#247:'10夏旅:「小豆島 池田 〜 土庄 探訪記!」(10/08/09)


夏旅3日目です。今日は「小豆島 池田 〜 土庄 探訪記!」

昨年、台風の影響で不完全燃焼となった夏旅、今年は好天に恵まれて楽しんでまいりました。
今年は、日程を長くし、瀬戸内だけで無く「岡山県北」の町並みも訪ねて来ました。

日程は・・・

1日目:'10夏旅:「津山 〜 新見 探訪記!」(10/08/07)

2日目:'10夏旅:「新見 〜 高梁 探訪記!」(10/08/08)

3日目:'10夏旅:「小豆島 池田 〜 土庄 探訪記!」(10/08/09)

4日目:'10夏旅:「小豆島/土庄 〜 赤穂 探訪記!」(10/08/10)

5日目:'10夏旅:「赤穂界隈 探訪記!」(10/08/11)

では、3日目、「小豆島」に渡って、「池田〜土庄」のリゾートな旅を、御紹介いたします。


3日目のスタートは、昨夜宿泊した「駅前ユニバーサルホテル」から。

「岡山駅」から南へ350m。駅前の南北に走る大通りから、1本東の通りに有ります。
私が宿泊したのは、1泊2食付き¥5,718円の部屋。綺麗でゆっくり寝れましたよ!
(ただし、コインランドリーが無いので、食後に、駅前まで散歩しましたが・・・)

昨夜は、輪行状態で駅から担いだのですが、昨日の山岳が効いてか、担ぎたく無い(笑)。
距離は短いですが、走行状態にして・・・「岡山駅」を目指します。

写真の様に、朝から良い天気です!・・・でも、暑くなりそうだな(^^;


「岡山駅」にて。

今日は平日の月曜日の朝、出勤の人々から、
好奇の視線を浴びました。

で、駅の入り口近くで、輪行状態にしていると、
駅前管理のおじさんが近づいて来て・・・。

おじさん:『どこまで行かれますか?』
私:『高松です。』
おじさん:『ここに停めちゃ、ダメ、ダメ!』
私:『・・・(^^;』


この時点で、輪行袋に半分入っていて、後はヘルメットを括り付ける状態だったのですが。
まぁ、こんな知名度なんでしょうね、自転車を列車で運ぶなんて(笑)。

さて、輪行状態になったので、駅の中へ。


「瀬戸大橋線」の列車に乗り込みますが・・・あれ?

駅に入って、切符売り場で「高松駅」まで¥1,470円の切符を購入。
今日は、ここ以外列車に乗らないので「青春18切符」を使うのは、無駄なんです。

で、「瀬戸大橋線」のホームに行って、列車に自転車を置いて・・・『ん?何か違うぞ・・・』。
そうです、これ「マリンライナー」じゃ無いんです。特急「しおかぜ」松山行き(笑)。

1年ぶりだと、こんなもんか?(いやいや、朝からボケてます)。


こっちが「マリンライナー」の車両です。

『そうそう、こんな感じの車内でしたね〜』と、妙に納得して、自転車を固定。(写真:右)
「マリンライナー」の先頭車両は、2階建て車両になっているので、自転車を置くなら、最後尾がお勧め。
ただし、車掌さんが出入りする場合も有るので、車掌室のドアを塞がない様に!

今回の「前輪だけ外すタイプ」の輪行袋だと、写真の様に立てて固定するのが良いですね。
この状態で、列車に当たっている部分は、リアタイヤ/サドル/グリップ/ペダルなので、
自転車の損傷の可能性は、ほとんど有りませんから。


「高松駅」まで快適な列車旅♪

「茶屋町駅」からは「茶屋町線」の廃線跡の遊歩道が、ちらちら見えてたり。(左の写真の看板辺り)

「児島駅」辺りからは「瀬戸内海」の眺望も♪(写真:右)

「児島駅」を出ると、いよいよ「瀬戸大橋」部分。

「瀬戸内海」を渡る橋からの眺めが期待出来ますが、橋の構造物に遮られるので写真は難しい(^^;

島の部分になると、時々、構造物が無くなるので、そこなら落ち着いて撮影出来ます。(写真:右)

