#21:LOUIS GARNEAU LGS-CCT ’04(事務長4号車)

 *9速化以降は、こちらへ!


またまた、事務長の悪い病気です(^^;。ちょっと、700Cのバイクに浮気してみようかと。
で、ko1さんがシンプル軽量メッセンジャー、バッタンがアラヤのクロスバイクなので、
ちょっと目先を変えて、シクロクロスをチョイスしてみました。

事務長初のロード系STIに苦戦しました(><)!でも、何とか、セットアップ完了です。
次回イベントから登場予定です。みなさん、宜しく〜!!

しかし、置き場所が無い!!!どうしたものか・・・(T T)。


写真の通り、初のドロップ・ハンドル車です。『シクロクロス』と言うカテゴリーの車両です。
『シクロクロス』とは、アスファルト、ダート、担ぎで登りを組み合わせて走る競技です。
ま、簡単に言えば、ダートも走れるロードってとこです。

ダートを走れる太いタイヤなので、街乗りで気になる歩道の段差も大丈夫ですし、
ポジションも本格ロードよりはアップライトな姿勢で乗れます。(重量は11.8kg)

フレームカラーは写真では解りにくいですが、濃い緑色です。渋いです。


主要コンポはシマノのSORAです。3×8速で、『デュアルコントロールレバー』と呼ばれる
ブレーキレバーが変速レバーを兼ねたタイプです。
(初めてなので、セットアップに少々苦戦いたしました。レジェロさん、どうも、です。)

ハンドル中心近くの小さいレバーは、補助ブレーキレバー。
アップライトな姿勢で乗る時に使うブレーキレバーです。

フロント・フォークは見るからに頑丈そうな『クロモリ』製です。
しかし、十分なクッション性も兼ね備えています。


クランク・セットはスギノ社の「XD2000T」で50T−40T−30T。
これは、全体のイメージに合わないので、近々、シンテシのに変更したいです。

フロント・ディレーラーはシマノ社のSORA。下引きタイプです。

リア・ディレーラーもSORA。リア・カセットもSORA(HG-50-8)の
12-13-15-17-19-21-23-25Tで、シンテシのと同じです。


ブレーキはテクトロ社の「992AG」。
太いタイヤのクリアランス確保とダートでの泥詰まり防止の為に『カンチ・ブレーキ』タイプです。
Vブレーキに慣れているせいか、効き具合はちょっと「?」です。
ロードのSTIレバーでも使える「ミニVブレーキ」と言うのがあるので、変更するかも、ですね。

タイヤはCHENG-SHIN社の「CST C-1313 700 X 35C」。MTBセミ・スリック26×1.5より、
ちょい細いくらい。


サドルはオリジナルはSDG社の「BEL AIR」でしたが、私の尻にはお馴染みのこれ。
セラ・イタリア社の「オクタビア・ゲル」です(ストック品)。

リムはALEX社の「DV15 36H」。
シマノ社のロード様の完組ホイールにも興味ありますが、『シクロクロス』のイメージからすると、
どうかな?ってところです。(その内、変更するかも・・・。)


<総評>

走らせてみての感想ですが、確かに700Cは速いです。ま。本格ロードのタイヤでは無いので、
それ程走行感は変わらないですけどね。
ko1さんの「シンプル軽量メッセンジャー」の完成試乗に『田中珈琲店』さんまでの途中で、
乗り換えてみましたが、タイヤサイズを細くすれば、ロードと同等に走れてしまいます。
オフ対策のアップライトな姿勢が取れるので、ポタリングも楽です。

実は、この記事を書いている時には、クランクをシンテシの物に変更しました。
また、改良記事をアップしますね。他に変更して行きたい所もたくさんあります。
が、資金不足で、当分無理です!(^^;。

で、置き場所の件とシンテシはどうなったか?クランクとBBを取られて、ホイールもKOZAさん
から要請がありまして譲る話になって・・・部品剥ぎ取り状態???

しか〜し、そんな可哀想な状態にはしてませんよ!!
ちょっとイメージを変えた「落ち着いた街乗りバイク」に仕上げてあります。
シンテシは今後、イベント時の貸し出し用バイク(前から1台欲しかったんです)兼、
引き続き『事務長2号車』で頑張ってもらいます(^^)。


<改良:1 2004/06/13>

早速なんですが、改良です。改良点はクランクでして、オリジナルのシルバーのクランクが
デザイン的に浮いてしまってましたので、シンテシに使用していたのを移植しました。

オリジナルに比べて、しっくりとまとまったでしょ?ギア数も変わりました。
50T−40T−30Tから52T−42T−30Tで、よりロード系のギア数です。
これの変更には、BBも必要でして、オリジナルが110mm→122mmにしてます。

このクランクだとチェーンはスーパーナロウHGで行けるのですが、何故かフロントの変速性能が
出ないので、IGチェーンを使用しています。

「大人の夜遊び」に出かけまして、テール
ランプがやっぱり欲しくなりましたので、
こいつもシンテシから移植です。

今後の計画は・・・全体のデザインから
黒系の部品で統一したいので、STIや
ディレーラー類をシマノ社の『105』に
変更して行きたいかな。(資金が溜まればね!)

