#192:瀬戸内夏ポタ:vol.3「小豆島/日生リゾート・ポタ!」(08/08/12)


『瀬戸内夏ポタ’08』、3日目、いよいよ最終日です!

今日は、昨日「土庄」で見つけた『迷路のまち』を解明する命題を片付けてから、
「小豆島」の西から北へグルッと回る『北部シーサイド・ポタ』で「大部港」へ。

快適なフェリーの船旅で、「日生港」へ向かい、「日生」の町で、念願の『ある物』を。
その後「西片上」へポタして「片鉄ロマン街道」を使って「JR和気駅」へ向かい、
そこから輪行で帰路に着く予定です。

それでは、3日目のポタ、ご覧下さい!

1日目:瀬戸内夏ポタ:vol.1「高梁〜岡山、松山往来ポタ!」(08/08/10)

2日目:瀬戸内夏ポタ:vol.2「小豆島シーサイド・ポタ!」(08/08/11)

3日目:瀬戸内夏ポタ:vol.3「小豆島/日生リゾート・ポタ!」(08/08/12)


今年も宿泊した「土庄」の「長栄堂」さん。

朝、7時に朝食。身支度を済ませて、代金を支払い(朝飯付き¥5,355円)、これから、出発!

左の写真が、大浴場や食堂の有る本館。で、右の写真が、宿泊した系列の「三番館」。
「三番館」はビジネスホテルなので、部屋にトイレも風呂(ユニット・バス)が有ります。

写真は無いですが、「三番館」向かいの別館の1階はシャッター付きのガレージになっており、
そこに自転車を置いておけます。
また、ガレージには、洗濯機、乾燥機が有るので、この時期の自転車乗りには、非常に助かります!

「大師の宿 岡田長栄堂」   http://okada-choeido.com/

住所:香川県小豆郡土庄町桟橋通り
電話:0879-62-0554(代)


まずは、昨日の命題『迷路のまち』とは何?を解明する為に、「土庄町役場」へ。

そこに、写真のゲートと、案内板が有ります。
案内板を見た限り、それほど迷路でも無い様な・・・まぁ、奥に進んでみましょう。

路地を進んで突き当たりで、びっくり!

予想の付かない所に、新たな路地が口を開けています(写真:左)。
これを奥に進んで行くと、右の写真の様な路地で・・・町の中をグルッと回っている感じ。

パンフによれば、南北朝時代、この辺りが戦場となって水軍(海賊だな)や、
武士が走り回ったらしい・・・よそ者に分かりにくくする、防備の町構造なのだそうです。

左の写真は、割と広い通りに有った「元屋商店」と言う醤油屋さん。
文政12年創業で、伝統に育まれた味と香りの刺身醤油『元』は、本物の味として有名だそうです。

細い路地をウロウロ進んでいると・・・あれ?昨日の「西光寺」の三重塔だ。
石を組んだ塀は、ちょっと珍しく無いですか?

さて『迷路のまち』を解明したところで、本日の『北部シーサイド・ポタ』へ。


「土渕海峡」の対岸から。

左の写真が、これから向かう「四海」方向。
振り返ると対岸に「土庄港」とフェリーが見えます。(写真:右)

時刻は8時半ですが、もうすでに十分暑いです〜!


『北部シーサイド・ポタ』のルートは、アップダウンが続きます・・・。

昨年、この逆ルートを通りましたが、結構、キツかった・・・。
「ホテル グリーンプラザ小豆島」に向かって、坂を登って行きます。
キツい斜度に見えますが、まぁ、アウターのまま登れますから!(写真:左)

登り切ったら・・・眼下に漁港の姿が見えて、ちょっと御褒美気分!(写真:右)
一気に下って行きましょう♪


「伊喜末」から「四海」辺りの漁師町。

焼き板塀の家々が、緩やかに曲がった道に
沿って続いて行きます。

所々に、細い路地が有って、
きっとその奥は、『迷路のまち』と、
同様なんだろうなぁ。

探訪したい気持ちを抑えて、進みます。(笑)


ちょっと高台になった所を、緩くアップダウンしながら、平行移動って感じかな(写真:左)

再び、グッと下って海岸線をシーサイド・トリップ♪

今年も「iPod shuffle」と「ドッペルギャンガー」社の「ポータブル ステレオスピーカー」は、
こう言うシーンでこそ、最高の気分にさせてくれますね。


「小豆島」の地形は、海岸線に、切り立った断崖部分が有ったり、多くの小さな岬が有ります。
ですので、島の外周を巡る道は、それなりのアップダウンを覚悟しなければなりません。

何度も書きますが、登り切った時、右の写真の様な景色に出会えますからね♪

まぁ、今回の相棒「DAHON HELIOS SL改W '07」の場合で、フロント・ギア 55T、
リアカセット11−23Tで登り切ってしまう程度なので、それほどでも無いのでしょう(笑)


「土庄」から山越えしてくるルート(「銚子渓」への道でもある)との合流点にて。

走行距離は、海岸線ルートの半分強ですが、当然、登りはキツいです。
眼下には「瀬戸内海」と山肌に点在する住宅が見えます。

もっと、波打ち際を走る、アップダウンの無い道が有れば良いんですけどね〜(笑)


「道の駅 大阪城残石記念公園」です。

名前の通り「大阪城」の石垣に使われた石の残りが保存展示されてます。
綺麗なトイレ、休憩施設(冷房は無いけど)も有りますから、休憩には良いですよ!

