#191:瀬戸内夏ポタ:vol.2「小豆島シーサイド・ポタ!」(08/08/11)


『瀬戸内夏ポタ’08』、2日目です!

今日は、実家近くの「JR津山線 法界院駅」から「JR岡山駅」へ。
「JR瀬戸大橋線」に乗り換えて「瀬戸大橋」を渡って「香川県高松市」へ。

「高松市内」で「讃岐うどん」を食べた後、フェリーで「小豆島」に渡り、
心地良いシーサイド・ポタを堪能する予定です。

それでは、2日目のポタ、ご覧下さい!

1日目:瀬戸内夏ポタ:vol.1「高梁〜岡山、松山往来ポタ!」(08/08/10)

2日目:瀬戸内夏ポタ:vol.2「小豆島シーサイド・ポタ!」(08/08/11)

3日目:瀬戸内夏ポタ:vol.3「小豆島/日生リゾート・ポタ!」(08/08/12)


朝7時過ぎ・・・「JR法界院駅」です。

待合室の片隅で、ヘリオスを輪行状態に。
ドロップ化しましたが『猫袋』を使うので、
物の5分ほどで、輪行状態に出来ます。

世間は月曜日なので、通勤で混み合うかと
懸念してましたが、大丈夫でした。
まだ、時間が早かったからなのか、
もともと、乗車する人が少ないのかは、
分かりません。(笑)

乗車するホームは跨線橋で1番線を越えた島式ホーム。

あはは・・・思いっきりバリアだなぁ。
昔は、1番線をそのまま通る通路が有って、跨線橋なんか渡らなかったんですけど。

「JR津山線」は電化されて無いので、列車はディーゼル車両です。
乗ったら・・・『寒い!!!』 もの凄く冷房が効いてました。


「岡山駅」で「JR「瀬戸大橋線」に乗り換え。

「岡山」発7時54分の「マリンライナー」で
「瀬戸大橋」を越えて行きます。

車窓からは「瀬戸内海」の景色が楽しめますが、
橋の構造物の為に、写真に収めるのは難しい!

島の部分で、やっと撮影出来ました(笑)。

列車内でのヘリオスは・・・。
こんな感じに、大人しくさせてます。


「JR高松駅」到着。

定刻通りの8時50分に、到着。写真は、乗って来た列車で、折り返し「岡山」行きになります。

「高松駅」は、現在は行き止まり(終着)駅。だから、こんな車止めが有ります。(写真:右)
昔は「宇高(うこう)連絡船」で、「岡山」方面へ列車ごと渡ってましたので、
この先に、港への線路が続いていたのかもしれませんね。

今は、「高松駅」とその周辺が、再開発で新築新装されてしまったので、
往時の様子を物語る物は有りません。

『アンパンマン トロッコ列車』

そうそう、降りた隣のホームに、こんな列車が。
2両編成で、写真の車両が『トロッコ列車』。

部分的な強化アクリルか何かで、後は素通し。
これで「瀬戸大橋」を渡って行くんだって!

気持ち良い様な・・・ちょっと怖い様な(笑)
でも、一度くらい乗ってみたいですね。


「高松駅前」の広場にて。

駅の改札を抜けて、ヘリオスの輪行を解いて。

そう「JR高松駅」は、ホームから駅前まで、
一切の段差が無いんですよ!
また、全ての改札が、車椅子で通過出来るんです。
これは輪行する我々にとっても有り難い!

バリアフリーな駅として、交通バリアフリー
優秀大賞(ターミナル部門)を受賞してます。

今日の一番の目的は・・・「小豆島」のシーサイド・ポタ!

え?じゃ、何で「高松」に居るのか?・・・その答えは「高松」からの方が、早いから(笑)
「岡山」から「小豆島」に渡るには、「新岡山港」、「宇野港」、「日生港」の3ルート有ります。

「新岡山港」からだと、そこへ行く鉄道が無く、自走で時間が掛かる=×。
「宇野港」からだと、「豊島」経由なので、時間が掛かるし、フェリーの本数が無い=×
「日生港」からだと、「小豆島」の北部に着くので、南部まで自走=×

と言った具合なんですよね・・・。
それに、本場の「讃岐うどん」が食える! これが、最大の理由と言う見方・・・正解です(笑)


「小豆島」へはお昼過ぎに着けば良いから・・・時間はたっぷり。
ではでは、本場の「讃岐うどん」を!・・・やっぱり、これが「高松」入りの目的だな(笑)

行く店は決めて有って、まずは「松下製麺所」。05年の「うどん行脚」で、気に入ったんです。
久々のモチモチ麺を『冷たい』ので、味わいました。¥180円也!