移植ドナーのシンテシも、ちゃんと
組み上げてますよ!
→#9:SINTESI JADE改


<改良:2 2004/06/18>

Vブレーキに慣れているせいか、どうしてもオリジナルのブレーキのタッチに不満がありまして。
ミニVブレーキも考えましたが、レジェロの店長さんにも薦められまして、シマノ社の新カンチ
ブレーキの「BR−R550」を試してみる事にしました。

形状的には、従来からのカンチと変わらないです。シュー自体はVブレーキの物と同じですので、
Vの物が使えます。シューが減ったら、シューのみの交換ができて、整備性が良いですね。

で、問題の効き具合ですが、文句無しに改善されました。
これは、ブレーキ・アームの剛性が上がって、ブレーキのタッチが良くなり、
ブレーキ・コントロールがリニアになったものと思われます。
また、シュー自体の材質的な違いもあるかもしれません。これは、良いですよ!使えます!!

今後の改良計画は・・・・まもなく、タイヤをオンロード寄りにする予定です。


<改良:3 2004/06/27>

新タイヤ入手です。今回導入したのはMITUBOSHI社の「スピードエキップ」。
700×35Cでオリジナルと同サイズですが、この銘柄は表示よりちょっと細いです。

装着後の全体の雰囲気は変わってません。

幅は、オリジナルのALEX社の「DV15 36H」
(リム幅21mm)に装着して31mmでした。

走行してのインプレッションは、重量が−80g
(新385g、旧463g)と接地面積の縮小分
で、走行感が軽くなり、トレッドのサイド部分が
ブロックで無くなった為に、緊急回避時の走安性
が向上しました。

交換後に、熊さんと走って来ましたが、
ねらい通りの結果で満足しております。


<改良:4 2004/07/27>

新ホイール及びペダル、リア・ディレーラーを導入、新タイヤテスト導入しました。

今回の改良の目玉は、ホイールです。
オリジナルのハブ(メーカー不明)の回りの重さが気になっていたのと、全体のデザインの中で、
ホイールのブラック化が必須だと思ったからです。どうでしょう?引き締まったと思うのですが。

今回の各部の改良で10.9kg(−0.9kg)となりました。


ホイールの仕様は、リムがMAVIC社の「OPEN PRO」。ハブがシマノ社のXT(M760)。

CCTはリアエンドが135mmですので、シマノ社の完組みホイールWH−R540は、
そのままでは使用できません。ハブ・シャフト周りをMTB用に交換すれば使用できますが。

今回は「ワールド・サイクル」さんのオリジナル完組みホイールを上の仕様で選びました。
理由は、こちらの方が軽くなる(R540が1870g+α、今回1827g)のと、
いつもの写真検討でデザイン的に合わなかったからです。
オリジナルとの重量比較ではフロント−159g、リア−162gと軽量になりました。

ホントはハブをLXにすれば、もう少し軽くなったのですが、色がイメージに合わないので
止めにしました。


リア・ディレーラーを「105(RD−5500)」に変更です。
オリジナルの「SORA」でも変速性能に不満は無かったのですが、鉄プレスと樹脂の
安っぽい概観が気に入らなくて(^^;。フロントトリプルですのでロングゲージの方です。

ペダルはアラヤにも使っているTIOGA社のシュアーフット7(PDL056)。
踏みが軽いので、これ、かなりお薦めです。重量的にもwellgo社の物が361gですので、
−100gの軽量化です。


タイヤは変更と言うよりも『テスト』です。
MITUBOSHI社の「スピードエキップ」700×35Cから同700×32Cに変更です。
今回のホイールに取り付けて、実測26mmです。走った感じは、確かに漕ぎは軽く、スピードの
乗りも良いです。
が、多少、歩道の段差などのギャップでの不安感は否めません(あくまで『感』ですが)。
重量は1本当り−60gです。チューブもスペシャライズドの28C〜38C用の140gから、
パナレーサーの27C〜31C用の120gへ変更しました。タイヤ関連でトータル−160gの
軽量化です。
ただし、このタイヤ関連は、普段の走行時に気を使う様なら、35Cに戻すと思います。