「小豆島」は、主に花崗岩から成り立っていて、島の北東部では「小豆島石」と呼ばれる
良質の花崗岩が、今でも採掘されています。


「田井浜キャンプ場」です♪

青い空、白い砂浜・・・そして、目の前には綺麗な海です!
「日生港」へのフェリーの出る「大部港」は、すぐ先・・・ふふふ、予定通り♪

今日のお題は・・・『小豆島/日生リゾート・ポタ』♪

そう、リゾートなんですよ、リゾート!
と言う訳で、写真の通り♪・・・いやぁ、気持ち良いったら、もう♪
「日生」での予定の関係で、1時間程でしたが、海水浴なんて楽しんじゃいました!

ここには、コインシャワーが有るので、後始末もバッチリ!
但し、早い時間だと管理室が開いて無いので、着替えは車椅子用トイレを使いましたが(笑)


「大部港」到着。

「日生」へのフェリーは、「瀬戸内観光汽船」。11時20分発です。
乗船券、大人¥760円+自転車¥210円=¥970円を購入して、指示された場所で待機です。

去年と同じ場所で、記念撮影・・・去年は、裏側だったけど(笑)
でも、この『歓迎』の碑、向きがどうかと思うんだけど・・・。
これから島を出る人には良く見えるんだが・・・フェリーから降りて来る人に見えないんだよな。

程なく、乗船するフェリーが入港して来ました!


定刻通り「日生港」へ向けて出航♪

だんだん「大部港」が遠くなって・・・右手に、先ほど海水浴を楽しんだ「田井浜」が見えます!
今から、1時間の船旅を楽しみます!!


またまた、デッキで「瀬戸内」の景色を楽しみながらの船旅です。

どうです?心地良い海風を受けて、快適、快適!
こう言う環境なら、リゾートって言葉がピッタリでしょ?
右の写真が、乗り込んだ「フェリーひなせ」の側面図(避難関連の明示なんだけど、ね)。

大きな島(多分、鴻島)に、ポコポコって感じで、家が建ってますが・・・きっと別荘だな。

振り返ると・・・船の軌跡と「小豆島」の全景。『来年も来るからね〜♪』

「日生」に近づいて来ました!・・・写真は「カキ」の養殖イカダです。

「日生」は全国でもトップレベルの水揚げ量を誇る「カキ」の産地なんです。
ですが・・・今の時期は、残念ながら、食べられません。
毎年、10月の後半くらいから、出荷が始まるそうなので、その頃に、また来るかな?

「日生港」が見えて来ました!

「日生港」は奥まった所にあるので、「鴻島」「鹿久居島」などの島々の間を抜けて来ました。

右の写真は、小さな小さなフェリー!多分、途中の島へと向かうんだろうな。


「日生港」到着・・・早速、観光案内所で、「日生」での目的の情報収集♪

「小豆島」と比べて、少し蒸し暑い気がするけど・・・気のせいかな?(笑)

フェリー乗り場の前が「JR日生駅」。
そのちょっと隣に「サンバース ひなせ観光情報センター」が有ります。
そこで、情報を仕入れたので、目的地へ移動します〜。


「日生」の裏道に、『そいつ』は待ってるんだな(笑)

フェリー乗り場から、国道250号線を西へ・・・。
役場の前を過ぎて「日生魚港」(正式には、こちらが「日生港」)が左手に広がったら、
その信号を右前方の路地へ入って行くと・・・。

写真の様な、ちょっと懐かしい感じのする路地裏や、商店街。


これこれ!『えびおこ』♪

昨年、これを食べ逃したんです〜!フェリーの時間が無くて・・・。
で、今年は、これを食べられる様に、スケジュールを組んだのですよっ!!

左の写真の様に、生地を広げ、刻んだキャベツを乗せて、その上から、プリプリの「エビ」。
私が飛び込んだお店では、この焼き方だけど、「日生」流はキャベツは生地に混ぜて焼くらしい。

「エビ」も剥き身だけで無く、殻付きのも入れて有って、それが、香ばしいし、出汁も出て美味い!
ただ、これは好みが有るかもしれないけど・・・。

今回、飛び込んでみたのは、こちら!
「まるみ」さん。『かきおこ』¥500円。

メインの通りから、ちょっと入るし、
小さな店だけど、気っ風の良い『お姉さん』が、
目の前で焼いてくれます。

注:「日生」では大人の女性は何歳でも、
『お姉さん』と呼びます!
決して『お母さん』とか『おばさん』って
言ってはダメだそうですよ!!