ほんと良い天気です。天気が良いと、ほんと素晴らしい眺めですよね♪


約55分で「高松駅」に到着。

何度か説明してますが「高松駅」は、終着駅の
様な構造で、ここから先にレールは有りません。

「瀬戸大橋」が無かった頃は、ここから先、
「高松港」までレールが延びていて、連絡船に
列車を載せて「宇野港」まで行っていました。

さて・・・やっぱり昨日の山岳が効いてる(^^;
今年は「高松」のうどん行脚は中止して、
ノンビリしようと♪


でも、やっぱり『うどん』は、行っておきたい♪

と言う訳で「高松駅」名物の「連絡船うどん」へ。
駅構内に有りますので、乗り換え待ち時間にでも食べれます。
もともとは「宇高連絡船」の船上で営業されていたのを、駅構内で再現した物だそうです。

かけうどん¥320円。ちょっと麺が太いですが、味は、まぁまぁ(笑)。


「高松駅」前の広場にて。

駅前で、走行状態にして、記念の写真を何枚か撮影♪

毎年「高松」に来ると、ここで記念撮影してますね!
列車を降りて、駅の改札口を出て、駅前広場に来るまで、一切段差は有りません。
また、改札の幅も車いすが、十分通れる広さを確保した所が有って、『バリアフリー駅』として、
表彰を受けています。自転車を担ぐ、我々にとっても有り難い事です!


「中央埠頭」付け根の公園にて。

一度、乗船するフェリー乗り場に行って、フェリーの時間を確かめて。
一昨年同様、11時10分の「池田港」行きに乗船する事に決めて。

「高松港」の周辺は「サンポート高松」と言い、公園や色んな施設が有るんです。
そこの2万トン級の船が停泊出来る「中央埠頭」の付け根辺りが、お気に入りなんです。

例年なら、せいぜい缶コーヒーを飲む程度ですが、今年は当然「カフェ・ド・サンポート」かな♪
海を眺めながら、ノンビリ、ゆったり。珈琲の香りや味を楽しんで♪♪


定刻通り「池田港」に向けて出港♪

乗船するフェリーの船内には、エアコンの効いた密閉された客席が有ります。
ですが、毎回、デッキの上で、潮風に吹かれながら過ごすのが好きです。
もちろん、デッキにも屋根の部分も有りますから、日差しにやられると言う事も有りませんし♪

積み込んだ自転車の固定は、こんな感じ。(写真:右)
2個の木製のタイヤ止めだけですが、これで、大丈夫なんですよ〜!
(スタンドが無いと違って来るんでしょうが・・・)

快適な船旅の時間は、約60分。

今日は風が強くて、波が少し高かったかな。でも、揺れて不快とかは皆無でした。

約1時間程で「池田港」に到着です。島に近づくと、波も穏やかになって・・・良い感じだ♪(写真:右)


「池田港」に到着・・・さて「小豆島」を楽しみましょうか♪

左の写真、接岸するまでに待機していた時の物。船員さんの前の部分が、乗り降りのスロープ。

下船したら「池田港」のキャラクターなのかな・・・可愛いんだけど名称不明。
「池田町」のマスコットが『カエル』なので、その人魚版?

さて、今年は何処を巡ろうかな?

例年なら「田浦」地区に有る「壷井栄」氏の
「二十四の瞳」のモデルの「岬の分教場跡」へ、
シーサイド・ポタなんですが。

どうも、そっち方向の空模様が思わしく無い。
黒い雲が低く掛かっていて・・・。

と言う事で、行った事の無い「前島」方面へ。
綺麗な砂浜に出会えるかな♪


いきなりですが、こんな海岸線を♪

港を出て、素直に国道を「土庄」方面に向けて走らせます。小さな峠を越えて・・・。
海岸線に出れそうな小道が有ったので、早速、寄り道♪

漁師町の中の細い路地の様な道を抜けると・・・こんな海岸線に♪
うんうん、これ、これ♪島の西方向には、雲も無く、写真の様な青空です。


再び、国道に戻って、淡々と。

何カ所か、この様な登りは有りますが、
昨日の事を思えば、何ともない♪

乗ってるのがMTBで、私が進化した訳では、
決して無いと思うけど(笑)。

さて、登りきったら、また海岸線に出て行こう♪


またまた、こんな海岸線に♪

小さな漁港の堤防の上です。あまりに景色が良くて、ついついこんな場所まで♪
写真に撮れなかったけど、けっこう大きな魚が泳いでいて・・・食ったら美味いだろうなぁ(笑)。

そしてまた、海岸線を進んで・・・右の写真の様な、ビーチ♪
誰も居ないんですよね・・・泳いだら最高だろうなぁ♪♪

でも、シャワーの設備も無い、水道も無さそうだから、後が面倒・・・我慢、我慢(^^;


「土庄」の町への最後の坂道を越えて・・・お昼ご飯を入手!