次は、揚げたての天ぷらも美味い「竹清」。

ですが・・・時刻は、まだ9時半。
ここ、開店11時からなんですよね・・・。

少し市内を散策してから、また来るかな。
そう思って、市内散策へ、出掛けました。(笑)

ここの他にも、朝から営業してる有名店が、
近くにも有ったんですが・・・。
朝ご飯を食べ過ぎたのか・・・あまり食欲が。


「高松」のアーケード街。

最近、ポタで地方に出た時、アーケード街が、気になるんです(笑)。
だって、地方地方の特色が有って、面白い!

まだ、10時前で、開店してる店は少ないけど、人が少ないから自転車でも通りやすいし。

走っていて踏切の警報機の音が・・・。
そう、ここの商店街には「琴平電鉄」の踏切が有るんですよ〜!珍しくないですか?(笑)

自転車サイドカー(?)の魚屋さん!

さすが港が近いだけあって、行商スタイルの
魚屋さんんを、幾つか見ました。

生きの良さそうで、美味そうな魚で、
いっぱいだったなぁ・・・。


「高松城」の有る「玉藻公園」。

この道路の右手は、「宇高国道フェリー」乗り場。
国道フェリーは「うたか」と読みます。
廃止された連絡船は「うこう」と読みました。
(どうでもいい、雑学でした 笑)

まだ、この時点で10時過ぎ。
う〜ん、ウロウロしてるうちに、
お腹も収まって来てるし・・・。

うどん、ま、いっか (笑)


「小豆島」へのフェリー乗り場へ来て・・・。

予定では、12時35分に乗船予定だったけど・・・船旅って、気分良いんですよね!
早く船上の人になって、ノンビリ船旅を楽しみたい!

と言う事で、時間を調べると、「土庄港」へは、10時40分のが有るなぁ。

でも、そっか・・・「高松」からだと「土庄」の他に「池田」と「草壁」にも出てるんだ!
だったら「土庄港」じゃなくて「池田港」にしよう・・・その分、探訪出来るし。
ここに来ても、無計画な感じがして、良いでしょ?(笑)

11時10分発の「池田港」行きに決定して、それまで、海風に吹かれながら、
掲示板に投稿したり、メンバーにメールしたりと、ゆっくりしました。


時間が近づいて来たので(早く乗りたくて、だな)、乗船切符を購入して、さっさと乗船(笑)
大人1人+自転車で、¥850円でした。(「土庄港」、「草壁港」も同料金!)

「池田港」へは「国際フェリー」と言う会社の「第三十二こくさい丸」に乗船。
ここは、初めて乗ったんだけど・・・固定に『ここまで輪留めを使うか!』って感じ(笑)。

船内には、エアコンの効いた座り心地の悪く無いソファーの客室が有るんですが・・・。

やっぱり、夏の船旅と言えば、デッキでしょう! と言う事で、今年もデッキで海風に吹かれて。
他の乗客は、ほとんど居ません・・・来ても写真を撮ったら、客室に戻ります。

うんうん、リゾート気分、全開だなぁ!(他人から見れば、この暑いのに、単なる馬鹿かも 笑)

青い空に、青い海♪

波も無く、空は快晴!少し霞みが掛かってますが、瀬戸内の島影を眺めながら、いい気分です!!

乗船する事、1時間・・・「小豆島」が近くなって来ました。

左の写真は、本日行く予定の「岬の分教場」の有る「田浦」方面。
右の写真は、フェリーの着く「池田港」。

さて、下の甲板に降りて、用意しようかな。今年も、大満足の船旅でした!!


