Report#4:快適なサドルの合わせ方、考え方


快適に走る為にはサドルの傾きが大切です。
ちょっと走るとお尻が痛くなりませんか?
たぶんあなたのお尻とサドルの角度が合って無いと考えられます。
ちょっとサドルの角度の考え方を書いてみます。
参考にして調整してみて下さい。
サドルの角度の基本的考え方はこの図の様に前端と後端が水平です。

ここで重要なのが、全体が「水平」と言う事では無く、上から見て尾てい骨の乗る部分が
横から見て「水平」かどうかなのです。

ではなぜ「水平」でないといけないのか?
これは走行中にだんだん座る所がずれてくるからなのです。

ずれようとしている時点で、サドルと尾てい骨に挟まれている肉や筋肉、
皮膚にストレスがかかっていて痛みが発生
するものと考えられます。

この図の様に上面がほぼ水平のサドルは、この考え方からすればペダリング時に、
お尻のずれが発生しにくいので、水平にセットすれば良いかと思われます。


サドルのまん中が横から見て凹形状のもの。
ここで座る位置は凹の中心と言うのは間違い
なぜならば上から見て、その位置には尾てい骨を支える部分が無い為、
股間に全ての体重がかかるので、これは痛くなるでしょう!

では、図中の一番広くなった部分に尾てい骨を乗せるようにするとして、
何がNGかと言いますと緑の矢印の方向に身体がずれようとするからなんです。
先に書いたように、これでは肉や皮膚が擦れて痛くなってしまいます。

ですので、このタイプは前端上がりにセットしてやり、尾てい骨を乗せる部分を水平に
してやるのが正解と考えられます。(事務長のWサスがこのタイプです。)


あまり見ない形状ではあるが、もし、あなたのサドルの座る部分がこのタイプなら、
緑の矢印の方向に身体がずれようとするので、これも尾てい骨の乗る部分を水平にセット
してやればもう説明しなくても解っていただけますよね(^ ^)v。

調整する為には6角レンチ(アーレンキー、ヘキサゴンレンチとも言う)か
スパナがあれば簡単にできます。
家でしっくり来る所を見つけたつもりでも、案外走ってみるとNGだったりするものです。
ゆっくり走りながら少しずつ動かして様子を見るのが一番の早道かとおもいますです、はい。

以上の考え方、調整方法でだめなら・・・

ひとつは見た目と座った時の形状が違う、つまり見た目は凹形状だから、後ろ下がりにセット
したのだが、実は座面の硬さの関係で乗ると後ろ下がり(Type:3)になっている場合もあり
えます(当然、逆のパターンも)。
ですので、NGの場合、思いきってまったく逆の調整方向にセットしてみるのも有効な場合が
あります。
今までで、このようなパターンは、コンフォート系のフカフカなサドルではありましたよ。

もうひとつ考えられるのは、サドルの前後位置が合って無い場合
これに付きましてはLinkのページに紹介している「サイクル・ベース・アサヒ」さんの
ホームページにも解説が載ってますし、よく巷にある「自転車の乗り方」のHow to物の
本を参考にしてください。

まぁ、ある意味サドルのセットに常識や標準はない!ってのが事実だと思いますよ!!

ここまでやってダメなら・・・新しいサドルを探しますか・・・?

これを参考に調整してダメでも、事務長に苦情のメールはしないでね!
(相談メールは受け付けますが・・・)あくまで自己責任でお願いしますよ〜!!


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