Report#25:『下引き→上引き 変換アダプター』作ってみました!
Fディレーラーのワイヤー配策が「上引き」のフレームに「下引き」のFディレーラーが 使える様に、変換アダプターを製作しました。 今回は、製作途中も紹介していますので、参考にしてみてください。 |
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<アフター・パーツ・メーカーさんへ>
今回製作した部品も、バンド部分のみですが、図面を起こしております。 |
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今回、製作したアダプターの各部の材質は、バンド部分がA1050アルミ材、 プーリー部分がA2017アルミ材、プーリーのカラーに真鍮材パイプ、 固定ネジはステンレスです。 表面処理は、ガラスビーズによるブラスト処理。 今回は、バンド部にちょっと凝りまして、ヒンジ式に設計してあります。 |
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「ちゃりき!」で最近流行り(?)のMTBのドロップ・ハンドル化。 これの製作上の問題は『フロントディレーラー』と『ロード用STI』の組み合わせです。 『ロード用STI』と『MTB用STI』では、ワイヤーの引き代が違います。 私が、今まで実践していた方法は、Fディレーラーのワイヤー固定部分に改造を施し、 |
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この写真は、実際に「事務長3号車 シンテシ」に実装してテストしている物です。
今回のこの変換パーツを使えば、「上引き」のフレームに「下引き」オンリーの ここから後は、バンド部分の製作の様子を紹介してみたいと思います。 |
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<1:材料の切り出し(写真:左)>
A1050アルミ材(純アルミに近く、柔らかい。フレームへの攻撃性を考慮)の10mm厚板に、 <2:バンド内部の仕上げ準備(写真:右)> 裏面ノリ付きの耐水ペーパーの#240を先に製作した31.8mm用の治具に張り付け、 |
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<3:バンド内部の仕上げ>
写真の様に、先の治具に巻き付ける様にして この際、切り出した時の内面がスムーズで 有る程度削れて来ると、バンド締め用の |
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写真左が、内部加工前の状態。「コンターマシン」で切った「ノコ目」が有るでしょ?
写真右は、内部仕上げの終わった状態。ツルツルで気持ち良い!(内部仕上げで、約60分。) 後は、外形部分を金属ヤスリで、好みの形状にラフに削り、耐水ペーパーで傷が無くなるまで と言った具合に、手間暇掛けてます(^^)。 <これを見て、『欲しいな!』と思った方へ> *業務多忙につき、しばらく休止いたします。 |
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