「池田港」到着。

まずは、上陸して・・・ちょっと、記念撮影! でも、右の写真は中途半端だったなぁ (笑)

これからの目的地は・・・小説「二十四の瞳」の舞台になった「田浦分校」。
「池田港」から、島の東へと向かって、シーサイド・ポタです。


「第三十六番札所 釈迦堂」に、お参り。

「小豆島」にも「八十八カ所霊場」が有って、お遍路さんが回られてます。
私は、遍路旅では有りませんが、安全祈願に立ち寄ってみました。


「池田」から「草壁」方面への道にて・・・「大峠」。

この坂をずっと登って来て、頂上付近(実際は、もうちょっと先が有った!)。
道横の小公園みたいになってる所に、木陰が有ったので、小休止です。

暑いです・・・汗が噴き出して来ます。飲み物を幾ら飲んでも、キリが無いくらい。
こう言う時は「熱中症」になりやすいので、休める所では休んでおきます。


登り坂を上がれば、下り坂が待ってます。心地良い風を全身に受けながら、快走しました。

坂を下った先に「小豆島オリーブ園」が有りました。

オリーブが「香川県」の県花・県木だって、知ってました?
ここ「小豆島」でオリーブが栽培される様になったのは、島の漁獲高が増え、
加工保存するのにオリーブの『オイル漬け』の缶詰が良いとなったのですが、
当時、オリーブは輸入品で高価だったので、試験的に国内生産してみようと
なったのが始まり・・・今から100年程昔、冷凍保存も無かった、明治の話だそうです。

「小豆島オリーブ園」」では、3ヘクタールの敷地に約2,000本のオリーブの木を
栽培され、オリーブの食品や化粧品の販売もされてるそうです。


「オリーブ園」そばに「海水浴場」が有りました。

海に入って気持ち良さそうだな・・・う〜ん、カメラを向けてると怪しい人物に思われそう(笑)
だからすぐに、もう少し先の突堤部分へ移動・・・小心者だな。

この突堤の所に『渡し船』の看板!
なになに?・・・対岸に見える「田浦」まで、10分¥500円だって?

そりゃ、炎天下で暑いから、船で渡れば快適でしょうね〜。
でも、今日の目的は『シーサイド・ポタ』・・・こんな素晴らしいロケーションで、
走らない訳無いでしょ?(笑)

「小豆島」の海水の透明度は、こんな感じ。「瀬戸内海」の潮流が島を洗うって感じでしょうか。


「小豆島」名物をバックに記念撮影!

海水浴場から国道に出てすぐ、「小豆島」名物の「醤油」の仕込み樽とオリーブのツーショット。

その向かいから、タイル貼りの『シーサイド・ロード』が始まってました!


どうです?素晴らしいでしょ?・・・快適『シーサイド・ロード』です♪

左の写真の方から、来ました。そして、右の写真の方向へ行きます。(笑)
これこれ、こう言うのを期待して来たんだよね〜♪

タイル貼りと言う事で、滑りそうな感じもしましたが、大丈夫でしたよ!(雨天は知りませんが)

写真を撮った場所は、ちょっと海に出ていて、
石製のベンチと、簡単な日除けが有りました。

でも、この時期、石製のベンチは、
熱くて座れない!
夕暮れ時に・・・なんだろうなぁ(笑)

対岸に、これから行く「古江」が見えます。
さぁ、暑いけど気持ち良いポタ、再開です!


「醤の郷 マルキン記念館」です。

この前の休憩地『シーサイド・ロード』の途中から、4km弱です。

「マルキン忠勇」さんの醤油工場と記念館が有ります。
数年前、家族で来た時、歯痛で何も食べられず・・・逃してしまった「醤油ソフトクリーム」。
今回は、もちろんゲットしてます!

味ですか?・・・ほのかに醤油っぽい香りがしますが、基本、ソフトクリームです。(笑)
でも、炎天下を走った身には、最高の御ちそうに思えました!

左の写真が「記念館」。

私には、右の写真の現役で動いている工場のたたずまいの方が、好きだな。

「記念館」のすぐ近くの国道沿いに有るモニュメント。

醤油の仕込み樽を使ったモニュメントと、会社の沿革の説明板が有りました。


「田浦」の集落に、坂を下って来た所です。

左の写真の先、カーブを曲がると「田浦」の集落。右の写真は、「オリーブ園」方向を見たもの。
う〜ん、あそこから、ここまで来たんだよなぁ・・・ちょっと感動してみたり。(笑)

「古江」を過ぎてからは、ここまで、結構なアップダウンが有りましたが、
55Tにしたヘリオスは、アウターのみでクリアして来れました!(不思議なんだな、この現象!)