<<『えびおこ』と『かきおこ』♪>>

先に書いた様に「日生」は日本屈指の「カキ」の産地。
その採れたて新鮮な「カキ」を入れたお好み焼きが『かきおこ』。

ですが、御存知の様に、この時期「カキ」は食べられない・・・。
そこで、今の時期が旬な「エビ」を入れたのが『えびおこ』なんです!
地物の「えび」は、6月中旬から10月が旬。
まぁ、地物の「えび」じゃ無きゃ、その時期以外でも『えびおこ』食べられるんですが。

旅先の旬の地の物を食べる・・・最高じゃないですかぁ!
よし!次は『かきおこ』の時期に、来るぞぉ〜!!


商店街の辻で、路地の奥に、そそられて・・・(笑)

私、『えびおこ』なめてました・・・食いきれない程の、ボリューム・・・。
苦しいお腹で走り出して、ふと、見た山の手に行く路地・・・誘われる様に、奥へ奥へと。

そこには、構えが良い感じのお寺「西念寺」さん。門前の銀杏の木が、また良い感じ。
路地をウロウロ、フラフラしてから、「西片上」へ向けて出発しました。


『今日、何度目の坂だろう・・・』

「日生」と「西片上」の間の坂です。左の写真方向が「西片上」。右が「日生」方面。
まっすぐで、ダラダラと登って行く坂・・・暑さも有って、キツかった!


再び現れた海で・・・。

長い登りの後、一気に下って行って「岡山ブルーライン(無料になりました)」の下をくぐると、
再び目の前に海が見えて来ます。

ここ、路肩も狭いのに、大型車の通行が多いので、要注意です。
暑くてたまらないので、突堤に退避・・・でも、風は有るんだけど、生暖かい。ダメだな(笑)


「西片上」に着いて「片上ロマン街道」の起点へ。

「瀬戸内夏ポタ」の最後は「片鉄」を走って「和気」まで向かいます。
ですが、忘れてた・・・そう、いきなり28.6パーミルの登りだったな・・・。
時刻は、14時過ぎで、一番暑い時間だし・・・頑張って行こうか(笑)


これが28.6パーミルの坂・・・この季節じゃ無きゃ、そんなにキツい訳でも無いんだけど。

ずっと登ってます・・・日射しを遮る物は、何も無い炎天下。
汗が玉の様に、吹き出て来るのが分かります・・・。

そんな時、右の写真の様な木陰が有ると、天国だなと思えます♪


「峠清水トンネル」です・・・ここで登りは、終わり♪

「片鉄」で一番長いトンネルです。この時期、中の路面は結露して、濡れてますので要注意!

トンネルの中を吹き抜けて来る風が、涼しくて気持ち良いんです。
が、「西片上」側の入り口付近は、木が茂り過ぎ!・・・ヤブ蚊が居そうです〜!!

と言う訳で、反対側の出口で、風を感じながら、しばらく休憩しました。


全身に風を受けて・・・下ります♪

下り切った所は「清水駅跡」。
ホームが残されていて、上が小公園になってます。

左の写真のトイレが、新設されてました!
ん?このデザインは「片鉄」の特徴的な、
トンガリ屋根の駅舎を模したのかな?(笑)

さて、この先に、楽しみが待ってます♪


「大中山温泉」で、一っ風呂だぁ!

いっぱい汗をかきました。三日間の疲れも溜まっているでしょう。
だから「大中山温泉」に浸かって、サッパリしてから帰ります♪

私が来た時、ちょうど誰も入ってません。
これはチャンスとばかりに、中の様子を写真に収めておきました(笑)。

この前来たのが、05年。お父さん、お母さん、御二人とも、お元気そうでした!


風呂上がりの下り坂♪

風が、前にも増して、気持ち良い〜!
空は晴天、雲一つ無し・・・最高のエンディングだなぁ♪


「和気」の町に到着。商店街を抜けて・・・。

途中のコンビニで、水分補給しながら、帰りの列車を「Ezナビウォーク」で調べて。
計画時に、一応調べては有るんだけど、予定より早い列車に乗れそうなので。(笑)

ふむふむ、15時45分発で、「JR尾張一宮駅」に20時29分・・・よし、これだな!

駅に着いて、ヘリオスを輪行状態にして、ホームで列車を待ちました。
そして・・・後は、乗り継ぎを間違えない様に列車旅を楽しみます♪

これで、楽しかった『瀬戸内夏ポタ’08』、今年は無事に終了しました!

本日の走行距離:約45.5kmでした。(「土庄〜大部」も含む)