ここの坂を登ってしまえば「土庄」の町までは、一気に下り。さて頑張って行きましょう!

「土庄」の町に着いたら、お昼ご飯を手に入れます。
どこか食堂で、とも思ったのですが、この景色に、この天気でしょ。
ピクニック気分で外で食べるのが良いなと・・・お弁当屋さんを見つけたので、購入して。

このお弁当屋さんの手前、「ダイソー」が有る所から「前島」なんです。
「小豆島」と総称されますが、大きな「本島」と「前島」と多くの小さな島で構成されてます。
「前島」は「本島」の次に大きな島で「土渕海峡」と言う「世界一狭い海峡」が間に有ります。
位置的に言うと、本島の西にくっついた形で、別の島と言う風には、地図上は見えませんね。


「天使の散歩道」に寄り道♪

お弁当を購入して『さて、どこで食べよう♪』と、余所見しながら走らせていて。
フェリーの中で見た、ポスターに載ってた「天使の散歩道」を偶然、発見(笑)。

正面に回ると、こんな感じで。

干潮時に陸続きの「弁天島」から「中余島」「小余島」「大余島」が砂州で繋がるのだそうです。
当然、干潮時ですから、日に2回だけ。しかも、日によって時間も違ってくる訳で、ラッキーでした。

が、ここって『恋人と行く、人気スポット』だとか・・・(^^;
じゃ、おっちゃんには、関係無いじゃん!と、写真だけ撮って、とっとと退散です。(笑)


そんな事より、昼ご飯スポットを!

お腹空いてます。かなり、お預け気分です!
ところが、探すと良いとこって無かったり。

「鹿島海水浴場」の看板が有って、
ここにしようかと思ったのですが、
浜に入るのにもお金が必要らしくて、素通り!

もう少し、行ってみますか(^^;


今日の昼食スポットは、ここ♪

国道が山に上がって行く手前に、漁師町が有ったので、そこの奥へ。
だいたい、こう言う場所には、漁港が有るもんだし♪

と言うまったくの感で、この浜に到着(笑)。
ちょっと、海草が打ち上げられたままで、綺麗なビーチ、って訳には行かないけど、
一人、海風に吹かれながら、お弁当を広げるには、静かだし良いんじゃないかな♪

で、お弁当を食べた後は・・・しばらく、上半身裸になって、寝転んでました。


お腹も落ち着いたし、少しウトウトもしたし♪

さて「前島」探訪を続けましょう!・・・って、いきなり、登りなんです。
しかも、斜度がどんどん上がって行ってます。今日はリゾート気分のはずなんだけどな(^^;


登ったら下る♪

右の写真の様な景色を見ながら、気持ち良く下って行きます。
でも、この景色、なんか不可思議な感じ・・・ヤシの木に普通の山村風景ですもの。


小さな隧道を抜けて、漁師町を見下ろしながら。

部分的に、道は拡幅されてますが、隧道部分は狭いまま。クルマが来ない時を狙って通過です。

隧道を抜けると、また「瀬戸内海」の景色と、夏の日差しが眩しくて♪


坂の途中に『足の神様 足尾神社 すぐそこ』なんて看板!

『足の神様』って書かれてたら、素通りは出来ないじゃないですか!
と言う訳で、貧脚が少しでも良くなります様にと、お参りして(^^;


神社の前の道をそのまま進んで。

ま、どこかに出るだろうって感じです。

「小豆島」には、いっぱい民宿が有って、
だいたいどこも漁師さんが経営されてるので、
どこでも美味い魚料理が食べれるのですが・・・。

一人旅だと、なかなか泊めてもらえない!
泊まってみたいんだけどなぁ・・・(^^;