左の写真は・・・醤油の仕込み樽を利用したバス停。
ボンネットバスが、運行しているらしいが、見てません・・・残念だな。

バス停の先の左カーブを曲がると、「田浦」の集落。小さな漁港でした。
ここに、「壷井栄」著の小説「二十四の瞳」のモデルとなった「田浦分校」が有ります。

「田浦分校」です。

小さな校庭に、小さな校舎です。
中も一般開放されていて、見学出来ます!
詳しい説明は、右の写真をどうぞ。(笑)

この向かいに、お土産物を売っている
「二十四の瞳館」が有ります。

黒ごまソフト、なつかしソフトというのを
売ってますので、宜しければどうぞ!
私は、さっき食べたので食って無いけど(笑)


来た道を「古江」まで戻って・・・「第4番札所 古江庵」と「古江海水浴場」。

無事に「田浦」まで行って来れたので、お参りしました。
「古江海水浴場」は、今は公的には閉鎖されてるそうですが、皆さん、泳いでました(笑)。
数年前に家族で来た時は、このすぐそばの民宿に泊まったんだよなぁ。

そうそう、さっきの「田浦分校」の先、600mの所に「二十四の瞳 映画村」が有って、
映画「二十四の瞳」(監督:朝間義隆、主演:田中裕子)のロケ用オープンセットを
改築してあるそうです。興味の有る方は、どうぞ!


赤レンガ造りの佃煮工場。

「田浦」から戻って「草壁」「坂手」へのT字路交差点に有ります。
行きにも目に止まったんですが、反対車線だったので素通り。
この辺り、佃煮を煮る、良い匂いがしてました。

この先、軽い追い風になって、気持ち良く快走しました(行きは少しだけ、向かい風だったな)。


これこそ『夏の景色!』と言う写真。 帰路の途中です・・・行きも通ったけど(笑)

左の写真は、『シーサイド・ロード』から海の向こうに沸き上る入道雲。
で、右の写真は、大きなソテツの木陰にたたずむ相棒のヘリオス。(場所は「鬼ヶ崎」)

右の写真は、水分補給の為に自販機が有ったので、合わせて休憩した物です(笑)。
でも・・・絵になってるでしょ?そう、それが「小豆島」なんです!!


いきなり・・・「土庄」の「土渕海峡」です。(笑)

本当は「小豆島」に上陸した「池田港」から「土庄」までの紹介をしなければならないのですが、
この間、2回の登りが有りまして・・・それに、時間的に一番暑い時間。

と言う訳で、写真も撮ってませんし、ご紹介するような物も目に入らなかったので、パス(笑)。

で、「土渕海峡」について説明します。
「小豆島」、一つの島に思えますが、「池田」や「草壁」の有る「小豆島本島」と
「土庄」の有る「前島」の二つの島で形成されてまして、その間に有るのが「土渕海峡」。
海峡としては再狭部が9.93メートルで、世界一狭い海峡としてギネスにも載っているそうです。
ここを渡った証明書が、役場で¥100円で発行してもらえるんですよ!

左の写真の様に、海峡をまたぐ形で公園になってます。

植えられてるのは、オリーブの木で、1.5cmほどの実をいっぱい付けてました。
珍しく食べてみなかった・・・美味いのかな?(笑)

宿の有る「土庄港」までは、すぐ・・・さぁ、宿に着いて、風呂に入ろう!


「第五十八番札所 西光寺」さん。

宿に向かう途中、良い感じで細い路地・・・。
いつものクセを出して、ふらふらと迷い込む。

目の前に見えて来たのが、朱塗りの総門と
三重塔の有る「西光寺」さん。

旅、2日目の無事のお礼に、お参りしました。

さて、門前に有った『迷路のまち』とは?
これは、明日の命題としましょう。


2日目の最後に「土庄港」です。

宿までは、歩いて数分なので、宿の前を通り過ぎ、お約束的に「土庄港」での記念撮影!

いやぁ・・・想像以上に素晴らしい「シーサイド・ポタ」でした。
もちろん、暑かったけど、それ以上に、素晴らしい経験が出来ました。病み付きになりそうです。

本日の走行距離:約45.5kmでした(「高松」散策分、含む)。

<3日目:瀬戸内夏ポタ:vol.3「小豆島/日生リゾート・ポタ!」(08/08/12)へ続く>