<改良:5 2004/09/24>

より快適に走る為に、クランクギアとリア・カセットの歯数を変更しました。

お恥ずかしながら、シンテシから移植した
スギノのRD5000Tの52Tでは、
平地巡航でリア・カセット13T〜26T
でも踏めない事が判明しました。
タイヤサイズを35Cに戻したのも影響して
いるかもしれません。

そこで、コンパクト・ドライブと言う事で
ロード系で流行っている48Tと38Tの
ギアに変更してみました。

またリア・カセットも山対策でダホンの
ノーマルのギアを一部使って13T〜28T
と言うセットを組んでみました。


スギノ社、RD5000Tのノーマルギア歯数は52Tー42T−30Tですが、52Tでは
リアは16Tぐらいしか平地巡航でも使えていません。
そこで、フロントギアを48Tー38T−30Tにしてみました。
これで、14Tのギアで巡航出来る様になりました。

リア・カセットはオリジナルが12T〜25Tでしたが、平地巡航が14Tで12Tが余っており、
登りでは25Tでは足らない事が判明しました。
13T〜26Tのセットをベースに、HERIOSのオリジナルのSUNRACE社のギアから
21T、24T、28Tを使って、ちょうど良さそうなセットを組みました。

MTB用ではLX、ロード用では105(RD−5500)までは、リア・カセットが3本のネジで
スペーサーごと固定されているだけですので、バラして使う事ができるんです。
9速用のリア・カセットでも、8速用のギア間スペーサーを手に入れれば、バラして8速にして
使う事もできますよ!(まず、問題なくいけますが、自己責任でね!!)
ただし、小さい方から2枚のギアは、それぞれ、固定専用と、スペーサーと一体ですので、
8速用オリジナルを使用します。

8速用は軽量化の肉抜き穴が無いので、9速用の穴空きギアを使うと軽量化も図れます。
これは、近日実施する予定です。


<改良:6 2004/10/30>

より快適なポジションを求めて、ハンドルとステムを変更しました。

改良前に比べて、かなり快適になりました。
本来のロードバイクのポジションからするとおかしいのかもしれませんが、
事務長1号車アラヤを基本としてやり直しました。
オリジナルのCCTはハンドル/サドルの関係をSTIが操作し易くすると、
サドル位置がBBに対して車両前方に出てしまいます。
結果、クランク上死点での膝の曲りがキツくなり、アラヤに比べて快適とは言えませんでした。
(膝の皿と母指臼の関係は、何とか許せるレベルなんですけどね。)

今回の改良はハンドルとステムを変更して、ハンドル、サドル、BBの位置関係を改善しました。


ハンドルは日東の「Neat Mod.184 STI-80 390mm」をチョイスしました(左の写真が改良後)。
このハンドルはシマノ社のSTI専用設計で写真の様に、ハンドル上面からSTIへのつながりが
直線的になり、まるでMTBのバーエンド・バーを握る感覚にできます。
(ハンドルとSTIのつなぎ目に、バーテープの切れ端を仕込んであります。)
この結果、手首への負担が減り、走行後の腕の筋肉の疲労感が解消できましたよ。

また曲りまでの長さが、オリジナルの95mmに比べて80mmと短くできるので、
サドル/ハンドルをBBに対して相対的に下げる狙いが実現出来ます。


ステムもオリジナルの80mmに対して、「dixna」の「カトロワステム」の60mmに変更。
これ、アラヤなどで使っている「グランジ」のブランド違いで、質感、精度共に満足いく物です。
このステムを上下逆に使用して、オリジナルのアップライトさは失わない様にしています。

オリジナルに対して、ステム取り付け部分の高さが5mm長くなるので、コラム・スペーサーを
短い物に変更するのですが、ブラックではなくシルバーにして、アクセントにしています。
市販品を使えば簡単なのですが、ルイガノのオリジナルは径がちょっと太く段差ができるので、
カットしてブラスト処理した自作品です。

総合的な改良結果ですが、サドルの取り付けが調整幅いっぱいに前から後ろよりセットできました。
これにより当初の狙い通り、1号車アラヤ並みのハンドル、サドル、BBを実現出来ました。
走行後の感想は、40km程、登りのあるコースをポタして来ましたが、気になっていた疲労感は
かなり解消でき、快適なツアラーに仕上がりました。(^^)V(完成重量:11kg)


<改良:7 2005/01/01>

先日、ドロップツアラーに改良したシンテシのVブレーキの効き具合に比較して、
CCTのカンチブレーキの効きの弱さが気になってました。

ヤフオクで「テクトロ」社のミニVブレーキが安く出てましたので、早速手に入れて装着しました。

遠目に見た、外観の違いは有りませんね。
ブレーキ回りがちょっとだけスッキリ
したぐらいです。

しかし、効き具合はバッチリ!
意識すればジャックナイフも可能です。
前の「シマノ」社のカンチブレーキ
「BR−R550」より数段上の効き具合です。

通常のVブレーキと、このミニVブレーキの
違いについてはこちらをどうぞ!

