#163:「夏の瀬戸内 気ままに一人旅(坂出近辺周遊編)」(07/08/12)


「瀬戸内 気ままに一人旅」の、2日目、「坂出」近辺周遊記です。

昨日の夜は、もう一日「小豆島」に滞在して、島を堪能しようかと思ってました。
日曜日で、狙っていた「うどん製麺所」の大半が休みだったりですし・・・。

が、朝起きると、意外に風が強い・・・朝だけかと宿の女将さんに聞いてみたけど、
そうでも無いらしい。

と言う訳で、予定通りに「四国香川」に渡って「坂出」近辺を散策する事に決定。

1日目:「赤穂」〜「小豆島」編

2日目:「坂出」近辺 周遊編

3日目:「片鉄ロマン街道」 堪能編 


朝6時半に気持ち良く目覚めて用意をして、・・・。
昨夜の宿、「大師の宿 岡田長栄堂」さんです。

写真左が、「長栄堂」本館。ここで、朝ご飯を食べます。(¥650円、写真は、忘れた!)
右の写真が、泊まった「長栄堂 3番館」。一階に駐車場が有ります。

お遍路さん、ビジネス客、観光客の全てを、受け入れてくださいます。
写真は無いですが、「3番館」向かいの別館の1階はシャッター付きのガレージになっており、
そこに自転車を置いておけます。
また、ガレージには、洗濯機、乾燥機が有るので、この時期の自転車乗りには、非常に助かります!

「大師の宿 岡田長栄堂」   http://okada-choeido.com/

住所:香川県小豆郡土庄町桟橋通り
電話:0879-62-0554(代)


「土庄港」から「高松」へのフェリー。

9:35発のフェリーに乗船です。写真の場所で待てと言われました。(写真:左)

ここでも、基本は壁に当てて固定。故に、当て方に注意が必要。(写真:右)
縛り方は、ペダルに引っ掛けるだけと簡単ですが、確実な方法でした。

「土庄港」からは「豊島」に向かうフェリーも出ます。(左のフェリー)
向こうに向かっているのは「宇野港(岡山)」に向かうのかな?

後部デッキに座って、i-podで、音楽を楽しみながら・・・です。

日差しはすでに強いですが、海風を浴びながら、快適、快適!
瀬戸内の島々を眺めながら、1時間程の快適クルージングです。
高速艇が、追い越して行ったり・・・日差しを受けて、水面がキラキラ。
夏の旅の実感が、湧いて来ますね!
1時間・・・もう?ってくらいの感じで時間が過ぎて行きました。

左の写真は「源平屋島の合戦」の舞台、「屋島」(でも、島じゃ無いですよ!)。
右の写真は、「高松港」の遠望。大きいのが「高松シンボルタワー」。


「高松港」に入港して・・・まずは、「ハーバープロムナード」へ。

「高松港」の「ウォーターフロント再開発」で出来たとこです。
写真の場所は、2万トン級の船が着岸出来るそうです。

「高松港玉藻防波堤」から、「高松港玉藻防波堤灯台」へ。

防波堤上が、ボードウォークになっていたりします。
先端に有る「高松港玉藻防波堤灯台」は、通称「赤灯台」または「せとしるべ」と呼ばれており、
頭の部分だけでなく、胴体部分(赤い所)も、赤く光るそうです。


「JR高松」駅前広場です。

写真:左が「JR高松駅」。かつて、この辺りは「宇高連絡船」の岸壁へと線路が延びていた辺り。
「瀬戸大橋」の開通で連絡船は廃止され、跡地の再開発で生まれたのが、この「サンポート高松」。


「JR高松駅」から、輪行で「JR坂出駅」へ。

一昨年のうどん行脚では「高松」から「坂出」まで走ったので、今回は「坂出」を起点にします。
本当なら、「坂出近隣 うどん行脚」と行きたいのですが、本日、日曜日で製麺所は、お休み。
ですので、物見遊山の旅と、シャレ込みます!

乗車したのは「マリンライナー(快速列車)」。約20分で「JR坂出駅」です。


「JR坂出駅」に到着して・・・元町、本町の商店街を・・・。

ご多分に漏れず、ここもシャッター通りと化してますね。きっと、昔は賑わったのでしょうに。

この通りに面して有る、
地元の醤油屋さんの資料館。

ですが、平日にしか、開館していない・・・。
誰が見に来るんだろ?


「坂出」の町を抜けて「瀬戸大橋記念公園」へ

その途中の「番の州工業地帯」。
香川県随一の大型コンビナート工業団地。

写真は、その中の「川崎造船」のドック。
LPG運搬船と思われるのが、造られてます。


こんな暑い夏の日は・・・木陰を走るのが一番! と言う事で「番の州公園」

公園内の散策路を抜けて行きました。
もちろん、運動施設なので、自販機、トイレもあるから、休憩にも最適です。


「瀬戸大橋記念公園」への道。

巨大な「瀬戸大橋」へのアプローチの高架が続いています。
道は高架の西側に移ると・・・前方に「瀬戸大橋」が見えて来ます。


「道の駅 瀬戸大橋記念公園」到着。

まずは、記念撮影に・・・絵はがきの様なポイントにて。
同時に、建物のスモークガラスに映った自分も、記念撮影・・・笑。

園内に有る「浜栗林」の「くぐり滝」

「浜栗林」とは、「高松市内」の「栗林公園」に対して、海辺に有る庭園と言う意味でだそうです。
滝の一部に通路が有って、中をくぐる事が出来ます。・・・涼しそうなので、入ってみました。笑

「瀬戸大橋記念館」です。入場無料です・・・涼しいし・・・笑

「瀬戸大橋」の着想から、現在に至るまで。
そして、工事の際の技術を、色々な展示物で説明してあります。

正直、あまり、本気で見る気分で入ったのでは有りません。どちらかと言うと目的は、水分補給。
ですが、その展示物に魅せられて、1時間近く居たかと思います。

お子さんの夏休みの自由研究にも、持って来いかも・・・笑

記念館へのアプローチ。ちょっと、南国風?

