最新のFD「FD−M770」に交換です。

全体のイメージは変更有りません。

フロント・ディレーラーの交換修理ですので、
全体を撮影した写真では、変化は無いです。

先日のポタの際、リアギアが真ん中辺りで、
フロントのミドル→アウターの変速の
もたつきが酷くて・・・。

帰宅後、色々チェックしていて、
ディファレンシャル・プレートの摩耗と判明。
交換となった次第です。


Fディレーラー変更・・・[XT]「FD-M750」から[XT]「FD-M770」へ。

’03年から使用していた[XT]「FD-M750」を、同一品新品在庫を持っていたので交換。
ですが、どうもリアギアが真ん中辺りからの、フロントのミドル→アウターの変速時に、
多少のもたつきが残ります。

もっとも、クランクが[XT]FC-M771K」で48Tですから、「FD-M750」は対応外なんですけどね。
今年は、ミツさんと『山サイ(山のサイクリング)もしようね〜♪』なんて言ってましたので、
この辺りのもたつきはは解消しておきたい・・・と言う事で、最新の[XT]「FD-M770」導入です。

取り付け/調整した結果ですが、当然のごとく、もたつきは解消です。
ごつくなった分、+30gの重量増は、いたしかたないとこです。

なお、新旧の比較、4、000km使用時の摩耗したディファレンシャル・プレートの様子など、
「レポート」のページにまとめてみました。

Report#27:MTBのFD新旧比較と長期使用時の摩耗状態。


ついでに、最近使用していた[SLX] CS-HG80-9sを御紹介!

MTBの街乗り化として、ワイドすぎるリアギアをロードの物に変更をお勧めして来ました。
しかし、ロード・コンポーネントの10速化に伴い、9速のMTBで使用出来るハイグレードな物が
無くなってしまいました。

また、ロードの物でも、ちょっとだけワイドを狙って「ロー:27T」を選ぶと、
トップが12Tになってしまい、26インチ+細いスリックでは、最高速が出なくなりました。

そこで、今回紹介するのは「シマノ」社のオールマウンテン用コンポ「SLX」シリーズのリアギアです。
ロード用が12−27Tに対し、11−28Tで最高速の問題も無くなります。
また写真の様に、大ギア4枚がスパイダータイプなので、トップグレードでは無いですが、
230gで、アルテ12−27Tが 254g(?)、XT11−32Tが246gなので、
重量増の問題も無いですね!