漁師町の狭い道を進んで行くと、こんな分岐が。

「小豆島八十八カ所霊場」の「60番 江洞窟」の道標が有りました。
ちょっと面白そう(不謹慎な)なので、寄り道してみる事に。

左手に進んで行くと、漁港のすぐ横の岩壁に、赤い鳥居とお堂が有りました。
その岩壁が、海水によるのか、凄い浸食がされてました。

中に入ってみました。

洞窟の中に「弁天様」がお祭りしてありました。もちろん、神妙に旅の安全をお願いしました。

右の写真の、岩肌に梵字が掘られている所は、お遍路さんが祈祷する場所みたいで、
接待所も有ったのですが、誰も居なくて・・・お話が聞けると良かったなぁ。


再び、国道に戻って・・・。

またまた坂道です。登りきった所に、また隧道が有って、そこを抜けると。

また一気に下って行く坂道です。景色を眺めながら、風を受けて気持ちよかったです♪


坂を下りきった所は・・・。

写真の様な、素晴らしい海岸です。もう、それ以上の説明も要らないでしょ?(笑)

かなり泳ぎたいんです。日差しが強いですから、海に浸かれば気持ち良いに決まってます。
でも、入った後の事を考えると、今一つ、決心が付かないんです(^^;


でも、ついに・・・(笑)

今日、幾つ目でしょう。こんな素敵なビーチに出会うのは。
写真を撮るだけのつもりでしたが、ついに、我慢出来ずに・・・泳いだ♪

海水って後が面倒なので、好きじゃ無いんですが、波に漂うって、気持ち良いんですよね。(笑)

波に漂った後は・・・美味い珈琲です♪

水はフェリーに乗る際に「いろはす」を仕入れておいたので、それを。
海水に濡れたままの格好で、お湯を沸かして、珈琲を入れて♪

右の写真の様な景色を眺めながら、珈琲タイムを楽しみました!


再び国道で・・・またまた登って(^^;

気持ち良く海水浴を楽しんだ後は、今夜の宿の有る「土庄」に向けて、のんびりと♪
ですが、写真の様に、また坂を登ってます。

登るにつれて、先程、泳いだ浜を見下ろす形に。ほんとリゾートっぽいでしょ?


「ウミガメ産卵の地」だって!

登りきった後は、下って行きますが、歩道の脇に、左の写真の碑が有りました。

『どこかなぁ・・・』と、海側に気を付けて見ると、小学校の校庭の隅に、ウミガメの像と碑が。
右の写真の手前のソテツの木の横に有ります。校庭の横が、すぐ砂浜なんて、素晴らしい環境ですね!


漁師町を見ながら・・・のんびり、ゆったり♪

左の写真の様に、多少のアップダウンは有りますが、気持ち良く走らせてます。

国道から分岐する旧道っぽい道を入って行くと、「小豆島八十八カ所霊場」のお寺が有りました。
『にわか御遍路さん』よろしく、ちょっとお参りして。


海岸線のストレートを走って♪

ずっと真っすぐです。ですので、気にせず海の方向に目一杯脇見運転のシーサイド・ポタ(笑)。

ストレートの終わりに、またまた素敵なビーチ。さすがに、もう泳がなかったですよ!


本日最後の上り坂です・・・これを越えれば♪

最後の最後に、上り坂が有る事は、想像出来てましたが、思ったより、結構、急で(^^;
その上、大型車両の通行が多くて・・・狭い所では、先に行ってもらって。

登りきった所に、右の写真の『小瀬隧道』の碑。どうも隧道入り口に掛かってる銘板の様です。
今は切り通し(カーソル置くと、見えます)ですが、かつては言うトンネルだったんですね。


「土庄港」に到着し、3日目終了♪

「土庄港」は「小豆島」の表玄関。「高松」「宇野」からのフェリーが発着するんです。
左の写真の桟橋は、高速艇の発着する桟橋。

「小豆島」と言えば、島出身の著名な「壷井栄」氏の書かれた「二十四の瞳」が有名。
何度も映画やドラマ化もされていて「小豆島」でのロケも有ったそうです。
その先生と子供達の銅像が、港のそばに有ります。

この後、宿に着いて、洗濯機を回しておいて、お風呂を済まし、豪華な夕食を堪能しました♪
(豪華な夕食、別画面で大きな画像を載せておきます。→ここ♪

ちょっとハードだった2日目の疲れを取る様な、リゾートなポタでした。
今年は、予定外に今日も海水浴もして、島の良さをいっぱい堪能出来ました。

4日目:'10夏旅:「小豆島/土庄 〜 赤穂 探訪記!」(10/08/10)に続く♪

本日の走行距離:約20.6kmでした。