このアプローチですが、噴水で「瀬戸大橋」を、敷石で「塩飽」の海の様子を示しているそうです。
今の時期、噴水は小さい子供達の、格好の水遊び場となってました。


時間は、お昼時・・・ですが、宿の朝ご飯をたらふく食べたので、まだお腹が空かない。

広く、誰も居ない歩道部分を快適に走って・・・。
サウンドシステムも、快調に音楽を提供してくれてます。

ま、一応、近辺のうどん屋さんを覗いてみるかと・・・「岡泉」さんへ。
が、まぁ、この状態・・・ざっと見ても店外で待ってる客は60名は下らない・・・。
そこまで待って食べる気もないので、パスしちゃいました。


次の目的地は「復元塩田」・・・そこまでの海沿いの遊歩道。

海風が心地良く、松並木も有って、日差しを避けれたり、でした。


「道の駅 うたづ臨海公園」内に有る「復元塩田」。

ここ「宇多津」も「塩」の産地

昨日、「日生」への途中で見た「流下式塩田」では無く「入浜式塩田」と呼ばれる製法。
満潮時の毛管現象を利用して、砂の部分に海水を染み込ませ、水分を蒸発させ砂に塩分を付着。
「沼井(ぬい)」に砂を集め、濃い塩水にして、釜で煮詰める・・・そうです。

写真の藁葺きの建家(釜屋)の横に、
「揚浜式塩田」も再現されていました。

そこで、出来ていた塩の結晶。
大きな物は4mm角程もありましたよ。

ちなみに時代的には「揚浜」、「入浜」、
「流下式」の順だそうです。


*雑学:「丸亀市」近辺の歩道事情。

大きな片側2車線に側道。そして広い歩道。
さて、自転車は何所を通れば良いか?だが、
歩道を走って良い様である。

多くの歩道は幅が広く、
人と自転車の共存がし易そう。

道路との段差であるが、以下の2種類。

左が、ここ最近造られた歩道の段差部分。縞鋼板風の模様で、段差が無くスムーズで◎。

右が、古くからの物で、案外段差を感じる。歩道が広いだけに、残念でした。


「丸亀城」です。お堀の噴水が涼しげ・・・ですが、水の色が、ね。

お堀には、たくさん亀が居ましたが・・・地名の由来とは関係無さそうです。笑


「土器川」の自転車道。(一般県道丸亀琴平観音寺自転車道:37.2km)

うどん行脚のルートのままですが、うどん屋には向かわずに「府中湖」へ向かいます。
河川敷の自転車道で、京都/奈良の自転車道の様な感じでした。


四国に行っても、裏道散策やっちゃいます。

大きな道路の近くには、旧道が有ったり、そう言うとこを走ってると、川に出会ったり。


今回、初めてのうどんです。笑 「道の駅 滝宮」に有る「綾川町うどん会館」。

今日の食事は、コンビニで栄養補助剤(ウイダーとか)で済ましてました。
やはり、讃岐に来て、うどん無しは・・・で、ここで1杯。
味はどうかと思いましたが、さすが讃岐、もちもちしてて、美味かったです。


うどんでエネルギー補給したところで、
「府中湖」沿いの自転車道へ。

「道の駅 滝宮」のすぐ下が、起点なんです。
で、走り出します。

こんな感じの道が、続いて行きます。「府中湖」の水が、抹茶色なのが気になりますが・・・。
はい、これが自転車道の全貌。名称「綾川自転車道」。
一部、開通していない所も有りますが、迂回路も有りますから、楽しめます。
「道の駅 滝宮」からだと、基本、下りでしたが・・・逆だと、結構登りが有るかも。

高速コーナーも有りますが、細かな砂が出てたりするので、要注意!
「府中湖」の堰堤部分まで、続いてます。


「JR予讃線」」近くまで戻って・・・「府中町」は史跡が多そうです。

例によって、旧道っぽい道を選んで走ってみました。
今回は、時間が残り少なくなって来たので、次回のお楽しみだな。


「JR坂出駅」前の通り。さすが讃岐・・・「うどんタクシー」なんて有るんですね〜。

で、もう1枚の閉まった店は・・・元ミニ・ストップ。
そう、ここで一昨年は、ハロハロを食べたんですが・・・この有様。

出発の時には、気が付いていたのですが、やっぱり残念でした。


気を取り直して、輪行状態にして・・・「マリンライナー」で「岡山」へ向かいます。

駅を出てすぐに・・・赤信号で、停車・・・あらら。

ゆっくり走り出したのですが、普通のスピードでは無い・・・これは乗り継ぎが遅れるかも。

ですが、ゆっくり故に、車窓から今日行った「瀬戸大橋記念公園」や、
「瀬戸大橋」の線路の様子が見れたり・・・得したかな?


「JR岡山駅」に定刻の6分遅れで到着・・・「JR津山線」への乗り継ぎは無理だと。

思っていたら、なんと、待っているんですね・・・。
さすがローカル線、これを逃すと1時間は無いですからね!
で、無事、実家近くの最寄り駅に、到着いたしました。

本日の走行距離:約62.5kmでした。

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今回のパンフ、地図はありません。