Report#23:
ミニVブレーキ、「使ってみました!」


「テクトロ」社の方には申し訳無いのですが、外観の仕上がりは、現物を見る迄心配していました。
が、その心配は必要有りませんでしたよ。同社の他の物に比較して、かなり良い出来具合です。
(フレーム取り付け部分に若干のガタが有りますが、「BR−R550」と同等です。)

ただし、ブレーキシューの部分は面積が小さいので、「シマノ」社の「BR−R550」の物を
使用しています。
また、Vブレーキバナナも「シマノ」社の物を使っています。
理由は、この部分の仕上がりは「シマノ」の方が良いからです。

効き味、コントロール性共に、大満足の物ですよ〜!これ、お薦め!!
注)タイヤサイズが細い場合は、話が別です。つまり、いくらブレーキが強力になっても、
タイヤのグリップが小さいので、ロックし易く、かえって使いにくくなってしまいます。


<改良:8 2005/04/17>

CCTの上級モデルのCCRにはカーボン製のフロントフォークが装着されています。
ko1さんの1号車や、ひみよしさんのセコイアに試乗させてもらって、
カーボンフォーク独特の振動吸収性の良さに魅力を感じていました。
市販品も考えましたが、フォークに入っている「ルイガノ」のロゴを無くしたくなくて
躊躇していたのですが、ある所から、CCR純正のカーボンフォークの中古を手に入れる事が
できましたので、今回装着しました。

合わせて、最近バージョンアップしたり、変更した部品について紹介します。
今回の状態で10.3kg(サドルバッグは除く)になりました。

見た目にフロント回りが逞しく精悍になった感じがします。
さすがにカーボンフォーク、コラムこそ鉄製ですが、重量は逆にー332gの軽量化を達成です。

狙いであった乗り心地の改良効果は、ゴツゴツとした感じが消えて快適になりました。


ヘッドパーツに近い部分は黒塗装ですが、それ以外はカーボン生地が見えています。
市販品の方が重量的には軽いのですが、この「ルイガノ」のロゴを残したかったのです。

オリジナルのクロモリフォークに比べて、フォーク長が若干短くなったので、
操縦性の変化を心配しましたが、気になる特性は出ていません。

ただし、他の部分に、ちょっとした問題が発生してしまいました。


サイクルコンピューターが作動しない!

以前より「CAT EYE」社の「CC-FR7CL」
コードレスのを使っていたのですが、
作動しないのです。

電池を新品交換したり、シンテシやアラヤに
装着している同製品と付け替えてみたのですが
ダメでした。

ふと見ると、地面に置いた別の本体は
作動しているのです。
センサーと本体のライン上にある、クラウン
辺りが電波を吸収しているのでしょうか?

仕方が無いので、コード式の「CAT EYE」社の「CC-MT400」に変更しました。

ステムですが、シンテシ同様に「グランジ」のMTB用の「タフェックス ステム」に変更です。
ポジション的な問題からの変更では無く、装着していた「dixna」の「カトロワステム」が
製造精度不良でハンドルの右側が下がってしまうので、手持ちのこのステムに変更しました。


フロント大ギアを変更しました。48Tから50Tに大きくしています。

理由は、次で紹介しますがタイヤを32Cから28C(実際の太さは26Cから24C)に
サイズ変更した為、踏み心地が軽くなり過ぎた感があってです。

フロントディレーラーは、「シマノ」社の「105(FD−5504B)」に変更です。
変速性能自体は、オリジナルの「SORA」でも、IGチェーンを使用してやれば悪く無いが、
「105」採用で、部品の軸精度が上がってますので、チェーンをスーパーナロウHGに変更。
今回の変更の目的は、質感の向上を狙っての部分が多いです。


今回も、タイヤは変更と言うよりも『テスト』です。
「MITUBOSHI」社の「スピードエキップ」700×32Cから同700×28Cに変更。
ホイールに取り付けて、実測24mmの幅です。
細いタイヤでの走行感について、試してみたかったのが一番の変更理由ですね。

重量は1本当り−50gの軽量化です。チューブもパナレーサーの27C〜31C用の120gから
パナレーサーの「R−AIR」18C〜23C用65gへ変更しました。
タイヤ関連でトータル−210gの軽量化です。

使った感じですが、道路の段差を平行に横切る際の「レーリング現象」や段差乗り越え時に
気を使いはしますが、それ程、神経質にならなくても良いみたいです。
しばらく、これを使ってみようと思います。